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ウガンダの幼稚園

皆さん、こんにちは!

ウガンダ在住のamiです。

やっぱり日本の教育は素晴らしいって聞くし、ウガンダの学校は日本の学校と比べたら、おままごとくらいの事しかしてないのかなぁなんて、私は日本にいる間、勝手にずっとそんな風に思ってました。

皆さんは、アフリカの教育ってどんなイメージですか?

ウガンダで生まれた現在5歳の次女は、私の仕事の都合で生後9ヶ月の頃からウガンダのローカルスクールに通っていました。
インターナショナルスクールとかではない、多くのウガンダ人の子ども達が通う一般的な現地校の学校です。

日本でも幼稚園は3歳ごろからの入園になると思いますが、ウガンダでもそれは同様で、次女は保育園と幼稚園の両方が併設された学校に現在も通っています。現在は日本の幼稚園の年長組に相当するトップクラスで学んでいます。

ウガンダは学歴社会で、プライマリースクール(日本の小学校に相当)に入学する際にも入学試験があります。
その為、どの幼稚園も児童達が良い小学校に入れるよう、年少組から文字の読み書きや絵の書き方、足し算や引き算の計算などを身につける事を目標にして授業を行います。
レベルの高いプライマリースクールに沢山の児童が入学できたという実績や評判があれば、保護者の関心も高まり、その幼稚園への入学希望者が増えるようになりますよね。

その為上記を念頭に置き、ウガンダでは年少組から、
・文字を読む
・文字を書く
・絵を描く
・算数
・健康習慣
の、5科目の授業が行われ、その他に水曜日と金曜日の週2日、スポーツデーがあります。

そこでなんですが、私、ウガンダの幼児教育がこんなに凄いなんて想像もしてませんでした。完全に私の考えは偏見であったことが分かりました。
年少組から読み書きを含んだ科目ごとの授業がある事に驚き、そして内容も日本の小学校1年生ぐらいで勉強する内容は幼稚園の間に終わらせてる!

おそらく、日本でもこのぐらいの教育をしている幼稚園もたくさんあるのでしょう。でも、ウガンダではそれがすべての幼稚園で当たり前のように行われていることに驚きました。

クラスごとに児童たちがテーブルと椅子に座り、先生が文字や絵を黒板に書いて教えて授業を進める。なんだか幼稚園から小学校みたいに授業をするんだなぁと感心してしまいました。

私、絵を描くの、すっごく苦手なんですよね。私が遥かかなた前に幼稚園に通ってる頃、先生から自由に好きなものを書いていいよなんて言われたら、全く筆が進まず苦しい時間を過ごしておりました。
が、ウガンダでは、例えば、カゴはこうやって描きます、猫はこの形で描きますって全部教えてくれます。そして、試験で○○の絵を描きなさいという問題が出たときは、先生が教えてくれた絵と同じ絵を描いて答えます。
自由に絵が描ける子どもたちからすると不満があるかもしれませんが、私のような絵が全く描けない人間からしたら、言われた通りに先生の真似をして絵を描いとけばいいなんて、私もそれを教えてほしかったなぁとウガンダの幼稚園生たちがうらやましいかぎりです(笑)

でも、ウガンダの子どもたち、年少組から5科目の授業をこなしていくなんて大変ですよね。
しかも毎日必ず宿題も出ます。
そして、中間テストと期末テストもしっかりあります。
上の写真がその証拠で、
「今週はテスト週間なのでその間宿題はお休みします。」
と書かれています。

そして、学期の終わりには、科目ごとのコメントがきちんと書かれた通知表も渡されます。

途中お昼寝の時間もありますが、朝は7時20分から夕方4時まで授業があります。現在インターナショナルスクールのセカンダリースクール最終学年(日本の高校三年生に相当)に通う長女の授業が朝7時45分から午後2時30分までなので、高校生より幼稚園児の方が授業時間が長いことにも驚いてます。まあ、たまたま長女はインターナショナルスクールに通っているので、ローカルスクールの高校生たちはもっと長い時間授業を受けているのではないかと思いますが。

ウガンダの幼稚園、頑張ってますよね。

日本だと小学校は義務教育なのでその年齢がくれば自動的に小学校一年生になりますが、ウガンダでは入学試験に合格しないと小学生にはなれないので、次女の年長組のクラスには7歳、8歳といった少し大きいお兄ちゃんやお姉ちゃんも通っています。年齢が大きい子どもが幼稚園に通っている理由としては、学費が払えず低年齢児に幼稚園に通うことでできなかったことで読み書きが全くできておらず、小学校の授業にはついていけないと判断される子どもたちが、まずはそれを学ぶ理由で幼稚園に通っているように見受けられます。

ウガンダは小学校でもテストの成績が悪ければ落第もあります。学力向上にウガンダも頑張ってることを知り、私の日本で想像していたウガンダでの教育は完全に間違っていたなぁと日々実感しています。

次女も来年は小学生。次女は引き続きローカルスクールの小学校に通う予定なので、ローカルスクールのプライマリースクールがどんな感じなのか楽しみにしたいと思います。







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