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コロナ5類移行!グダちん怒りの自己負担!

新型コロナウィルスの流行前から体が弱いのだが!

 新型コロナウィルスが流行している。3年くらい。そして、今年の5月8日から新型コロナウィルス感染症が感染症法※上の位置付けが5類感染症になりました。
(※感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律)


 これが体弱い族の僕にボディーブローのように効いた。というか金を取られた。


 僕は予てから書いているように精神障害者2級に国家認定された正式な障がい者なのだが。別に心が歪んでいるとか犯罪をしやすいとか認知機能が狂っているとか、そういうわかりやすい狂人ではなく、(まあ、色んな種類の障碍者がいるんでしょうけど、僕の場合は)、過労死寸前まで働いて全身の関節が(全ての歯にいたるまで)”病巣が物理的にないのに、歩くのも困難なほどの激痛を感じる”という地獄を味わった結果、自律神経失調症になったのだ!バアアアアン!!!(ジョルノ・ジョヴァーナ)
 あと、免疫障害。その他もろもろ。元々体が強い方ではなく、小児喘息の患者だったのだが。今年の頭にはストレス性の突発性難聴で片耳の高音域を失った。耳鳴りも治らない。治療法も原因もない。


 というわけで、何が一番多い症状なのかと言うと、「風邪でもないのに風邪のような反応を体が起こす」というクッソ地味でめんどくさい疾患を抱えている。
 僕が所属している男性にも女性のように生理周期と言うのがあるらしいと昨今は聞くのだが、まあ、月に一度か二度は37度くらいの微熱が数日続くとか、特に悪化しないけど咳き込むとか、そういう「病院に行くほどでもない体調の悪化状態」がある。精神障碍者で無職でダラダラしているからと言って、悠々自適というわけではなく、ちゃんと苦しみを味わっています!
 むしろ、こんな風に微熱っぽくて頭がふらふらして、疲れやすくて一日に18時間くらい寝てしまうような状態で労働する方が普通に事故の危険性があるので、僕は働かない方がいい。


 かと言って、すべてがメンタルヘルスの疾患による「風邪じゃないけど風邪のように感じているだけ」でもなく、ダラダラとした呼吸器の不快感を自律神経の異常だと思って1週間くらい放置していた後に病院に行ったら、細菌性肺炎と診断されて抗生物質を出されてやっと治ったこともある。

 メンタルヘルスというか神経疾患で免疫不全だと、風邪じゃないときにも風邪のような体調になるけど、そのせいで重篤な疾患を見過ごす可能性もある。


今回の疾患

 で、5月にすでに風邪気味だったのだが、祖母が死んで、その後処理とか事務手続きをして、ちょっとその時は気を張っていたので症状を意識していなかったのだが、一段落してからちょっとめんどくさいブログ(具体的には自殺したメンヘラの知人を思い出すコラム)を書きながら飲酒をしたら二日酔いになって、体力が低下して、それから1週間、微熱とだるさとのどの痛みを感じるようになった。
 二日酔いで体力が低下したのと同時期に友人に「マスクなんか100円ショップの30枚セットでいい」と言われて購入したものを着けたら、あまりにも薄すぎて呼吸器が乾燥して喉が腫れた。コロナウィルス感染症が流行してから、こっち、みんな、ポーズとして儀礼としてマスクをつけているけど、僕は元々体が弱く、皮膚も弱く、小学生の頃からマスクをつけ続けていないと唇と喉が炎症を起こすという体質であった。(体の各部にもリップクリームや化粧水を使わないとすぐに荒れる)適切な湿度管理をしないとすぐに体がダメになる。健常者の人はマスクはうっとうしいって強制されているように言うけど、マスクをしてないと普通に体を壊す僕のような虚弱体質もいるんですよ。(まあ、教師にはそれも理解されなくて不良扱いされていたが、高校生までは成績がトップクラスだったので黙らせていた)
 マスクが手に入りにくい時は日本製のスポーツ用の布マスクを二重にしていたが、マスクが生産されるようになると、中国がなんかマッチポンプっぽく思えたので、国産の一ヶ月で1500円くらいのマスクをしていた。それは無駄遣いだと友人に言われて百円ショップのものを試したのだが、やはり安物は安物で薄いし、生地も荒くて唇が荒れてしまった。


