もっと楽々コピペで立案!非効果的健康管理:大腸がん切除術後の看護計画
非効果的健康管理:大腸がん切除術後の看護計画
<定義>
非効果的健康管理とは、疾患によって医療処置・症状の管理・身体機能の維持などを必要とする患者やその家族が必要な処置やケアを行う事が困難あるいは不十分であり、望む生活ができない状態を言う。
<「非効果的健康維持」と「非効的健康管理」の使い方の違い>
「非効果的健康維持」は喫煙、運動不足や過食・偏食などの不健康な生活習慣を変えたいと願っている個人に用いられ、発病を予防するための1次予防の場合に使用する。
「非効的健康管理」は疾患や健康管理に関する教育が必要な患者に使用する。
看護計画
疾患:
既往歴:
治療内容:
目標
手術後の大腸機能の変化について知識を得る事ができる
問題点に気づき対処できる
必要な支援を受けられる
O-P
1.検査データ
-腫瘍マーカー検査:CEA、CA19-9
-CT
-大腸内視鏡検査(CF)
2.ADL・IADL
3.認知力、理解力
4.バイタルサイン
5.腹部の状態
6.腸蠕動音
7.縫合部の状態
8.術後合併症の有無
(以下は回盲部切除術・結腸切除術の術後合併症)
-疼痛
-術後出血
-縫合不全
-創感染
-麻痺性イレウス
-排便コントロール不良
(以下は直腸切除術・直腸切断術の術後合併症)
-疼痛
-術後出血
-縫合不全
-排便障害、排便コントロール不良
-排尿障害
-排泄障害に伴う不眠
-性機能障害
-会陰感染
-ストーマ造設による皮膚トラブル
9.食事摂取量、食事内容
10.水分摂取量
11.排便状況
12.排便に関するトラブルの有無
13.活動量
14.睡眠状況
15.補助化学療法の有無
-抗がん剤
-抗がん剤の副作用の有無
-放射線治療
-放射線治療の副作用の有無
16.服薬管理状況
17.大腸機能の変化に対する受け止め方
18.大腸機能の変化についての理解
19.不安に思っていること
20.ストレスの有無、対処方法
21.セルフマネジメントの内容
-セルフマネジメントに対する理解度
-患者が行っている行動が正しいか
22.生活状況
-服薬内容、状況
-1日の過ごし方
-食生活(回数、内容、嗜好など)
-喫煙、飲酒の有無
-運動量、運動習慣
-自宅・地域の環境
-職業
-経済状況
23.家族のサポートの有無、状況
24.家族の知識、理解
25.家族の不安
26.ソーシャルサポート(社会的支援)の活用状況
-情緒的サポート:共感や愛情の提供
-道具的サポート:形のある物やサービスの提供
-情報的サポート:問題の解決に必要なアドバイスや情報の提供
-評価的サポート:肯定的な評価の提供
T-P
1.患者の思いに寄り添い、尊重した態度で接する
2.患者の思い、不安に思っている事を傾聴する
3.患者の発言、表情や行動で気になった事は理由を確認する
4.患者が大腸がんをどのように認識しているか確認する
5.安静度に応じて必要な動作を介助する
-できる事は自身で行うように声掛けする
-できない事は介助する
6.術後の経過に応じて食事内容や回数を調整する
7.栄養指導を受けられるように調整する
8.確実に服薬できるように内服管理を行う
9.内服を自己管理できるように方法を検討する
10.ストーマを造設している場合、ストーマに対するケアを行う
※皮膚統合性障害:ストーマ周囲の皮膚障害(リスク状態)の看護計画を参照する
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