急性期医療におけるポジショニング-自分メモ-

 急性期のリハビリの目的には「廃用症候群の予防」「合併症(呼吸器感染、褥瘡、起立性低血圧)の予防」「早期離床」が挙げられる。
 急性期のリハビリを進めることは早期退院や積極的な社会生活への展開が望める一方で病巣拡大や二次障害などのリスクを伴う。そのため他動運動による拘縮予防などは慎重に実施していく必要がある。

 その中で重要となるのが良肢位のポジショニングである。特に脳卒中患者などでは筋緊張の不均衡により特異的な肢位になりやすいというリスクがあるが、適切なポジショニングを行なうことで異常筋緊張を軽減させる事ができる。更に2時間毎の体位変換と組み合わせることで褥瘡発生リスクも軽減することが出来る。

 このように急性期リハビリテーションは安全管理の側面が強くあり、看護師に期待される役割は大きいと考える。

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