見出し画像

富士山登頂チャレンジ!由布岳編

これまでのあらすじ
富士山登頂を決意したわたし、竜丸。
しかし登山に関する経験はほぼゼロ。
そこで富士山に登るその日までにひとつでも多く山に登って経験を積むことにする。
前回は鶴見岳に登って無事登頂。今回はどこの山に行くのかー。

前回の登山から約2週間。
今日は由布岳にやってきました!

その間にランニングをしたり低山にハイキングへ行ったりして、体がなまらぬようにしていた。
2回目の登山チャレンジ。今日はどんな出会いがあるのか楽しみ!さっそく出発!

朝の7時。
車で運転して2時間。ようやく到着!

すでに無料駐車場は満員。有料駐車場へ(500円)

ちなみに明日12日は山開き。たいへんな混雑が予想される。
くわえて天気も芳しくなかったのでこの日に決めたのだ。

今回のザックはTribute40で。もちろん今回も안아줘요と一緒!
いやー今からここからあそこまで登るのか

文句なしの快晴!7時15分!登山スタート!

いやーいい景色だ。
早朝、それも快晴に登る山というのはこんなにも清々しいのか。
これだけでも来た価値がある。

登り始めて15分。ゲートに到着。
まずはここから合野越という場所を目指す。

登り始めてすぐ気づいたことがある。
前回登った鶴見岳とは違って、小岩のような石がゴロゴロ転がっている。
このように「石や岩などが積み重なってできた、足元が不安定で歩きにくい山道のこと」をガレ場というらしい。

もしくはザレ場だったかも。初心者ゆえにどちらかはわからないが、とにかく歩きにくかった。
これが結構曲者で、油断してるとすぐに足を取られてしまう。
「これ下山するときあぶねーよなー」なんて思っていたが、まさかほんとにその通りになってしまうとは…このときは思ってもみなかった。

登り始めて45分。合野越に到着!
ここでいったん休憩。汗をふき、水分を補給してGO!

美し~~~!!
快晴の早朝に歩く山中、陽の光と山々の緑がたいへん美しい。

登り始めて1時間。残り1000mの文字が。早くない??
そして…

なんか開けたところに出てきた!

スゲーーー!!!
眼下には由布市ややまなみハイウェイが。
晴れてて本当に良かった!


ミヤマキリシマ。見頃までまだもうちょっと時間がかかりそう。

こういう花に癒やされるわねえ。


上を見上げると山頂が。
由布岳は峰が東と西の2つあり、見る場所によって2つにも1つにも見えるという。


なんだこの道!よくわからんがすっごくカッコいい!秘密基地みたい!もしくはトトロの世界。
登山道らしからぬ道に思わずテンションが上がる!
くわえてこの道、かなり歩きやすい。
なのでどんどんペースが上がってしまい、しまいにはバテてしまう。


あと300m!今回はかなり早いペースかもしれない。


ここらへんから岩がゴロゴロと転がっている。
いよいよ本格的な登山が始まった、という感じがする。
と、ここで残りどれくらいか確認してみると…。


400m!?さっきより100m増えてる!なんで!?ちょっと下山した!?
あとで写真を見返してみると…


これ。分かりづらすぎるがよくよく見てみると300mではない!800mと書かれてある!
見間違えた自分が悪いのだが、それでも順調に進んでいると思っていたらむしろ増えているという現象に、精神的に少なくないダメージを受ける。
いやホント、結構ショックだったのよ…このとき、それなりに疲れていたのもあってさ…。


だからといって止まるわけにも行かない。
厳しい岩場を登り続けて…。


ついにマタエに到着!
って寒ッッッ!!!
このとき、かなりの強風が吹いており、慌ててウインドブレーカーを引っ張り出す。

さて、ここから2つのルートがある。
1つめは初心者向けの東峰ルート。
2つめは鎖場が続く難しい西峰ルート。
東と西で高さが少しだけ違っており、「本当の」山頂は西峰のほう。
しかし、足場の悪さがこれまでの比じゃなく、また事前に調べた情報だと由布岳で起こる事故の大半はこの西峰ルートらしい。
試しに登ってみようと鎖に手をかけてみると、まさに断崖絶壁。如月千早か??
今回、訳あって荷物が重くなってしまい、さらに初心者の自分には難易度が高すぎると判断、すぐに引き返した。
もちろん、登ってみたい気持ちはあったが、ここは命と安全を最優先する。


ということで東峰ルートに変更!
写真を撮る余裕もないくらい険しい岩肌を乗り越え…。


9時半!ついに山頂に到着!


はあ~~~絶景かな絶景かな。
地元においてきた友人に連絡したあと、いよいよお待ちかねのお昼ご飯!
まだ午前中だけど!気持ち的にはお昼!


今日のご飯も美味しいね!

今回は朝早くに握ってきた鮭おにぎり!
しかもこの鮭は「昔ながらの塩辛い鮭」というもの。
本来ならしょっぱい!!といってるところだが、今は疲れた体に塩分が染み渡る~!ナメクジだったら致死量~!


十分休憩をとったあとに下山開始!
前回、下山時の恐怖を嫌というほど味わってるので慎重に慎重を重ねる。
とくに急な岩場の斜面では逐一しゃがみこんでから降りるように徹底。
足をすべらせたら最期、文字通り死んでしまうのだ。見た目の格好悪さなどにかまってるヒマなんかない。


登ってる途中では見落としていた花々。
とくにこのマゼンタ色の花は鶴見岳でも見た。なんていう花なんだろう??

登ってくる他の登山客にもご挨拶。
なかには疲れ果てて挨拶する気力もない人達も。
大丈夫かしら…??なんて思っていると…。


自分も足をすべらせて尻もちをついてしまう。


ヒヤッとした。本当に。アッ!!!と思うヒマすらなかった。
一瞬で血の気が引き、そして引いた血の気が戻ってくる感覚が体中を駆け巡る。
と同時に思い出すのが、ゲートにあった看板に書かれていた文字。

「登山は自己責任です」

改めて登山の片鱗を味わった。
今自分が手を、足を、体重をかけるところに、100%安全なところなどない。
「どの場所がより危険か」しかないのだ。
筋力と知識と経験不足がこういう事態を起こしたのだと瞬時に理解した。


それからも何度もひやりとする場面を乗り越えつつ…。


ついに降りてきた!
しかしまだだ!まだ駐車場まで行くまで油断するな!ここで足を取られて怪我しようものならそれこそカッコ悪いぞ!
改めて土の地面のありがたみを知る。すごい歩きやすい~!


11時56分!下山完了!
トータル4時間41分!お疲れ様でした!


あばよ由布岳!また会う日まで!

今回の登山では山の違いを楽しむことができた。
そして、自分の至らない部分がたくさんあることを知ることもできた。
次回の登山ではより快適に、より安全に楽しめるように努めます!
さて、今度はどこの山に登ろうかー。

この記事が参加している募集

#アウトドアをたのしむ

10,353件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?