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注目のスーパーフード、ヘンプシードとは?

”ヘンプシード”を知っていますか? アメリカやヨーロッパではもちろんのこと今日本でも、幅広い世代から注目を集めているスーパーフードです。少量でで必要な栄養成分を効率よく摂取することができる、それが”ヘンプシード”です。

ヘンプシードって?

ヘンプとは日本に古くから根付いている麻のことであり、ヘンプシードとはその実のこと。またヘンプシード(麻の実)からとれる油はヘンプオイル(ヘンプシードオイル)と呼ばれています。
古代から3000年近くにわたり、人類の暮らしに根付いてきた農作物であり、今では様々な食品に使われています。

ヘンプシードのここがすごい!

1) 人体で生成できない必須アミノ酸がすべて含まれている

ヘンプシードは「9種類の必須アミノ酸」がすべて含まれています。人間の体をつくるタンパク質を構成しているのは全20種類のアミノ酸なのですが、このうちの「必須アミノ酸」と呼ばれる9種類は、体内で合成することができません。そのため食事やサプリメントからの摂取が必要となりますがヘンプシードはこの必須アミノ酸を一度に摂取することが可能です。

参考:必須アミノ酸とその働き
スレオニン :脂肪肝の予防、成長促進
バリン :成長促進、筋肉強化、肝機能の改善
メチオニン:  抗うつ、ヒスタミンの血中濃度を下げる
イソロイシン:  成長促進、筋肉強化、肝機能向上、神経機能
ロイシン :肝機能向上
フェニルアラニン :鎮痛作用、抗うつ効果
トリプトファン :精神安定、鎮痛・睡眠効果
リジン :体の組織修復
ヒスチジン:  成長期に必須

2)必須脂肪酸がバランスよく含まれている!

WHOや厚生労働省の食事摂取基準では、「オメガ6:オメガ3」の比率は「4:1」を理想としています。そして、ヘンプシードオイルの最大の特徴は、このオメガ脂肪酸の比率です。ヘンプシードオイルの成分は、オメガ3系脂肪酸が全体の20%、リノール酸とγ-リノレン酸を合わせたオメガ6系脂肪酸が59%で、「オメガ6:オメガ3」の比率は3:1です。スプーン1杯で1日に必要なオメガ3が摂取できるすぐれたオイルです。オメガ3は認知症の予防、血液サラサラ効果、動脈硬化・心臓疾患の予防、中性脂肪値の低下など様々な生活習慣病の予防に効果があります。

3) 現代人に不足しがちなミネラルが豊富

ミネラルは、ごく少量で人間の健康を保つために作用する大切な栄養素です。人の体の中では作ることは出来ません。ですから食事やサプリメントから摂取する必要があります。ヘンプシードはそのミネラルが豊富に含まれています。特に鉄・亜鉛・マグネシウムは、同量のゴマやアーモンドよりも多く含まれており、美容と健康をサポートしてくれます。

参考

鉄:(血液の成分の一つである赤血球を作り、貧血予防に働くミネラル)
銅:(鉄の吸収を助けて貧血を防ぎ、血管や皮膚の健康を保つミネラル)
亜鉛:(皮膚や髪トラブルを改善、味覚を正常に保つ働きがあるミネラル)
マグネシウム:(リンやカルシウムと協力して骨を作ったり、エネルギーを生み出す働きがあるミネラル)

ヘンプシードに他にも食物繊維などが豊富に含まれています。ヘンプシードやオイルは比較的クセがないのでスムージーやサラダとの相性が特にいいスーパーフードです。皆様も是非これからお食事に取り入れてみてください。

コメント 2020-07-28 123137

2020/07/28 Tetsuya




は、ごく少ない量で私たちの健康を保つために働いている大切な栄養素です。人の体の中では作ることができないので、食べ物から摂る必要があります

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