 で、ここ数日は上記のように、37度くらいの上がり切らない微熱でだるくて活動できないけど、かといってハッキリと風邪に罹患したともいえない状態で、無職なので寝てばかりいた。
 台風も通過したし、気圧が乱高下して、気温も暑い日と寒い日と、昼は暑くて夜は寒いという寒暖の差が激しい季節の変わり目で、それも体が弱くて自律神経も病んでいる僕には堪えた。寝るときも何度も寝具や寝間着の組み合わせを試行錯誤したし、寝ている間に熱くなったり寒くなったりして布団を取り替えたり。
 それで土日も寝てばかりいたのだが、さすがに土日を挟んで6日も寝てばかりいるのはいつもより症状が強いと思ったので、月曜日に病院に行ってみた。


 まあ、風邪のような症状が出ているけど、長時間寝た後は体温が下がっていたので、経験上、自律神経の異常である確率が高いけど、念のため病院に行くという判断だった。


コロナ五類で無駄金を取られた

 で、まあ、かかりつけの個人開業病院に行ったわけだ。その病院では新型コロナウィルス感染症SARS-CoV-2の流行前から、こういう微熱症状を頻発しているということは主治医と了解済みである。
 でも、「風邪気味の症状のある人はインターホンを押して別の入り口から入ってください」って書いてあったのでそうした。


 そうするとどうなったのかと言うと、問診の前に有無を言わせず抗原検査をされたわけだ。インフォームドコンセント?とかは無しで。「ちょっと微熱が続くいつもの感じなんですけど…」と言ってもコロナウィルス感染症の疑いがあるという扱いを受けて抗原検査をされた。それでコロナが陰性だと出てから医師に話を聞いてもらって、「まあ、季節の変わり目でよくある症状ですね!特に精密検査は必要ないです」って言われて、ビタミン剤だけもらって3000円取られて返された。


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 漫画のドクターK2とかだと、いつもの微熱だと思っていたのを鋭い医師の観察眼で、精密検査したら持病が発覚して天才的外科手術で病巣を摘出して、健康な生活に戻れてハッピーエンドなのだが?


 ていうか、前々から何度かこういう同じような微熱で受診して軽い風邪薬か栄養剤だけもらって、その時は500円くらいで済んだんだけど。


 特に新しい治療を受けず、とりあえずただのビタミン剤をもらっただけで、コロナウィルス感染症の抗原検査をしたというだけで3000円取られたんだけど?!


 コロナウィルス感染症の抗原検査は公費負担から3割負担になったけど、それを受けるかどうかの相談もなく、とりあえず風邪気味と言うだけで一律で検査されて金をとられた。しかも、僕の場合は本当に風邪を引いているのではなく、季節の変わり目で自律神経が疲れているだけって言う診断だったので。聴診器も喉の検査もなく、だったら検査をする前にインターホンで問診して体温の経過を教えるだけで済んだのでは?


診療明細書

・コロナウィルス感染症と関係ない部分
 再診料730点
 外来管理加算520点
 投薬
 キャベジンUコーワ10点
 ビタノイリンカプセル20点
 調剤料110点
 処方料420点

合計1810点

 えっ。治療にかかる薬、30点だけなの。これで3割負担で543円くらいで、いつもはこれで済む。


・コロナウィルス感染症のせいで取られた金
 外来感染対策向上加算60点
 院内トリアージ実施料3000点
 薬剤情報提供料100点
 鼻腔・咽頭拭い液摂取250点
 SARS-CoV-2抗原検出(定性)3000点
 免疫学的検査判断料1440点

合計7850点
 桁が違う!
 それで、微熱でビタミン剤をもらうだけのいつもの感じだと500円で済むのが3000円に跳ね上がった。
 しかも、自分の治療には全く関係ないですからね。ただ、コロナウィルス感染症の蔓延の対策に協力するためのボランティア的な検査と院内トリアージで無駄金を二千円以上も払うことになった。
 新型コロナウィルス感染症が5類になって自己負担という法律ができて、自分は何も変わっていないのに金だけとられる。
 

 まあ、新型コロナウィルス感染症が蔓延しないようにすることに協力するのは民主主義社会の成員としては義務かもしれない。
 しかし、みなさん、盲導犬とか白血病とかの募金箱がコンビニとかによくあると思うけど、それにボランティア的な募金で一度に2千円も入れますか?10円くらいだろ?


