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正しき近畿大学サッカー部員たちが報われることを祈って

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「自分に何ができるだろうか?」
いや
「自分に何ができただろうか?」
と、ずっと考えています。
 
今日の件があったからではなく
最後に伺った2年前の
あの日以来ずっと。
  
 
ことの発端は
新型コロナ感染拡大防止の
あの自粛期間中にあったらしい。
当時は部の活動も中断しており
当事者たち以外は誰も
そうとは知らずにいたけれど。
 
   
監督である松井さんからは
その期間中にもご連絡頂いて
部員たちを想うお気持ちが感じられました。

「この前代未聞の苦境を
 サッカー部員として
 大学生として是非乗り越えて
 少しでも成功体験にかえてもらいたい」

そんな熱く深い想いを。
   

サッカーに打ち込むために入学してきたのに
サッカーをさせてあげられない。

せめてモチベーションだけは
維持させてあげなければ。

共にそう案じていたときに
まさか。
 
 
松井さんは元日本代表の正守護神。 
自分はGKコーチになられていた
湘南ベルマーレ時代にお世話になり
ピッチ内でもピッチ外でも気にかけて頂いた。

競技経験は野球のみだった自分に
プロサッカークラブのトップチームという
勝負の現場でまず存在意義を与えてくださったのは
松井さんだった。
 
これまで何の縁もなかった
自分とサッカー選手たちとの
接点を演出してくださったことで
心の余裕が生まれて
自分の本業にも打ち込むことができた。
 
いつもこちらの意見を尋ねてくださり
「なるほどな」と常に受け止めて
前向きに対話を促して頂きながら
自分のサッカー観すらも認めて
育んでくださっていたんだと。
 
そのお陰で
20年経ったいまも
この世界に関われている。
  
お互いチームは別れても
自分が一度サッカー界から離れたあとも
サッカーのみならず
人としての生き方や次世代への遺し方について
意見交換させて頂きながら
今がある。
 
   
そんな松井さんご本人は
ご自身の精進によってこそ
「80年代を代表する」とまで称された
日本代表の正GKとなられた。
 
同時期に関西大学リーグで活躍した
岡田武史さんと共に日本代表に招集され
弱音を吐きそうになるときも「頑張ろうや」と。
  
まだテレビ中継がなかった
敵地でのワールドカップ予選で
好プレーを連発された松井さんの逸話は
目撃した記者たちの語り草に成るほどで。
 
「代表選手として
 ふさわしいプレーを」

自分自身にそう課して
より高みのプレーを目指されて。

その高貴なる姿勢は間違いなく
今日に至るまでの全ての
代表の守護神達に受け継がれており。
 
 
そしてこの
近畿大学サッカー部の選手たちにも

「サッカー選手である前に
 まず一人前の社会人たれ」

「サッカーをプレーできる
 有り難さと感謝を忘れるな」

と、常に松井さんは諭されていました。
  
今の世代に響かなければ
言葉を変え、接し方を変え
相手に求めるだけでなく
ご自身も変化されながら。
 
  
そんな松井監督のもと
サッカー的な能力のみならず
人間的なものも高めていって
JリーグやJFLのクラブに
何人もの部員たちが羽ばたいて行って。
そして一般社会にも多くの若者が。 
 
 
「これを機に連帯責任という悪しき慣習を打破したい」

そんな大仰なことではなく

「罰せられるべき者こそ、罰せられること」
そして
「実直にサッカーに励んできた者こそ、報われること」
を心から深く深く願います。
  
 
大麻に手を染めた部員が5名のみとは
限らないかもしれません。
 
しかし
実施中の捜査や調査ののち
関与が無いと認められた人間に対しては
どうか活動停止から解放されてもらいたい。

そして
できることならば
その後のプレーをも叶えさせてあげたい。
  
 
自分にはただ
そう祈ることしかできない。

だから
賛同します。


下記サイトにてご賛同者のご署名を募っております。
是非、ご覧頂きたく存じます。

■オンライン署名サイト「Change.org」
 「近畿大サッカー部の活動制限を大麻使用者のみに」キャンペーン
  https://www.change.org/SaveKindaiSoccer


■再「正しき近畿大学サッカー部員たちが報われることを祈って」
 https://note.com/nyamish/n/n2165e1eb21f6

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