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私らしさを販売に活かす「インスタントコーヒー」

雑貨を選び、売る人は、どのようなモノを愛用するのか。NUTSは“物語のある雑貨”を販売するオンラインショップ。折りたたみ傘にイタリア食材、扱っているものは多岐にわたります。魅力ある雑貨たちを熟知するのは、働いているスタッフに他なりません。

モノ選びのプロフェッショナルともいえるスタッフが、日常を快適に、そして楽しくするために使っている雑貨とは。

NUTSで働くということ

前回に続き、スタッフ目線のおすすめ雑貨を紹介してくれるのは、NUTSで SNSの配信を担うキクチさん。InstagramやLINEの更新を行いつつも、受注から出荷まで、広く業務に携わっています。

キクチさんがNUTSに入社したのは3年ほど前。初めの頃は、週に数日の出荷アシスタントとして働いていました。実はそもそも本業はエレクトーン奏者。二足のわらじを履いているんです。そして、昨年から諸々の条件が重なって形態が変わり、音楽を続けながらもフルタイムの社員になりました。

「これまで音楽ばかりの人生だったから、正直、フルタイムで会社員として働くのはちょっと迷いもありました。」

そんな彼女にとって一番の決断材料になったのは、NUTSへの想い。会社の雰囲気が好きで、ここで長く働きたいとあらためて思ったそうです。

NUTSに流れるおっとりとした空気感。物腰が柔らかいキクチさん自身も、その空気を一緒に作っているようにも感じられます。しかし、穏やかな社風とは裏腹に、仕事の方はテキパキと進んでいく。お世辞抜きにチームワークが素晴らしいんです。

自らの視点が販売に活きた「イニックコーヒー」

さて、本題であるおすすめ雑貨の話に戻ります。イッセイミヤケのO(オー)に続き、キクチさんが選んだのは「イニックコーヒー」。このnoteでも何度かご紹介している、本格派なドリップコーヒーの味が楽しめるインスタントコーヒーです。

イニックコーヒーをピックアップした理由は、味やパッケージの良さは大前提に、キクチさんならではの観点が。それは、キクチさんがNUTSでフルタイムで働くようになり、初めて仕入れから販売まで担当した商品だということ。

NUTSの商品セレクトは、スタッフの趣味を起点に、実際に使ってみて良かったものを選んでいくのが基本。アウトドアやゴルフなど、それぞれが“好きな良いもの”が寄せ集まっているのです。

しかし、キクチさんのなかでは自分の趣味でかつ“売れるもの”がまだ見つかっていないそう。でもイニックコーヒーなら、20〜30代の女性をターゲットにしていて、自分の視点や経験を活かせると感じているんだとか。実際に、商品ページを見直したことで売上アップに繋げたり、ギフト需要に合わせてセット販売を提案するなど、積極的に販売に関わっています。

数あるフレーバーの中で、日常的にコーヒーを飲むというキクチさんの推しは、“ロースタリーシリーズ”。値段はちょっとお高めだけど、上質なスペシャリティーコーヒーのみを使用していて、インスタントとは思えないほどの風味とコクを味わうことができます。そのため、コーヒーにこだわりを持つ方も十分に楽しめる味なんです。

最後に、オンラインショップの仕事で気づいた、音楽との共通点をこう話してくれました。

音楽も、オンラインショップも、たくさんの準備をしてお客さんの元に届けるという点は同じだと思います。ただ、音楽はステージで披露したらすぐお客さんの反応が見えるけど、オンラインショップはその反応がわかりづらい。そこが少し難しいです。

あとは、会えないお客さんに対して商品の特徴をわかりやすく伝える工夫も、大変だけど楽しいです。商品の良さを表現していくこと。ここは音楽での経験が活きていますね。」

音楽とオンラインショップ。対極にありそうな2つですが、それぞれ“表現すること”に共通点がある。キクチさんのステージからの感覚が商品の販促にどう反映されていくのか、これからがますます楽しみです。

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