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積読メモ「トゥーサン版ルバイヤート」

フランス語散文訳からの邦訳「トゥーサン版ルバイヤート」。
ルバイヤートはルバイーイというペルシア4行詩形式なんだけど、トゥーサンによるフランス語散文詩からの訳ということで4行詩の形式にはなってない。文語調の文体で趣きあって、美しい詩文なのでとても良い。フィッツジェラルド版よりもペルシア語からの訳出に近い印象。
訳者の解説もとても読み応えあって、良かった。フランスでこういう訳が出ていることが日本でも紹介されるとはいい時代になったもの。
トゥーサンはサーディのグリスタンもフランス語訳しているそうなので、いつか邦訳されることがあれば読んでみたい。

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