見えなくてもスマホ, 2-1, ~写真と戦う~

見えなくなってから写真は管理するのも大変だし、見て楽しめるわけでもなし、この
世には存在しないものとして無視してきた。

しかし、会社が自宅待機になってから、障碍者手帳だの、領収書類などの写真を、会
社に送らねばならないケースが出てきた。

私は基本見える人に頼むのが面倒なので、自分で適当に撮って送った。

でも、向きが変だったり、見切れていたり、斜めっていたりとダメだしが出て、結局
ヘルパーさんにお願いするという結果になっていた。

しかし、失敗は成功の母とはよく言ったもので、一番最近の物は斜めらないように書
類をテーブルの端にくっつけて撮影したところ、人事のお姉さんから「バッチリデス
」をいただきました!経験は力なり!!


デジカメの出現とともに、昔より写真が圧倒的に身近になっている昨今、健常者との
コミュニケーションに写真を無視して通る事は難しくなってきた。

・・と言うよりは、寂しくなってくるのです(涙)

最近始めたクラブハウスでも、場面によって皆、プロフィール写真を「着替える」の
です。

視覚障碍者の友達には「プロフィール写真を載せてないと、いかにも盲人っぽいから
、写真は載せときな」と言われ、ヘルパーさんに撮ってもらった写真を載せていまし
た。

それには「お気に入り」マークを付けて、領収書たちと混ざらないようにしていまし
た。

自分のプロフィール写真が、人間ドックの領収書ってのも切ない(涙)


所で、最近関わっている「膝枕リレー」こと「大人の朗読リレー」でお世話になって
いる脚本家の今井雅子先生のルームでは、リレーに参加した人は「ヒザマクラー」の
称号とともに、「膝番号」というのをいたたく。

その番号を、自分のプロフィールに貼れるようにマクラーさんの一人が背番号を作っ
てくれた。

皆膝枕ルームに来るときは、自分の番号に着替えてルームにやってくる。

私はせっかく作ってくれたのにと思いつつも、ヘルパーさんに頼んでまでと思い、こ
ればかりは無理だなと諦めていた。

所が最近「膝枕コンテンツ」が増殖しすぎたためか(笑)今井先生が膝関係のあれこれ
をまとめて、わかりやすくNoteにアップしてくださっている。

その中に「膝番号」のリンクがあった。

見える人の手を借りないでできるかどうか、検証例にもなるかと、ダウンロードを試
みることにした。

せっかく作ってくれたのに、無駄にしては申し訳ないのだ。

次回その顛末を書こうと思います。





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