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彼女の出会いと別れ。

彼女の旅の第10弾。
前回に引き続き、メキシコのクィツァランという場所からです。
「Cuetzalan」で検索すると、
色とりどりの屋根と
町のシンボルらしいネオゴシック調の教会の
写真をたくさん見ることができました。

***

朝 目が覚めたら
雨でした。
標高のある亜熱帯の雨は霧が立ち込め
幻想的で 植物の命の輝きを
まざまざと見せつけてきます。

部屋に戻り
再び 用をたすと
案の定流れない!

娘は 人呼ぶから ほっときー
と 相変わらず慌てません。

こういう状況に慣れてるんでしょうね。

そのあと 修理の方がきて
水は流れたのですが
根本的な解決はされてないと
わかってたので
もし、また流れなくなったら

窓が開けっぱなしの他の部屋に入って
トイレつかわしてもらお。と
悪い顔してニヤけました。😏

娘に負けてられない。
サバイバル能力発揮しなくちゃ!

みんなが起きてきた後
わたしたちは朝食をとりに
街の広場のカフェに行きました。

リサコの友達のエドワルド
顔色 わるっ!🥶

昨日、びっくりするぐらい
千と千尋のカオナシぐらい
むしゃむしゃ
テーブルの上のもの 
みんな食べてたからなー。

案の定 腹痛らしい。

彼だけ ホテルにいったん戻り
お腹の調整に入ってる間
私たちは ぺちゃくちゃ
3人で女子会をしました。

ミリちゃんがサプライズのプレゼントを
わたしにくれたりして
とても楽しい朝食会です。

このカフェのトイレが
殺人事件あったとしても不思議じゃない
めちゃくちゃ怖いトイレだった事件
以外ですけど🤣

ミリちゃんとscared !と
顔を見合わせ 足早で逃げたもんなー💀

どこまでも 付き纏うトイレ事情
多分これだけで
清潔好きな方には ありえない状況かと。

わたしガサツでよかった!
と ウィークポイントが
アドバンテージになる 
この人生のオモロさよ🤣

さて、
エドワルドと 彼の顔色が戻ったところで
タクシーに乗って 
この地にあるピラミッドを見に行くことになりました。

雨が上がっていて 暑いくらいです。

ピラミッドは小規模ですが
テオティワカンとまた違った石の使い方
や 建築方式をしていました。
こんなジャングルのなか 
古代文明が発達していたことを
初めてしりました。

ここにも たくさんの物売りがいます。
女性と子供と老人です。
ここにはここの暮らしがあり
このままでよいという考えがある一方
平日なのに学校に行っていない
子供たちをみると
せめて教育は必要なのではないか。
と考えてしまいました。

この地の野犬も 
生きるすべを知っています。
私たちにべっとり寄ってきて
お手をしたりおねだりします。
頭を使わないと生き残れない。

モネコ🐩に伝えなければなりません!

ここは 亜熱帯でありながら高地
海からの風が吹くせいで
年中雨が多い地域です。
晴れていたと思ったのに
急に降り出した雨は☂️
どんどんひどくなり
滝を見に行くのは諦めて
コーヒー農園のコーヒー直売店へ行くことになりました。

お店は カラフルな壁画で彩られています。
栽培から選別、焙煎までの工程を
丁寧に説明してくれます。
近頃 生豆から自家焙煎に凝ってるので
生豆も分けてもらことができました。
帰国して、オットにも飲ませてあげよう。

こちらのお店のオーナーは若いころ
アルゼンチンまで出稼ぎに行き
お金をため
地域のひとが働く場所を提供するため
この農園とお店を始められたそうです。

利他的に生きることによって
結局は自分も幸せになる
わたしの目指すところも
こういうことです、すがこさん。

地球の裏側の秘境というべきところにきて
実際に行動し 実践するひとをみて
ジーンとしました😢

お店で
コーヒーやシナモンを買って
大雨のなか 元来た道をもどり
早めの夕食です。

お店は観光客で溢れて 活気がありました。
店員さんと 娘が意気投合し
アジア人がくるのが珍しいからと
割引してくれたりして
知らないひとが すぐに知ってる人になる
この人懐っこさが この国の魅力です。

夜になり 教会を見に行くため
墓場を通ることになりました。

ホーンテッドマンションやん!!

まだ、死者の日💀やハロウィン🎃の
飾りつけが残っていて
わたしは ガン見していました笑

火葬の習慣はないので
考えたら怖いのですけど
神秘的で 気味悪さは全くなかったです。

そのあとも
石畳の古い街並みを ゲラゲラ笑いながら
4人で 歩きたおし
カフェで お茶をしました。
ミリちゃんが わたしに
ここにこれて 一緒に旅ができて
ほんとに楽しかったわ。ありがとうと
言ってくれて
わたしの涙腺が崩壊して
わーん😭 号泣してしまいました。

旅が 終わりに近づくにつれて
まだ、おわらないでと 
心の中で ひとり叫んでいたのが
どうしようもなく溢れてしまったのでした。

人の優しさや温かさは
言葉 人種 年齢あるいは性別など
全てを超えて 伝わります。

しばらく泣き続けるわたしを
ミリちゃんとエドワルドは
さらに優しく包んでくれました。

シラーっと
わたしを見ている娘を除いて。

彼女はこの際
視界から外すことにして🤣

静かな雨と 人の温もりに包まれた
幸せな時間でした。

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