 くっそ、腹立つなあ…。


 抗原検査キットが市販されて自己責任で検査することとの公平性って厚生労働省は言っているけど、結局こういう施策をすることで儲かるのは医療品メーカーで、患者は関係ない。
 事実、インフルエンザも最近流行しているらしいけど、「インフルエンザの検査を受けましょうか?」とは一言も言われなかったからな。コロナウィルス感染症の検査はほとんど強制的にさせるくせに、他の感染症はスルー。


コロナ検査高すぎ

 いや、一回3千円くらいでグジグジ文句を言うなってサラリーマン諸君は思うかもしれない。
 ただ、僕のように不定愁訴を抱えている免疫が弱い体質の精神障碍者で無職の人間としては、1回3千円の検査だけど、それが毎月とか月に2回くらいになったら年に数万円の出費になってしまうって言うこと。


 まあ、まだ日本は保険制度で3割負担まで割引になっているのは、他のアメリカなどの医療費が高い国に比べるとまだ安いのかもしれないが。


 今回は問診の段階でコロナウィルス感染症ではないと判別されて、抗原検査は受けなくてもよかったのではないかという気持ちがあって、滅茶苦茶腹が立っている!


 だって、治療に有効なビタミン剤の点数はたったの30点なのだぞ。もちろん、病院の事務手続きとか診断料で1500点くらいつけられるのはまだ許せる。でも全然自分の主訴と関係ないのに大雑把に風邪気味だからと言うだけで別の入り口に回されて、8000点近くもコロナウィルス感染症検査費が取られるのはちょっとどうかと思う。


 ちょっと微熱で喉が痛い、って言う症状はコロナウィルス感染症以外にも内科を受診する時によくあるものだと思う。コロナウィルス感染症では胃腸にダメージが来ることもある。なので、何でもかんでも病院に行くたびに検査費用を取られると、病気がちな人ほど無駄な検査をされて金をとられる。


 そして、何が腹立つのかって言うと、病院に言って安心したのか、金をとられて腹が立ってアドレナリンが増えたからか、微熱がすっきりとおさまってしまったこと!病院に行かなくてビタミン剤を買って寝てたらよかったんじゃん!(マスクも30枚100円ショップのものから60枚800円のものに買いなおしました)


問題点 

 体験した結果、コロナウィルス感染症が5類になって治療費や検査費が公費から自己負担になって、ちょっとした慢性的ないつもの症状でも数倍の金をとられたことから考えると、問題点がいくつか見えてくる。


 一番最初に想像できるのは「受診控え」。


 コロナウィルス感染症じゃないような気がするけど、ちょっと体調が悪いくらいで病院に行くとコロナの検査費用を取られるので、僕もこの程度の体調不良だったらもう病院に行きたくなくなった。
 なので、コロナウィルス感染症以外の病気が悪化するリスクがある。
 まあ、僕の場合は病気なのかどうかわからない季節の変わり目での気温と気圧の変化と二日酔いや祖母の死去などによるストレスや体調不良の影響だが。そういう風邪未満の体調不良も今までは数百円で治療を受けられたので、市販薬を飲んでいるより医療機関を受診した方が安いし速く確実に治るので、病院に行くようにしていたのだが。
 今後は自分の病気とは関係ないコロナ検査料が自動的に上乗せされるので病院に行った方が割高になる。


 というわけで、次に想定されるのは「コロナ隠し」


 皮膚科とか耳鼻科とか、直接コロナウィルス感染症の治療とは関係のない病院でも、今まで受診する時にコロナウィルス感染症の兆候があるかどうか、入り口で問診表を書かされていた。
 それでコロナウィルス感染症の疑いがある場合は受診を断られたりするのだろうけど、今のところ皮膚科に行くときなどは風邪気味ではないときに行っていた。


 でも、五類になって有料になったことで、コロナウィルス感染症の検査を受けないように隠して皮膚科や耳鼻科に行く患者が増加することは容易に想像できる。内科で高血圧とかの薬を定期的にもらう人も、風邪気味と言ったら検査料を取られるので隠すようになるだろう。


 そうすると、「感染拡大」につながるだろう。


 しかし、コロナウィルス感染症の感染者数の全数検査も終わって、部分的な定点検査だけになるので、感染の状況や分布も把握しにくくなる。なので、コロナウィルス感染症はワクチンなどで弱毒化したり症状が弱くなったと言われるが、経済的法律的な状況の変化から感染拡大の確率は五類になってから上がっていくだろうな、と病院の対応と金を無駄に取られた財布を見て思った。

 でも、感染者数の報告やニュースがなくなるので、その流行は見えないところで進行するんだろうな。感染の疑いのある人も病状を隠すだろうし、余計、流行の波も感染経路も見えづらくなるんだろうな。


 でも、これが日本の国力の限界で、もう患者から、ちょっと熱っぽいというだけで、ちまちまと検査料で金をとらないとやっていけないってことなんだろ。


 これが今のジャパンです。終わり

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