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日々の壁打ち:期間分析モードを搭載してみる

ChatGPTで、自分のためにMy GPTsを開発すると、とても面白い体験を味わえる。このnoteは、My GPTsとの付き合い方の記録である。


はじめに

前回紹介した、My GPTsのひとつ『U.S. Market Summary』にこれまではプロンプトを打ち込んでその場でやっていた期間分析を、正式に機能として搭載してみた。

ランニングテストとして、2023/12/11~12/22の2週間の米国市況データを与えてやり、その期間の分析をオートでやらせてみた結果が以下である。
出力結果は、別途この他の資料からファクトチェックは済んでいる。

まずは添付された資料の分析

2週間分の市況データなので、まずは各ファイルごとに内容を確認しているようだ。その間も週ごとにまとめをしている。
このモード、後に「どんなファクトを読んでいるのか?」や、「日にちごとに正確にエピソードを読んでいるか?」を確認するために、日ごとにエピソードを出させることもできる。以下がその出力である。

分析期間内の各市場の変化の方向性と主要トピック

まずレポートとして、GPTがこちらをアウトプットしてきた。

分析期間内の市場トレンドの変化タイミング

つづくレポートがこちらである。

期間内の市場動向の詳細分析

次のレポートはこちらだ。

市場動向の将来的な影響と展望

そして最後のレポートがこちらになる。ここまでレスポンスを待っている状態のGPTには「続けてください」しか指示していない。

分析期間での各指数の変化を表で提示する

分析期間内の各指数の変化に関しても、表形式で表示してくれる。
これもファクトチェックには役立つものだ。

GPTに与えたデータについて

期間分析をするにあたりGPTに与えたデータは、日々の米国市況状況をGPT自身がまとめた結果を1週間分、1ファイルにまとめたものである。

それ以上の情報粒度を含むデータとなると、今度はファクトチェックをするこちらのほうが確認するのも大変になり、GPTを使った結果がむしろタイムキラーになってしまう。GPTはあくまで、自分の普段の作業をいかに楽に、効果的にするかという目的で使うべきだろう。GPTのおかげでさらにブルシットジョブが増えるようなことは、なるべく避けたい。

まとめも兼ねての感想

OpenAIのプロンプトエンジニアリングの極意書のようなものにも、「GPTに大量の分析をさせる場合には、途中途中で分析の結果をGPT自身にまとめさせ、それを改めてGPTへの入力に使うとよい」というアドバイスがある。
今回はそれに従って2週間分の米国市況データを一気に分析させてみたのだが、予想以上に洞察に富んだレポートが得られたので、制作した自分自身が驚いている。

GPTsを自分好みにカスタマイズし、さらにその上で何ができるかを試した後で、さらに日々よくおこなう作業をGPTs自身に機能として搭載していく。
そのサイクルで、GPTsのさらなる情報出力の深化が見られるようだ。

GPTs開発は、単なるプログラミングのレベルを超えて、興味深いものがある。

おまけ

鬼星からやってきた、可愛らしいインベーダーのお嬢さんに、来週の米国市場について、天気予報風に説明してもらいましたので、どうぞ。

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