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御堂筋まぬる
2022年2月16日 09:11
「へい、イラッシャイ!!今日はいい尻入ってるよ!ぴちぴちなのからバァーンとでかい熟したの!寄ってらっしゃい見てらっしゃい!!」ひさびさの平日休みで、昼間から清潔感とはかけ離れたおじさんたちに混ざって立ち飲みで一杯ひっかけてから商店街を歩いていると、威勢の良い商人がおしりを叩き売りしていた。おっぱい派のぼくだけど、たまにはおしりもいいかもしれないと思って見てみると、そこには色んな尻が並んでい
2022年2月4日 00:37
「ねえ、なんであれが1番だったんだろうね」「そんなのぼくは知らないけど、みんなわかりやすいものがすきなんじゃない」そう、みんなあれの何がよくて1番にしているのかなんてわからないものなんだ。とくに感性を必要とするジャンルでは。「だって、わたしたちのグループは、機能性もコストもちゃんと考えてつくったのに、おかしくない?なんにもわかってないよ」「そうだよね、でも、ぼくはぼくたちのグループ
2022年2月2日 09:07
カランコロン・・・見かけによらず、軽い木の扉を開ける。今日はだれがいるだろうかと、わたしに戻るためのあの扉をゆっくり開ける。「こんばんわ」「あっ、こんばんわ」マスターはわたしがいつ行ってもびっくりした反応で、わたしが来るなんて予想してなかったみたいなリアクションをする。それは、わたしが決まった日や時間に行かないからなんだろう。薄暗い店内には長いカウンターが何席かと小さなボックス