1秒で自己紹介をするならどうする?
さてさて、インスタに載せた名刺の話でもしますかな。
フリーランスでデザイナーをやっていると、「名刺の大切さ」に否が応でも気づくことになる。
だって、グラフィックデザイナーなんて資格があるわけでもないから、学校に行ってなかろうと基礎を知らなかろうと名乗っちゃえば「グラフィックデザイナー」なわけですよ。
そんな奴らゴロゴロいるわけですよ。
だからこそ、ちょっとやそっとの名刺じゃ、貰ってもすぐ記憶の彼方に忘れ去られてしまう。
ちなみに私が今まで貰った名刺で衝撃を受けたのは、有名なイラストレーターさんの名刺。
多分半日くらいかけて描いたんだろうなっていうすっごい細かいイラストが描いてあって、表と裏で間違い探しになってた。笑
後はめちゃくちゃ分厚い名刺とかね。いや名刺入れの気持ち!!!(粗品の言い方で)
嵩張るんだよね・・・存在感ね・・・あ、disじゃないよ。
で、まぁデザイナーからすると、完全にあれで試されてる感があるんすよ。
あの55mm×91mmの小さな紙の上で出来ること。
文字のバランス、ジャンプ率、フォントのチョイス、加工もそうだし、もちろん紙質も。
ぜんぶぜーーーんぶ、評価対象になるわけすよ。
「どんなデザイナーか」が1秒で分かっちゃう。やだこわーい。
ちなみに私は名刺のデザインを毎年がらっと変えているんだけど、実はこれにも意味がある。
「カメレオンデザイナーであること」。
私の強みはこれに尽きる。
「特定のトーンのデザインで120点を取る」んじゃなくて、「全部95点を取れる」。
良くも悪くもここから脱却できないことに気づいてからは、これを強みにしている。
だからこそ、毎年「どんな名刺のデザインでもおしゃれ、かっこいい、このひとに頼みたい!」と思ってもらえる存在であり続けること。
そういう裏側があるんですね。
まぁ毎年同じひとに配るわけではないので、ちょいと自己満もあるけど!
そしてやっとこさ今年の名刺のデザインの話を。
今年のメインモチーフは「天秤」。
これは私にとって特別な意味があって、と言うかテーマがあって、「何かを手に入れるために何かを捨てる、そしてその選択を間違えない」こと。
ずーーーーーっと仕事のテーマにしている曲、BUMP OF CHICKENの「同じドアをくぐれたら」って曲なんだけど、しかも恐らくフジくんは仕事について歌っている訳では全くないんだけど笑、でも私の中でずっとずーーーーーっと戒めとしている歌詞であり曲である。
興味のあるひとは調べてみてください。
今年は絶対に、本業でもフリーランスでも、飛躍の年になると確信している。
だからこそ、今年だからこそ、初心に戻るつもりで絶対に天秤のモチーフを使おうと決めていた。
そして私がだいすきな、「唯一であること」も取り入れて。
実は傾いた天秤の上には、いろいろな位置にいろいろな個数でカラフルなストーンが置いてある。
まったく同じものが一枚とない、あなたに渡すためだけの名刺。
いやストーンて!お前の名刺も嵩張るじゃねーか!というツッコミは聞こえない😇
と、ここまで長々デザインの話をしたにも関わらず、私が気をつけているのは、実は渡し方なんだな。
渡す時って普通1枚だけ名刺を差し出すじゃないですか。腰は低く。相手の目を見て🥺
私、違うんです。数枚の中から選ばせるんです。まさかのババ抜き方式!!!!!
もちろん、TPOに合わせて失礼にあたる時はそんなことしないけど、(本業では死んでも出来ないw)カジュアルな場では絶対そうやって渡していて。
去年の名刺はそれこそ裏面のベタ色を6色かな?作っていたので、すきな色を選んでもらうっていう。
それによって、「あー、あのトランプみたいに名刺渡してきたデザイナーねw」って覚えてもらえるし、実は選んでもらったベタ色で、大体の好みも予測できる。
そんなカラクリがあったんですねー。
今年もトランプ方式は採用する予定。
ストーンの色で色分けして、占い的に渡すのも面白いなぁー。
あ、青色のストーンの名刺ひきましたね?余生豊かに過ごせますよ・・・とかどう?
とりあえず手元にある100枚、全部ストーン乗せなあかんからな・・・
内職雇うか・・・(本末転倒)
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