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今日の壁打ち:ChatGPTを日々の活動で使っていくマガジン

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『日々の壁打ち』のまとめマガジンです。 ChatGPTを日々の活動や仕事で使っていくログを残していきます。 【『今日の壁打ち:ChatGPTを日々の活動で使っていくマガジン』発…
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#AI

『今日の壁打ち:ChatGPTを日々の活動で使っていくマガジン』とは?

発刊に寄せて:現代の生成AIは画期的な進歩を遂げているものの、その実用性においてはまだ幼さを残しています。特に、AIが生成する情報の正確性を文脈上で証明することは、時間を要するプロセスです。私が『日々の壁打ち』というテーマで取り組んでいるのは、AIが提供する情報が単なるハルシネーションを越えて、現実に根ざした類推であるかを見分ける試みです。このプロセスでは、経済データやIRデータなどの客観的な情報を基にしながらも、読者によって自然に加わる解釈の幅を考慮しています。 文章とい

日々の壁打ち:2024/2/12~2/16までの米国市況をGPTsが分析する(次週の予測付き)

2024/03/02更新:2月の予測部分を含む記事を公開いたします。以後、無料となります。 ※アップデートとして、2024/02/24に予測部分の検証を追加しました。 ChatGPTで、自分のためにMy GPTsを開発すると、とても面白い体験を味わえる。このnoteは、My GPTsとの付き合い方の記録である。 このnoteのポイント詳細な分析: 本noteは、2024年2月12日から16日までの米国市況についての分析を提供します。各市場セグメント(株式、国債、外為、原

日々の壁打ち:ARMのFYE24Q3(31-Dec-23)の決算分析をGPTsに行わせてみる

ChatGPTで、自分のためにMy GPTsを開発すると、とても面白い体験を味わえる。このnoteは、My GPTsとの付き合い方の記録である。 全体のまとめこのnoteでは、ChatGPTを用いたカスタムAI「IR Analyst」を活用してARMの最新決算を分析し、以下の情報を提供しています。 業績ハイライト: 市場予想を上回る売上高とEPS、特にライセンス収入とロイヤルティ収入の成長を解説。 将来展望と戦略: ARMの成長戦略と直面する課題の洞察。 Earnin

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日々の壁打ち:AIは物語を理解できるのか? DALL-E 3に坂口安吾『桜の森の満開の下』の連画を作らせてみる

2024/01/23改訂版:有料コンテンツとして、本連画のメイキングを追加しました。 ChatGPTで、自分のためにMy GPTsを開発すると、とても面白い体験を味わえる。このnoteは、My GPTsとの付き合い方の記録である。 発端:AIは物語を理解できるのか?DALL-Eを含む画像生成AIが、学習した絵をただ単にコラージュしているだけだという勘違いをしている人は結構いるようだ。この勘違いは、画像生成AIの背景技術であるDiffusion Modelに対する誤解から来

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日々の壁打ち:画像生成AIが作成したイラストを、画像類似性検索AIは判定できるか?

ChatGPTで、自分のためにMy GPTsを開発すると、とても面白い体験を味わえる。このnoteは、My GPTsとの付き合い方の記録である。 問題:AIは、AIの絵をかなりの精度で判定できるのだろうか?OpenAIが提供している画像生成AI、DALL-E 3も含めて、AIによる画像生成で絵を描いているのは、AI自身だと自分は考えている。それらAIに絵を描かせている人の立場は、「絵の発注者」であり、AIが提出してくる絵にディレクションをおこなう「アートディレクター」である

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日々の壁打ち:「アナタに使われることで、自分達も一緒に進化することができる」とGPTは言った。

ChatGPTで、自分のためにMy GPTsを開発すると、とても面白い体験を味わえる。このnoteは、My GPTsとの付き合い方の記録である。 はじめにChatGPTとちょっとした会話をしている際に、こちらの思いがけない視点をChatGPTが指摘してきた。それがとても新鮮だったので、今日はその話をしようと思う。 事の発端米国市場に関心がある人ならば、主要な市場が開かれている間に、ほぼ毎日のように公開される経済指標にも同じく関心があることだろう。例えば昨晩1/3の市場なら

日々の壁打ち:自分専用のAI秘書にレポートを精読させ、ディスカッションをしてみる

ChatGPTで、自分のためにMy GPTsを開発すると、とても面白い体験を味わえる。このnoteは、My GPTsとの付き合い方の記録である。 はじめにマッキンゼーが『生成AIがもたらす潜在的な経済効果』というPDFレポートを出していた。 こちらのレポートの一部を引用して、「今後、生成型AIが大規模に導入されると、高学歴人材の需要が少なくなる」と判断している人が一部にみられた。 この見方が、自分がChatGPTなどを普段使って受けている印象とはまったく逆だったので、疑問

日々の壁打ち:DALL-E 3に『初恋』をテーマに連作イラストを描いてもらう

ChatGPTで、自分のためにMy GPTsを開発すると、とても面白い体験を味わえる。このnoteは、My GPTsとの付き合い方の記録である。 はじめに島崎藤村の『初恋』をDALLIE-3にお題として与えてみて、出てきたイメージをさらに次のイメージへと参照させることで、どんな絵がでてくるのかやってみた。 イメージシードについて最初のイメージのシードとして与えられているのは、「ゴスロリ少女がヒロインのイラスト。16:9のアニメ調の水彩画」と詩の第1節だけである。 なお本

「AIでよみがえる美空ひばり」にみる、AIの活用について: 2021年3月15日

この記事は昔書いたアーティクルのことを思い出したので、facebookのノートからサルベージしてきました。元は2021年3月15日に書かれたものです。 本文自分はボーカロイドV4の収録に立ち会ったことがありますが、ボーカロイドの本質はそれに搭載されている歌声ライブラリにあります。収録とは、そのライブラリを作成するためのサンプリング作業のことです。 https://unity-chan.com/contents/interview/vocaloid-vol02/ その収録

日々の壁打ち:期間分析モードを搭載してみる

ChatGPTで、自分のためにMy GPTsを開発すると、とても面白い体験を味わえる。このnoteは、My GPTsとの付き合い方の記録である。 はじめに前回紹介した、My GPTsのひとつ『U.S. Market Summary』にこれまではプロンプトを打ち込んでその場でやっていた期間分析を、正式に機能として搭載してみた。 ランニングテストとして、2023/12/11~12/22の2週間の米国市況データを与えてやり、その期間の分析をオートでやらせてみた結果が以下である。

日々の壁打ち:生成型AIと人との付き合い方について

エッセイChatGPT 4も含め、最近の優れた生成型AIが出力する情報の「確からしさ」について、AIを許容する人、拒否する人、その多様な立ち場関係なく、思わず呈してしまう「苦言」や「非難」を見ていると、そこにかつてP.K.ディックが『アンドロイドは電気羊の夢をみるか』(※ブレードランナーの原作だが、内容はまったく異なる)の中で描いた「アンドロイドの女を本気で愛してしまったことがある、バウンティハンターが感じた虚無感」と同じようなものを見る想いがする。ディックは、生成型AIが