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私が見たNYC。ジャクソンハイツ。

ハーレムのアパートを一ヶ月間住ませて頂き
次の住まいはクーンズのジャクソンハイツに決まった🏠
アパートではなく一軒家の半地下。
中国系アメリカ人のオーナーさんで、小さな子供が居てあたたかい雰囲気だ。

ジャクソンハイツは、インド系移民の人々が多く住むエリアで、レストランから
カレーのいい香りが漂ってくる🍛

半地下という事もあり日当たりが悪く、朝起きるのが大変で
語学学校は休み休みになり学校嫌いが出始めた。

そんな時一本の電話。
なに?君トラック(ビート)作ってるの?
電話してきたのは、私がweedを頼んだ人だった。

電話で彼は、俺は日本で、こういうグループで活動して、この人もあの人も知っていると言う。私は知識が浅く知らなかった。
その時の彼は必死だったのだろう。

ジャクソンハイツの家で私が作ったビートを聴かせる事になる♪
駅からバスで10分ほどの家だった為、駅で待ち合わせする事になる。
私は待ち合わせ時間に少し遅れてしまい、彼はお前、俺の事なめてんだろう?
ボクは対応に困った。

家でweedを吸い、彼も笑顔を取り戻し、私が作ったビートも気に入ってくれたようだ。そして彼は俺もビートを作りたい。教えて欲しいと言われた。♪
彼の名は、ムクナ君

ムクナ君は私に学校なんて行っる奴はhiphopで成り上がれる訳ない。
俺はギラついているヤツを探してる。
一緒に成り上がっていけるヤツを探している。
彼からは他の人にはない勢いと情熱を感じた。

私は彼からの学びが必要だった。
彼もまた、皆にフレンドリーに出来る人間、信じれる仲間が必要な時期だった。
何より仕事が出来る人。 自画自賛😆

数日後ムクナ君から電話で、今から来れるか?
私はムクナの勢いと、その行動力から、待ち合わせ場所に向かった。
そこでは数人の、日本人男性らがweedを吸って楽しそうだった。

とりあえず、お前もこれを持っておけ、私が購入した物と同じweed6個、ケース
に入っているのを渡された。
学校行っているんだったら欲しい人いるだろう?
い・る・と・思うよ…😏

そうしてボクは彼らとつるむようになった。

多くのhiphopアーティストはweedで音楽活動を支え創作している事も私は理解していた。
なかには子供がいる家族がweedで生計を立てていたり、学校で高校生が回しているのはよくある話しだ。

渡米前、日本のタワーレコードで『ハイ・タイムズ』(High Times)
マガジンが輸入雑誌のセクションに置いてあり、こんな雑誌が出るくらい
読む人がいるくらい、大麻ってオモシロイんだな!と思った事を思い出した。
今年は雑誌発刊からなんと50年🌿

数週間で新たな紹介、ムクナ君からの依頼、リピーターで瞬く間に忙しくなった。
彼はルームシェアから念願の一人住まいに。
引っ越しが出来る経済状況になりハーレムに引っ越す事になった。👏

必要な家具はハーレムの近所で購入しムクナ君の理想の部屋ができた。
彼はDJをしておりターンテーブルやそのほかのビート制作するための機材を購入しに中古楽器店へ向かった。そこで新たな出会いが待っていた。




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