2018.11.19 「神さまを待っている」のもわかるんだけどでもやっぱり神様は自分でつかまえにいきたい派なのだけどでもうん、わかるよ
こんばんは~月曜日ですね~。いかがおすごしですか。寒くなりましたね、どうですか、元気ですか。私は今日一日かけても終わらない研究室仕事とバイトに辟易しながらまたしても研究室にやって来ました、なう。あと寒さね。寒さに辟易どころの話ではないよ、ねえほんと。駅を出た瞬間の風の冷たさに研究室行くののほんとやめようかと思いましたよね。
でもスピッツ聞きながら歩いてたら、やたら星が多く見えて(どうなんだろう、寒いと星が見えやすいとかあるのかな、うーんなさそうだな、でも昼間は曇ってたのに夜になるとこんなに晴れるんだな)、すっごくきれいで、スピッツはあいかわらず冬の夜に聴くのが一番いいし、まぁ頑張ってやっていく気になりました……。スピッツ、偉大すぎる。
ええとね、週末は書評用に色々読みましたね。友達が朝やって来て(なぜ朝やって来たのかというと、うーん20代だからみんないろいろあるんだよ!)、私のベッドですやすや寝てたんですが、その横で濃ゆい紅茶飲みつつ一気に読んだ『奥のほそ道』が、……ほんとうに、ほんとうによかった……。ついったーでもつぶやいたけど……。のだけど今『奥のほそ道』が手元にない。ちゃんと本ひらきながら感想書きたいし、明日にでもここに感想書きますね。
色々読んだ中の一冊が『神さまを待っている』(畑野智美)という本で、わりと面白かった。社会派小説。主人公の女の子が大学を卒業するもうまくいかずに派遣社員になって、そして契約が切られあれよという間に漫喫生活へ……という話。「貧困女子」なんて言葉があるけど(なんかこの言葉きもちわるくてほんと好きじゃないけど。何をノリ軽くしとんねん誰目線やねんキモイわっとぞわぞわ鳥肌立ってくる)、まぁ、そういう現代日本のエアポケットにいるような20代の女の子の人生を描いた小説。詳しくはAmazonのあらすじをご覧ください。
なんつーか、主人公の「人に頼りたくない」っていう見栄からどんどんうまくいかなくなってく感じがすごくリアルで、切実だった。見栄っていうと彼女のせいみたいに聞こえちゃうからよくないんだけど、ええと、しかしやっぱり最近「人に頼ること、甘えることができない距離感」の中でみんな暮らしてるじゃないですか。そこまで他人に甘えられないよな、ってみんな思ってる気がする。本当に。その距離感の描き方が絶妙に上手くて、ほんとこの状況に置かれたらこうなっちゃうよなぁ、としみじみ共感する感じ。
うん、女の子のホームレスとかって、「金ねーんだよ!」って友達にぼろぼろのジーンズで言えるお金のない男の子の話、じゃないんだよなぁ。
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