見出し画像

日本で投資が広まらないのはなぜなのか?

前回の投稿では、「投資は、社会に参加し、役に立つ行為」という説明をしました。今回は、今の日本において「投資」ってどう考えたらいいの?ということをお話します。

投資が進まないのは誰のせい? その1

前回の最後にも述べたように、日本では家計資産における投資比率が欧米に比べとても低いのが現状です。

なぜ、日本では「投資」が進まないのか?

様々な要因が考えられると思いますが、一番大きいのは金融業界の顧客視点不足にあるのではないかと私たちは考えています。

具体的には、長期的目線でお客様の資産を増やすことよりも販売手数料を稼ぐことが重視され、それを増やすための回転売買が促進されたり、長期の資産形成にはなじみにくい流行りのテーマや複雑な仕組みの商品の販売が優先されてきたように思います。

近年ようやく、フィデューシャリー・デューティーの考え方の浸透に伴い、このような個人のためにならない行為はだんだんと少なくなってきたとも思いますが、一方で「投資」という行為自体やその価値について、金融業界側が個人の方々にわかりやすく説明するような取り組みは、まだまだ不十分だと感じています。

投資が進まないのは誰のせい? その2

また、個人としても、「お金」「投資」についての教育を受ける機会がなく、知識、認識が不足していることも一つの要因だと思います。

戦後の国全体が貧しかった時代、個人は自分が働いてお金を稼ぐしかなかったので、企業に「投資」をするという社会参加の仕方が広がらなかったのもやむをえないかもしれません。

また、その中で作られた公的年金や源泉徴収等の制度は、便利で優れた仕組みですが、一方で、個人が「お金」「投資」について考える機会を奪ってきたともいえるのではないでしょうか。

経済成長を遂げて以降も、「日本人には金融リテラシーが不足している」と言われますが、複利計算のような算数的な知識では測れない、「企業のオーナーになる」という資本家的発想は、より一層不足しているように思います。

投資が人生にもたらすもの

「老後の不安に備えるために、一刻も早く投資しましょう!」

恐らく、今後、この手の提案を受ける機会はますます増えてくると思います。

「投資に関するサービスや情報は難解で不親切だし、親や学校からも投資の教育なんて受けていないから知識も足りてない。だけど、老後のお金が足りないのなら、しょうがないけど投資しなくちゃいけないのかな。」

と思うかもしれません。

でも、ちょっと待ってください。「投資」ってけして不安にかられて渋々行うネガティブなものじゃありません。

前回記事に書いたように、企業の「投資」は社会をより良く便利にします。
そういった企業に「投資」をすることで、皆さんも社会とつながり、社会を良くする活動に間接的に参加できるのです。

もし、それらの「投資」が正しく選択できていれば、企業は利益を得ることができ、皆さんはその配分を受けることができます。結果的に、皆さんの資産は大きくなり、豊かな人生を送るための選択肢が少し増えると思います。

私たちNVICの願い

折しも、インターネットが普及したことで、投資に関する情報にぐっとアクセスしやすくなっていますし、ネット証券を中心に、手軽に投資を始めることができ、合理的な手数料水準の投資商品も増えています。

個人が投資を始める物理的なハードルは以前と比べて格段に下がっています。

だからこそ、今私たちNVICは、全ての「個人」の方々が身近に投資の教育にふれられるようにしていくことで、豊かな人生と社会をもたらすことのできる「投資」の魅力を広めていきたいと思っています。

皆さんの未来を考えるために「投資」についても真剣に考えてみませんか?
私たちNVICに何ができるのか?
いつも本気で考えています。

〜経世済民~
「投資」の力で世の中をよりよいものにしていく

それが私たちの大きなミッションだと考えています。
私たちも投資商品を提供する会社であり、メッセージにバイアスがかかっていることは否定しません。

しかし、長期厳選投資の国内パイオニアとして一貫した姿勢で投資先企業や投資家様と向き合ってきた私たちだからこそ、圧倒的な実績と経験を背景としたゆるぎない信念を持って、皆さん自身に「投資」について考えていただけるきっかけを投げかけていけるのでは、と考えています。

「その信念が世の中を変えていける」
そんなことまで私たちは本気で考えています。

この note を通じてこの思いを皆さんと共有し、「投資を個人の手に取り戻す」ことで、皆さんとともに日本を元気にしていければと思います。

引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします!