最強ゲッコウガ野良レイド対策!絶対『NG』ポケモン7選+αβの話
2/11 8:00追記 ★7レイドのポケモンのHPについてはHP実数値30倍のようです。次回★7レイドの際に改めて詳細説明させてください。
1/28 9:15追記 ヤドランについて重要な追記。それからβを追記しました。最強ゲッコウガのステータスと行動パターンについては、もう少しかかりそうです。
1/27 18:15追記 ①ゲッコウガの技構成から、努力値や性格を調整したヤドランについては十分な戦力の範疇であることが判明しました。28日までにダメージ計算と合わせて追記します。変な悪評広めてごめんなさい。→20:10追記しました。②ゲッコウガのステータスを29日までに追記します。③βを29日までに追記します。
1/22 21:30追記 【絶対NGの理由】 種族値実数値の記載が必要なポケモンに追記を行いました。これを持って、ひとまずの完成としたいと思います。
1/22 11:21追記 体裁数箇所、それから🗝の文章内容整理。1000view突破しましたありがとうございます。
1/21 18:56追記 【絶対NGの理由】の、各ポケモンに振り忘れていた番号を追記
2023/1/20 19:53追記 脱字数箇所、それから努力値の合計値が誤っていたのを修正いたしました。
同日20:08追記 マリルリのダメ計の致命的誤字を訂正しました
ご指摘いただいた皆様、ありがとうございます。
それでは本文、ご覧ください。
【はじめに〜パルデアむかしばなし〜】
何が勝利に繋がるかはわかりませぬが
何が敗北の連鎖を招くかは知っておりますじや。
───無責任な「対策ポケモン」の情報拡散じゃ。
むかしむかし、2022年12月中頃の午前中のこと。
高難易度周回とかいう大手ソシャゲの悪いところを真似した、最強エースバーンレイドの告知が行われたそうな。
ポケモン歴うん十年のおじいさん達はあんな対策ポケモンやこんな対策ポケモンを妄想し
ポケモン歴数年のおねぇさん達はそんなことそっちのけで顔面禁止伝説級のイケメンと女子力600族の愛犬家好青年ヒロインにつま先から頭のてっぺんまでズブズブと溺れておったそうな。
そんなポケモントレーナー達の深い深い思惑が交差する中
「壁を貼って耐久を高めれば、物理も受けられる」
と、大言壮語を通り越した虚言をもって、あのニンフィアを対策ポケモンに列挙した企業運営の大手攻略サイトがあったそうな。
「やめなされやめなされ、せめてクエスパトラかグレンアルマにしなされ。」
「ありえませぬ。せめてHPとぼうぎょに努力値を振って、それでいてあまえるとリフレクターを覚えさせた型であることを見出しに書きなされ。」
「数値も計算も出さんで適当言うなちゃ、きさん。何なら今ここで出しちゃろうか???」
「それだけはご勘弁くだされ。もらいびで炎技無効のソウブレイズでさえ活躍するか怪しいのに、金策の使い回しが起き得るニンフィアを推奨するなんて無責任なことを言うのはやめてくだされ...」
感情よりも確たる経験と理論で語るポケモンおじいさんの小言に、攻略サイトを信じ切った掲示板やTwitterのライト層のトレーナー達は耳を貸すことなく、着々とニンフィアとマリルリの使い回しに精を出したそうなふざけんな。
その結果、Catastropheとかいう結構な強さを持つ英単語程度ですら到底言い表せぬ、あの阿鼻叫喚無限大焦熱地獄を引き起こした負の立役者に躍り出たのは言うまでもないことじゃった。
あろうことかその攻略サイトは、その記述を変更履歴も表に残さず、新しく出て来た対策ポケモンにしれっと書き換え、今でもGoogle検索上位に居座り続けているそうな。めでたしめでたし。
この記事は、どう少なく見積もっても250勝はしている野良レイド一筋のトレーナーが
野良レイドで大量に見るポケモンとかTwitterで早くも選ばれつつあるポケモンの中から
タイプ相性とか野良レイドという性質を考慮せずに軽率に選ばれそうなポケモンとその理由とかを書き記すことで
せめて最強エースバーンみたいな誤情報の拡散が招いた悲劇を
...少しでも減らしたいと思い書いたものです。
表記揺れなどの微細な変更履歴以外は、その旨冒頭にきちんと残します。
もし無責任にも黙りこくってダメ出し(後述のちょっと推薦)したポケモンや技を、あるいは記事ごと消すようなマネをしたときには、5ちゃんにでもふたばにでもTwitterにでもredditでもspotifyにでも晒してもらって構いません。
では以下本文、どうぞ。
【先に結論─絶対NG7選─】
先にポケモンの名前だけ挙げます。
①ニンフィア
②マリルリ
③ヤドラン(なんならヤドキングも)
④クエスパトラ
⑤最強エースバーン&リザードン
⑥グレンアルマ&ソウブレイズ
⑦(後述する3つの条件のうち一つでも欠いた場合の)ドクロッグ
前者6つは以前から、または最強エースバーンで活躍するようになったポケモン
そして最後は対策として挙げられているポケモンのひとつです。
なぜ駄目かというのを以下に述べます。
ぶっちゃけドクロッグ以外は、ポケモンをちゃんとやったことある人なら読み飛ばしていいと思います。
あ、でも攻略サイトの中の人は①、それから末文には目を通されてください。ご多忙とは重々承知しておりますが、宜しくお願いします。
【大前提】
このダメ出しの理由を述べる前に、確認しておいてほしい大前提があります。
すなわち
「略語・専門用語」
「野良レイドとは何か」
この2つです。
ポケモンの対人戦の経験や、過去の記事とかで野良レイドを何となく理解されてる方は次の大見出しに飛んでもらって構いません。
<略語・専門用語>
本文が100桁文字を超過することを防ぐため、以下の略語や専門用語を使います。
対人戦やったことある人とかは読み飛ばしてもらって構わないかと思います。
HP→H
こうげき→A
とくこう→C
ぼうぎょ→B
とくぼう→D
すばやさ→S
理想個体→ ある条件の中で各ステータスの実数値が一番良いもの。レイドバトルでは基本レベル100かつ、各個体値が32段階中1番良い理想個体の話をしてるよ。
両刀→物理技、特殊技の両方を使うポケモンのこと。
種族値→各種ポケモンが持つ隠し能力値のようなもんだと思ってね。
ゲッコウガの場合はH72-A95-B67-C103-D71-S122だよ。後で出るよ。
努力値→「(ステータスの)きそポイント」のこと。ポケモンを倒したりタウリン等の薬を飲むことで増やせるアレ。これと種族値が高いほど実数値は高いよ。
(ステータス)↑ or↓→ポケモンの性格により、そのステータスの実数値が1.1(0.9)倍になること。※性格についてはここを参照だよ。
実数値...ステータス表に出るあの数字。
手計算したいなら
H=(種族値×2+個体値+努力値÷4)×レベル÷100+レベル+10の値
H以外={(種族値×2+個体値+努力値÷4)×レベル÷100+5}×性格補正
両刀→物理技、特殊技の両方を使うポケモンのことだよ。
(ステータス)n段階上昇or下降→戦闘中にその能力値がn段階上がる(下がる)こと。例えば1段階上昇なら3/2倍、2段階上昇なら2倍といった具合。
確定 or 乱数n発→その技をn回受けたら確実、あるいはダメージ幅次第でひんしになること。急所補正は略。調べたい方はこちら(iOS)
両刀→物理技、特殊技の両方を使うポケモンのこと。何でここまで繰り返すかは後からわかるよ。
<ところで、野良レイドってな〜に?>
????「それはワシから説明しよう。」
野良レイドというのは「ポケポータル」の「テラレイドバトル」から選択できるレイドバトルのことで、いわゆるNPCではなく実際のプレイヤー4人と協力してレイドバトルを行う形式の俗称のことじゃ。
いわゆる「ひとりで対戦」と違って意思を持って本気で勝ちに行くプレイヤーと会える可能性が圧倒的に高い反面、4人のうち誰か一人でも戦闘不能になると残り時間のゲージが大幅に吹き飛ぶ。
またレイドの内容にもよるが、★6なら大体8~15ターン程度かかるのが普通で、俗に言う対戦募集掲示板と違って長丁場になる。
この大前提をわきまえずワンパン戦略ありきの最強リザードン使いまわしのニンフィアや最強エースバーン使いまわしのヤドランを持っていくと、自分やその周りが積み重なるダメージに耐えきれず戦闘不能が頻発、結果捕まえるはずだったポケモンから白い光が発せられ洞窟の外に吹き飛ばされて消滅する。
無論、同室していたワシも例外ではない。
【ゲッコウガについて】
まずこれを知る必要があります。
<ゲッコウガってな~に?>
これだけで同人誌10冊書けるくらい物語性のあるポケモンなので略。
ニコニコ大百科やポケモンwikiの記述ですら、要約の要約にすぎねぇです。
かつてピカチュウ超えの人気を誇り、公式からも優遇されていたポケモンであることだけ頭に入れておいてください。
<最強ゲッコウガのステータス>
元のゲッコウガの種族値および、せいかく「まじめorすなおorきまぐれ」かつ、レベル100時における実数値はこうなります。
種族値:H72-A95-B67-C103-D71-S122
実数値:285-226-170-242-178-280
ところでレイドバトルをされた事がある方はご存知かと思いますが、レイドで出てくるポケモンのHPは異常に高いです。
★7の場合、実数値の30倍だとか25倍だとか言われていますが、私は以下の記事を根拠に、「HPは25倍、さらに努力値がH以外のどこか2箇所に128振られている」と仮定しています。
解析とされている数値『だけ』を見て、はいそうですかと言うのも無責任ですし、一人歩きしてる数値を鵜呑みにするのは性に合いませんし。
で、仮にHが実数値の25倍だとすると、ゲッコウガのステータスは
7125-226-170-242-178-280
となります。
実際には、これに性格補正(最強リザードンは『ひかえめ』、最強エースバーンは『いじっぱり』)がかかるはずです。こればっかりは当日にならんとわかりません。
ただ言えることは、この前提においては最強リザードンのHPが9000、最強エースバーンのHPが7525であり、かつBDはエースバーンよりやや低い程度であることを考えると、この後いくら努力値による補正が入ったとしても、最強ゲッコウガは明らかに脆いです。更に、BDといった耐久を上げる補助技は覚えません。
またA実数値は最強エースバーンより70以上低く、C実数値も最強リザードンより30以上低いです。言い換えれば、物理火力「は」エースバーン以下、特殊火力『は!』最強リザードン以下というオチです。
「あ、じゃあタイプ相性だけ見て対策すれば楽勝じゃん?」
ちがう。致命的に違う。
ゲッコウガの真の恐ろしさとは、その脆さを補って余りある
①:異常なまでの技範囲の広さ
②:公式推しの超高速高威力技両刀使い
③:えげつないほど強烈な特性
にあります。
①:異常なまでの技範囲の広さ
→ゲッコウガが覚える技は、ぜんぶで61個か62個くらいあります。ぼくはかぞえるのめんどくさくなって途中でやめました、誰か数え直してください。
そして1つも覚えない技タイプはほのお、でんき、ドラゴン、フェアリー、はがねの5つです。
変化技はノーカンだろ?
いいえ。物理・特殊技のみで上記5タイプです、覚えないのが。
過去に私がエースバーンの事を「技のバーゲンセール」だとか「技の高島屋本店」だとか誇張表現を用いたりしたこともありました。
ゲッコウガは「技のAmazon倉庫」です、誇張抜きに。
ポケモンをやり込んだことのある方なら、既にこの時点で無責任にオススメ対策ポケモンを拡散することのリスクに気付かれているかと思います。
あ、そうそう。
ゲッコウガのテラスタイプは毒ですが、ゲッコウガが覚える毒タイプの物理or特殊技は『ダストシュート』と『テラバースト』のみです。
テラバーストは補正ランク込みで物理or特殊が切り替わります。言い換えれば、ゲッコウガの元のステータスからCを下げたら物理技に切り替わり、状況によってはそれが原因で戦場が壊滅します。
流石にこんな地獄をゲームフリークが作りたがるワケがない、毒の技は『ダストシュート』のみだという性善説をもとに次の話に進めます。
②:公式推しの超高速威力技両刀使い
ご存知の方も大変多いと思いますが、ゲッコウガは6年半ほど前に、ポケモンユーザー全員に配布されたことがあります。
そう、あのミズキちゃんの公式イラスト腋チラとリーリエちゃんだけで売上の半分をあげたポケモンサンムーンです。
実はこのゲッコウガ、大変便利なことに努力値配分済み、それから個体値31(以下、V)が3箇所もある超強力ポケモンでした。
まず、努力値。
これはAとCに均等に128ずつ、それからSに252振られていました。
それから個体値。これも完全固定で
20-31-20-31-20-31
というものでした。ここでもAC両方がV
どっからどう見ても公式から両刀前提。
それから高威力技
威力80以上に絞って列挙すると
①じんつうりき(威力80/エスパー/特殊)
②とっしん(威力90/ノーマル/物理)
③アクロバット(威力55、実質110/ひこう/物理)
④あなをほる(威力80/じめん/物理/新規習得)
⑤たきのぼり(威力80/みず/物理)
⑥あくのはどう(威力80/あく/特殊)
⑦ダストシュート(威力120/どく/物理/恐らく使う)
⑧アクアブレイク(威力85/みず/物理/新規習得)
⑨ハイドロポンプ(威力110/みず/特殊)
⑩ふぶき(威力110/こおり/特殊)
⑪れいとうビーム(威力90/こおり/特殊)
⑫みずのちかい(威力80/みず/特殊)
⑬ギガインパクト(威力150/ノーマル/物理)
⑭ハイドロカノン(威力150/みず/特殊)
⑮はかいこうせん(威力150/ノーマル/特殊)
⑯テラバースト(威力80/実質どく/特殊物理両方/新規習得)
⑰とびはねる(威力85/ひこう/物理)
となります。計8タイプ17個。
テラバースト除いたら物理と特殊の比率は見事に1:1
更に気がかりなことに、ゲッコウガは今作『つるぎのまい』『かわらわり』『くさわけ』を新規習得しています。ゲッコウガの代名詞である『かげぶんしん』、レイドで使う分には便利な『ちょうはつ』は相変わらず健在とのことで、その...
仮に物理/特殊の片方しか使わないゲーフリのお慈悲があったとしても、何が飛んでくるか分からないということは全く変わりありません。大丈夫かこれ。
③:えげつないほど強い特性
実は既にゲーム内で、とある特性の名前が検索候補に挙がっています。
───そう、『きずなへんげ』
上述のポケモンサンムーンで配布された「サトシのゲッコウガ」が持っていた特性です。
これが搭載された当初の仕様は
『相手ポケモンを1体ひんしにするとフォルムチェンジ。ACの種族値自体が50上がり、Sの種族値自体が10上がる。ついでにみずしゅりけんは威力20の3発に固定される』
それでいてもちものはまた別枠で持てるとかいう、生涯出禁級の特性でした。当然ですが、きずなへんげを持つゲッコウガからはタマゴは産まれません。
ですがですが、今作では上記画像のようになぜか弱体化されたようであり、聞くところによれば能力発動も1回きりとも言われています。やったねよくない。
いますが、だったら何で元の特性から大幅にパワーダウンする必要があったんだろうなという疑問も拭えません。
ここもソロレイド泣かせの特性なんてゲの字が採用するはずがなかろう。第一今作解禁はないであろうヨワシの『ぎょぐん』が見えている時点できずなへんげはありえないという、性善説と希望的観測に基づいて、以下夢特性である「へんげんじざい」を前提に話を進めていきます。
あぁ、最後に。
と言いましたが、もし最強ゲッコウガに努力値が2箇所に128ずつ振られるとしたら、その2箇所は一体どこでしょうね。
自分で推薦しておきながらこれ以上HP25倍説を信じたくなくなってきたので、この記事をご覧になられている皆さま、HP30倍説の信頼置ける検証をご存知でしたらぜひ紹介してください。切にお願いします。
【絶対NGの理由】
先走った結論の理由です。
ぶっちゃけ①~⑥までは飛ばし読みでいいと思います。
攻略サイトの中の方々におかれましては①と末文をご覧になって頂けると幸いです。
※ここから先、ゲッコウガが使ってくる技は、最もありえそうな
①みずしゅりけん(固有技:みず特殊)
②ダストシュート(性善説を信じて:どく物理)
③あくのはどう(構築で最も使われた技の一つ:あく特殊)
④アクアブレイク(新規習得で一番使ってきそう:みず物理)
と仮定し、これを基にダメージ計算を行います。
尚、ゲッコウガは理想個体性格補正無し努力値無振り、技を受けるポケモンは理想個体かつ性格補正あり、それでいてHとBorDに努力値全振りかつ急所ナシという究極のご都合主義で計算します。
つまり実際はもっと脆い。
努力値は合計512510しか振れない事をお忘れなく。
※※時間経過or体力減少による5枠目以降の技ですが、つるぎのまいやちょうはつ、かげぶんしんだとかそんな地獄を想定しても仕方ないので何も見なかったことにします。
<①ニンフィア─君の役割は─>
金策だ。
あとは鋼も毒も絡まない特殊技一辺倒のレイド、それから対人戦だ。
頼むからテラスタイプか元のタイプがどくorはがねのレイドには、物理がちょっとでも混じるレイドにも出て来てくれるな。ニンフィアが哀れじゃわ。
(種族値)95-65-65-110-130-60
(実数値)331-166-166-256-296-156
(ダメージ計算)
みずしゅりけん→26〜80 確定16発、乱数5発
ダストシュート→234〜276 確定2発
※努力値の条件見てね
あくのはどう→23〜32 確定15発、乱数13発
アクアブレイク→84〜99 確定5発
※努力値の条件見てね。1番耐えられてこれって話ですよ
「あっ、じゃあ特殊技しか使って来なかったらアタッカーでもイケるじゃん!」
すみません、相手のタイプテラス毒なのでフェアリータイプの技は半減なんですよ。この時点でアタッカーとしての価値は一切ありません。
そもそも種族値がH95、B65というポットデスに毛の生えた程度のポケモンを、弱点の物理技を使う可能性がある相手に軽率に選び、しかも金策仕様のままって可能性がある時点で信頼度ゼロなんです。
例えサポーター特化だとして、それを待機画面で見抜くなんて出来ないんですよ。失った信頼はそう簡単に取り戻せない。
私事ですが、この前の最強エースバーンの野良レイドで、ニンフィアが同席していたときの戦績は1勝28敗でした。
これは勝ち数1番勝率2番という優等生だったサポーター型ウェルカモ使用時の戦績(30勝19敗)どころか、ウェーニバルやボーマンダくんが同席していた時の戦績と並べるのも失礼なレベル(3勝1敗)です。当然マリルリリザードンミラコラソウブレイズテツノカイナ同席時だってもっとマシな戦績でした、少なくとも勝率1割は超えてました。
その28敗の中でサポーターに特化していた物理耐久型はたった5回で、明らかにニンフィアが原因ではない負けを含めても7回でした。
しかもその1勝すら、26連敗の後です。
その勝ち方は、金策仕様のニンフィアがほぼ隔ターン毎に退場して残り時間のゲージを1体でほぼ8割持って行き、ハリーセンがアシッドボムを打ったそばから積み技もせずはかいこうせんとハイパーボイスを交互に連打、最速アシパ積みでもギリギリ間に合わない勢いで中途半端にダメージを与えた直後に即退場バリアとバフ打ち消しとビルドアップをほぼ同時に誘発させて泥沼。
最終的には時間切れ寸前でハリーセンの神がかった応援とバウッツェルの冷静で的確な判断のてだすけにより、残り体力ゲージ1割削り切るところだけハイパーボイスで持って行くとかいう、今思い出しても我慢ならない凄惨な内容でした。
聞いてます?軽率にもニンフィアとかを推し、変更履歴すら表に残さず消した某攻略サイトの方。
大量のライト層と一部ヘビーユーザーがバカを見た責任の一端、間違いなくあんた方ですよ。
そもそもあんた方が運営しているサイトで、エースバーン固有技であるかえんボールか、構築使用率上位にめり込んでたアイアンヘッドのダメージ計算、どっちか1個見せるだけでも防げた悲劇、絶対あったはずですよ??
そしてその役割を1番果たすことができるのは、数字だらけでライトユーザーが敬遠してしまうポケモンwikiでも、ドまぐれでアクセス数5桁に届いてしまっただけの勘違い長文零細ブログでもなく、検索結果上位に常に出て来る、あんたら攻略サイトの中の人のはずなんです。Google検索上位になるって、そんだけ影響デカいんです。
手軽な上辺だけの情報を多数のユーザーが求めるのも、いち早い情報が提供できなきゃアクセス数も収入も稼げなくなることも充分わかるけど、その結果がこれですよ???こんなポケモンにしてしまって楽しいです???
何で対戦歴の長いポケモンおじさんやおねえさん達がダメージ計算に矢鱈こだわるかって、そういうことなんですよ。ポケモンは勝ちを求めるなら算数ありき、理論ありきなんです。
多分攻略記事書いてる方もそれくらいはわかってますよね?小学校の算数でダメージ計算の大半はカバーできる事くらいは。
頼みます、本当に。
<②マリルリ─見🔵必退─>
「命令は一つ、見🔵必退(Meet and Escape)だ。以上。」
(種族値)100-50-80-60-80-50
(実数値)341-136-196-156-196-136
(ダメージ計算)
みずしゅりけん→16〜45 確定29発、乱数10発
ダストシュート→206〜246 確定2発※努力値の条件
あくのはどう→40〜48 確定11発、乱数9発
※
アクアブレイク→36〜43 確定512発
数値を見てわかる、物理耐久の大事さ。
確かにサポーター型特化かつ、特殊しか打たない、しかも毒はテラバーストだったとか都合良すぎる条件があるなら、無理よりの無理だけどニンフィアよりかはマシなレベルで採用はあり得ないことは無いわけではないです(だからって採用しないでね)。
でも、でもね。
最強エースバーンや★6レイドで致命的なトラウマを負ったユーザーの脳裏によぎるのは、初手はらだいこからの自滅なんです。
そしてニンフィア同様、それを待機画面で見抜くのことはほぼ不可能なんです。
いっぱい退室してごめん。
ただ誤解しないで欲しいのは、ニンフィアもマリルリも、活躍の場を見極められるなら間違いなく強い。
ポケモンには役割があり、それを見極めるのはトレーナーの仕事です。
一般的にその見極めが得意なのは、感情より理論で動く、小言の多いポケモンおじさん達です。
ポケモンで勝ちを求める場合に限ってはおっさんの信頼度が1番高い。これは定説です。
<③ヤドラン─ヤドキングって知ってる?─>
ヤドランの役割は対物理
ヤドキングの役割は対特殊
それと専用技『さむいギャグ』です。
〜ヤドラン〜
(種族値)95-75-110-100-80-30
(実数値)331-186-256-236-196-96
(ダメージ計算)
みずしゅりけん→14〜45 確定29発、乱数9発
ダストシュート→84〜100 確定5発、超低乱数4発 ※努力値
あくのはどう→150〜176 確定3発※
アクアブレイク→30〜36 確定14発、乱数11発
〜ヤドキング〜
(種族値)95-75-80-100-110-30
(実数値)331-186-196-236-256-96
(ダメージ計算)
みずしゅりけん→14〜45 確定29発、乱数9発
ダストシュート→103〜123 確定4発※努力値
あくのはどう→120〜144 乱数3発※
アクアブレイク→36〜43 確定11発乱数10発
一見固そうに見えますが、これはHBorD全振りという条件においての計算結果です。
くどいほど繰り返しますが、実際は更に脆い。
例えば、ヤドランのあくのはどうの与ダメは性格補正なしD振り努力値0の場合
212〜252(確定2発)
となり、撃たれた瞬間詰みです。
ただでさえ弱点の悪タイプを撃たれることは目に見えているのに、それが両刀となれば尚の事。
まさか水タイプしか使ってこないなんて夢物語が実現しない限り、ヤドランもヤドキングも採用は控えると考えるのが普通です。
他の技に対してどんくらい脆いかは、せっかくの機会ですからご自身で計算されるのも良いかもしれません(第9世代非対応に注意)。
(補足)
弱点保険ワンパン型がTwitterで流れているのはご存知でしょうか。あれは紛れもなくマルチ専用です。
初手でほぼ致命傷の確定2発を受けても、応援で連携してリカバーするという野良レイドでは絶対起きない挙動を条件としてます。
ただ、ワンパン前提とか言ってはいましたが、ゲッコウガのDのランクを下降させない場合、C6段階A2段階上昇したヤドランのアシストパワーは与ダメは2850〜3300そこら、そこから先はバリアが入ってダメージ1/4になるから、残りのヤドランやヤレユータンのアシパ3体を合わせても5000そこらになります。HC振りでそこからどうリカバリかけるかは気がかりではあります。
そもそも野良においてはワンパン大前提の挙動は往々にして周りの足を引っ張りかねない選択肢。メタがワンパン一択に染まってしまったエースバーンが例外だっただけ。
間違っても野良で真似しないよう。
<④クエスパトラ─フェザーダンス、対象お前─>
そもそも元が悪タイプに出すポケモンではない。
(種族値)95-60-60-101-60-105
(実数値)331-156-156-238-156-246
(ダメージ計算)
みずしゅりけん→32〜105 確定13発、乱数4発
ダストシュート→121〜144 確定4発、乱数3発
あくのはどう→174〜206 確定3発、乱数2発(16.0%)
アクアブレイク→87〜103 確定5発、低確率乱数4発
とにかく脆い。
ご都合主義の計算でさえこれだけしか耐えきれない。
活躍の場はここじゃない。
<⑤史上最強の2匹>
種族値ダメ計略
ハイドロポンプどころかアクアブレイクで2体とも乱数2発〜確定3発の時点でもう出番はねぇです。
そもそもエースバーンとリザードン自体がその耐久不足から、高レベルの両刀レイドや長期戦に致命的に向いてない。
ハッサムとかヘラクロスとかにはめっぽう強いけど、かなり限定的。以上。
<⑥グレンアルマ、ソウブレイズ>
略
お前の技は大半半減以下、そしてゲッコウガの撃つみずとあくタイプの技はほぼ全て乱数4発以内です。
<⑦ドクロッグ─対人戦慣れした人ほど陥る罠─>
対策ポケモンの中にこいつの名前が上がっていますが、少なくともこいつは野良レイドでなくともあり得ない。無論野良でも絶対に使われてほしくない。
これ以上のダメ出しをする前に、まずドクロッグのステータスについて確認をしましょう。
このどく・かくとうというタイプ複合が極めて優秀で、かくとう、くさ、あく、どく、いわは半減、むしに至っては1/4です。
弱点はエスパーで4倍、じめんひこうは2倍です。
また、特性の「かんそうはだ」が見た目極めて優秀で
些細なデメリットはあれど、ゲッコウガが使ってくるであろうみずしゅりけんでがっつり回復できるのは嬉しい限りです。
また、無効化しない技も
あくのはどう...42〜49(確定9発、乱数7発)
ダストシュート....58〜69(確定7発、乱数6発)
と、割とアリ寄りなアリよりのアリな耐性を持ちます。
種族値が 83-106-65-86-65-85
実質値は 307-248-166-208-166-206
と、結構脆い事を考慮すれば、上等もいいところだと思います。
「え?じゃあアリじゃん!」
その考えが危険です。早計もいいところ。
仮に弱点技を一切ついてこない技構成であったとして、あくまで上記計算はご都合主義。実際にはもっとダメージを受ける事になります。無論、じんつうりきやアクロバットなんて使って来たらもうそこで試合終了です。
何よりお忘れになっていませんか?ここは野良レイドです。どんなポケモンと一緒になるかわかりませんし、それでいて対人戦同様、流行に左右されます。
例えば昨今の★6レイド、エースバーンで味をしめたヤドランやグレンアルマが頑なにワンパン狙いをやって周囲が付き合いきれず退職届を叩きつけるのがトレンドになってます助けて。
そして一見優秀に見える「かんそうはだ」、目を瞑ると、ほら。
何か...ポケモンの鳴き声や効果音、動物の影が浮かんできませんか?
実際、水対策にひでりやにほんばれが流行る可能性は大いにあり得ます。そうなるとドクロッグの特性は戦場で足を引っ張ることになります。かと言ってあまごいを自分で使うのは言語道断。それはゲッコウガの実質強化であり、ひでりによるダメージ以上に周りの足を引っ張ることになるからです。
また、ドクロッグが耐久を上げる事ができる技は「ビルドアップ」のみ。D65ではいくら半減とはいえ、特殊技が痛い事には変わりありません。
何より致命的なのはその技範囲。
ドクロッグの技範囲では、テラス毒ゲッコウガの弱点をつける物理技がタイプ不一致の「じしん」「あなをほる」「じならし」しかありません。
耐久に全振りした状態でのじしんの与ダメは210〜248。つるぎのまい3回積んだ後すら性格補正込みで916〜1078
アタッカーとしては正直中途半端。だからと言ってAに半端に努力値を振ったら、今度は高威力の物理技や特殊技に耐えきれない。
タイプ相性「は」良かった最強エースバーンにおけるソウブレイズでさえ、てっぺきリフレクターを使えたにも関わらずあの惨状だったことを考えると、正直有用とは言えません。
まとめると、ドクロッグが活躍するための条件とは
①みずタイプの技以外全部物理で
②ひでりやにほんばれを誰も使わず
③ゲッコウガがあまごいを使い
3つじゃない4つだこれ ごめん
④じんつうりきを始めとした弱点技を一切使ってこない
その上で毎ターン200そこらのダメージを稼ぐ事が役割となりますが、そんな中途半端な火力と耐久なら、サポーターとしてD振りドヒドイデでも使った方が無難です。
あ、そうそう。不適正と言えば...
.私が愛用している、野良レイド最強サポーターのポットデスも、ほぼ確定でそれにあたります。とてもつらい
【おまけ:ポットデスの相性は?】
最強リザードン以来、ポットデスと心中してきた私が自信持って言います。
まず特性からしてダメです...
仮に特性が『きずなへんげ』ならスキルスワップ不能。この時点でお役御免。
仮に『へんげんじざい』であったとした場合、スキルスワップした次のターンに撃つ技は大体
・リフレクター(エスパー)
・ひかりのかべ(エスパー)
・トリックルーム(エスパー)
のどれかになります。どうあがいてもエスパー。
ゲッコウガの元のタイプはみず・あくということを考えると、ゴーストであろうとエスパーであろうと、弱点を突かれまくることには変わりありません。
ちなみにあくのはどうに対しては耐久全振りにおいてさえ116〜140(確定3発)
でも特殊耐久に全振りすると今度はアクアブレイクなどの物理技が確定3発、万一つじぎりなんて使ってこようものなら確定2発です。
どうせゲッコウガが早い事には変わりないんだし、壁2種類積めばいいじゃんという話になりますが、そうなると、ゲッコウガに対する最も良い解答のひとつである『トリックルーム』を事実上放棄することになります。
それにあくのはどうは20%でひるみ付与、つじぎりは急所率12.5%です。対戦相手の使う技の追加効果は常に体感30%増しという鉄則に則れば、あくのはどうを浴びながらスキルスワップと壁を張るのは事実上不可能、そして壁の影響を受けなくなる急所をそんな高確率で受け続けながらポットデスの役割を遂行するなんてのは、もはや夢物語の領域です。
そもそも、ポットデスは両刀がそこまで得意ではありません。サザンドラのあくのはどうとかみくだくの使い分けは無論、ブロスターのクラブハンマーやヌメルゴンのパワーウィップすら、HP管理を怠ったら落ちる位には痛い。
採用があるとしたら、あくのはどうもつじぎりも使って来ず、かつ高威力技が全部物理か特殊に偏ったときだけです。そうなればポットデスは最強のサポーターの一角として大活躍するでしょう。まずもって有り得ないけど。
攻略サイトには沢山の対策ポケモンが載っていますが、そのどれも過信は禁物。なぜならば、ゲッコウガの技範囲があまりに広すぎて、何してくるか全く読めないから。
そんな状況で確実に出来るのは「あ、このポケモンはよくよく見たらダメだ」っていう検証を、数値と理論と睨めっこしながら行うことのみ。
自分でそれをやってみるのも、楽しいかもしれませんよ。
【本当のおまけ:今流れてる対策ポケモンについてこっそりあれこれ】
ここまで付き合って頂いた皆様、本当にありがとうございます。
ここでは、今の時点で挙がっている有用とされる対策ポケモンで気かがりな事を容赦なく凝縮しています。見出しもつけていないこの項目まで読み通す力がある方とは、相当ポケモンに慣れているか、文章を読む事に抵抗がないかのどちらかには該当し、そのような方々はここにある情報を曲解したりはしないという前提で書いてます。その分、ちょっとだけ詳しいと思います。ではどうぞ
(RIKISHI)
某サイトにてハリテヤマ名前が挙がっていましたが、ハリテヤマが得意なのはHの指数受けであって、BDともに60しかない紙っぺらの部類である事に留意する必要があります。そもそも同じRIKISHIであるテツノカイナもじしんを覚える上、こちらはH154B108D68と耐久もハリテヤマより格段に高いです。わざわざこんじょうのためにかえんだまを持ち、毎ターン最大HPの1/16ダメージ喰らうリスクを背負うなら技構成と努力値調整したテツノカイナでいいって結論になるかと思います。そのサイトはハリテヤマをワンパン狙いと書いてましたが、火力全振りはらだいこからのこんじょうぶちかましの与ダメは2300〜2600そこらで即バリア誘発。ソロではどう足掻いても、たぶん野良でも無理です。やっぱり計算って大事。鵜呑みはダメ。
(エクレアとうみうし)
ちょすいを持つドオーは確かに特性特殊耐久ともに優秀ですが、Bは60しかありません。本当に上記4つの技構成なら物理とか関係なく受け切れますが、仮につじぎりなどを使って来るようなことがあれば、物理耐久性格込み全振りでやっと乱数6発、急所のことや特殊技に配慮した努力値配分をするならもっと脆いです。ちょすいはあくまでHP回復のみで、しかもその選択肢はゲッコウガに委ねられるのです。技のAmazon倉庫であるゲッコウガの対策ポケモンとして有用と言い切るのはまだまだ早い。これはよびみずを持つトリトドンも同様です。
(ヘッダーの画像)
チオンジェンは技構成耐久ともに申し分ないサポーターですが、弱点となるタイプがあまりに多すぎます。仮に弱点をあんまり突かれない技構成であったとしたなら採用もギリギリ視野に入りますが、仲間の打点まで下げてしまうという致命的なデメリットを考えたらやっぱ今のところ対策として拡散するのは危険も危険極まりないポケモンです。ディンルーは積み技もないのでその時点でNG
(🗝)
クレッフィはゲッコウガが得意とする水技が事実上確定5発程度の範囲にあり、また得意とするでんじは等の敵に向ける変化技はバリア後には腐るため、対人戦では考えない慎重な技選択や運用が要求されます。辿る道は、恐らく対最強エースバーンにおけるオーロンゲと同じです。活躍はすれど、思ったほど長生きはできない。
アシパ型??????絶対やめろ。確かに某サイトに載ってはいたが、サポーターが来てくれたと思い込んだ仲間が絶望のどん底に突き落とされて時間ゲージごと死ぬ。そもそも自身でCを上げるどころか、能力ランクを上げる手段自体がてっぺきとめいそうしかない。これは後述するとあるポケモンにも言えることだけど、C6段階あげるのに実質8〜9ターンかかり、それで与えられる与ダメはいのちのたま込みAC全振り性格ひかえめですら3081〜3627。こんなもん野良どころかソロでもオススメできません。
(はがねタイプ)
海外公式のオススメ対策ポケモンにルカリオとドータクンが挙げられているとか風の噂が流れてますが、あのゲンガーやクリアスモッグを推奨した公式の言うことはあんまり信用なりません。ドータクンに関しては、高威力なあくタイプの技を一切使わない場合に限り、アタッカーサポーターどちらにおいても最適解になり得ます。アーマーガアは、ゲッコウガがこっちの能力ランクを下げる技を常用する場合に限り採用可能です。それでも現時点で拡散を控えた方がいい理由は、ドオーやトリトドンと同じです。
ルカリオ?夢特性「せいぎのこころ」は魅力的ですし、じしんも使えますが脆い。ドータクン以上に勧めるのは慎重になる必要があります。
(ふういんポケモン)
ミカルゲの耐性は間違いなく最適解ですが、問題はその役割。おにび等の変化技は序盤のみの活躍、壁も覚えないことを念頭に置くと、これは事実上のアタッカー。個人的には新規習得のトリックルームでまず仲間全員に先手をプレゼントし、バークアウトでCを下げつつ隙を見てわるだくみを積む。そして準備が整ったら新規習得のサイコショックを連打して欲しいところです。わるだくみ2回積んだ場合のサイコショックの与ダメは444〜524そこらと、決して悪くはない打点です。しかし、ワンパンありきという邪悪な先入観に囚われた人達にとっては存在自体が邪魔になるでしょう。本気でかなしい。
あとちょっと気掛かりなのは耐久。物理/特殊に均等に耐久をする場合の努力値配分と実数値はD↑でH304(252)-B144(288)-D308(112)だけど、これだと例の4つの技は大体乱数5発圏内。おにび以外でAを下げる手段がない以上、長期戦にはちょっと心許ない。だからもう少しB寄りの耐久調整...とかそんな細かな調整が必要なポケモン、有効だと軽率に拡散していいのか?という懸念がすっごくあります。
(水タイプなのに争いの火種)
アシストパワー型シャワーズは現状最も有効とされてしまっているポケモンの一つですが、まずB60という点を念頭におかねばなりません。また、火力面に関しても、某大手企業サイトが提案したHC全振りで(いのちのたまと仮定しても)シャワーズが最大パワー(C6段階上昇)でアシパを撃てるようになるのは事実上応援込みで9ターン+α。
何でそんなかかるって?簡単ですよ。シャワーズはわるだくみを覚えない。
わるだくみを持っていたヤドランのそれでさえ付き合わされてる周りは辟易していたのに、輪をかけて悠長なそれに付いていく自信あります?私は生理的に無理です。
それでいて与えられるダメージは、Dのランク下降無しでは3800〜4400そこら 。こんなもんのために延々々々々々々々々々とめいそうととけるを積み重ねる速度火力ともにヤドラン以下のシャワーズを野良で介護し続けろだなんて、もう回りも自分も(火力に全振りしたために極めて脆く、威力80程度の技が満遍なく乱数4発圏内)やってられません。
ただ絶対誤解しないで頂きたいのは、これはシャワーズ自体が弱いと言っている訳ではないこと。スペックも特性も技も悪くはなく、非ワンパン前提ならそこそこ安定した火力が期待できます。ただ...現実的に見えているのは「レイド=ワンパン」と、最強リザードンと最強エースバーンと攻略サイトで刷り込まれてしまった大量の初心者プレイヤー達。そしてシャワーズがゲッコウガに有効であると着々広まってしまいつつあるこの状況で、万が一でもシャワーズをワンパン前提で騙る大手攻略サイトが、世界のどこか1ヶ所にでも現れる事態になれば、もう悲劇の再来は確実です。紅蓮の湿地の沼底にでも捨ててしまえ、ワンパン思考。
逆に、大手サイトがこぞって
「シャワーズはワンパン前提じゃないよ!」
「とけるはまず1回、そっから先はめいそうだよ。延々補助技積んでたら、仲間が持たないよ!」
「シャワーズに限らず特殊技を使うポケモンを見かけたら、アシッドボムとかでいっぱいとくぼう下げてあげてね!」
って宣伝してくれたら、だいぶ平和な★7野良レイドが約束されるかと思います。期待してますよ。
(懸賞金1億円)
輝石ノコッチ(≠ノココッチ)はベスト2に入りそうなほど正解に近いサポーター兼アタッカーだと勝手に思い込んでいますが、某攻略サイトに載っているそれは、バリア後も特性込みで60%でまひを付与しながらタイプ一致打点を叩き出すのしかかりも、バリア後もAを下げるひやみずも非搭載でした。勘弁してよぉ...
【対策ポケモン気になるアレコレ+β(1/28追記)】
(きれ味戦士)
ワンパン型エルレイドはその火力から野良でもいけると思われる方も多いかと思いますが、ゲッコウガから飛んでくる技が基本等倍であること、そしてHは68Bは65しかない紙っぺらで、Hしか努力値を振らない場合のダストシュートは確定2発あることを、4人全員が考慮しなければ勝ちにつながりません。必中のせいなるつるぎは確かに魅力的ではありますが、野良向けでは無いというのが現状です。同じキレ味戦士でもコノヨザルは多少耐久もありますが、こちらもゲッコウガのCの前ではやや厳しいというのは覚悟しておく必要があります。
(🙇)
ドドゲザンはマルチでも限りなく正解に近い物理アタッカーですが、ハイドロポンプはHD全振りにおいてさえ108〜127(確定4発)、Aに振ってしまったばかりにD無振りなら139〜165(確定3発)です。これを避けつつ仲間まで守れる手段はただ一つ、バークアウトです。まずバークアウト2発程度を撃ってしまい、時間経過で味方のバフ解除されてからつるぎのまいを積んでドゲザン連打というのが理想です。つじぎり程度なら努力値無振りで乱数11発。余裕で耐えきれます。逆に仲間の中にドドゲザンがいるときは、Cを下げてやらないと敗北一直線です。
(🐡)
ヤドランがエースバーンに続き活躍&アシパ型の蔓延が見られる以上、ハリーセンの活躍は間違いありません。ただし努力値配分をHD全振り、特殊耐久特化にしてください。挙動はエースバーンの時と同じく、ひやみず1〜2発からアシッドボム連打ときどきつぼをつくでOK。もちものは追加効果を受けなくするおんみつマント一択でしょう(たべのこし系はエフェクトが時間を食うのであんまりお勧めしたくないです、そもそも滅多に倒れません)。
(懸賞金2億円)
ノココッチは、つじぎりによる急所で事故が起きにくく、ハイドロポンプの答えであるめいそうも、命中率まで上げるとぐろをまくも積める暫定一位の解答と言えます。二位だと思ってた
持ち物はこおりやどくの追加効果を受けないおんみつマントが無難、特性は前述のバクチを目論まない限り「びびり」で良いと思います。
努力値配分は今すごく議論されてますが、つじぎりによる急所事故が起きても被ダメが努力値耐久無振りで130〜154(乱数3発99.9%、ダストシュートの通常被ダメよりちょっと弱い)ということを考慮すると、とりあえずD寄り。ハイドロポンプの被ダメが80%の確率で3回耐えられる(低確乱数3発と言い切れる)H88D196(性格補正はB)を勝手に推奨します。算数の得意な方なら、多分もっと美しい配分ができると思います(できるだけCに振りたい)。
技構成はアシパ型にするなら「とぐろをまく」「めいそう」「アシストパワー」、あと1枠は「はねやすめ」で良いかと思ってます。最強エースバーンと違って急所事故が起きやすく、「いやしのエール」は回復下限20%を結構な頻度で叩き出すので。
C全振り性格無補正ノココッチがとぐろをまくとめいそうを2回ずつ積んだ場合のアシパ与ダメは868〜1022です。ワンパンはならずとも、ここにてだすけやアシッドボムによる支援があれば、単独でもバリアを叩き割れる範疇になります。命中率アップが偉大。
ここにあがっているポケモンの多くは、メタに合い、それでいて弱点の技タイプで突かれない場合に限っては、アタッカーまたはサポーターの一角として大活躍するでしょう。まぁ全員が弱点を突かれないなんてのは、ゲッコウガの技範囲からして、まずもって有り得ないけど。
今、攻略サイト等にあった沢山の対策ポケモンを挙げましたが、やはりそのどれも過信は禁物。なぜならば、ゲッコウガの技範囲があまりに広すぎて、何してくるか全く読めないから。
そんな状況で確実に出来るのはやはり「あ、このポケモンはよくよく見たらダメだ」っていう検証を、数値と理論と睨めっこしながら行うことのみ。
せっかくの機会ですし、自分でそれをやってみるのも楽しいかもしれませんよ。
【おわりに】
私が子供の頃は、ゲームの攻略はわざわざ本を買っていました。俗にいう攻略本。
お金を出して、読み漁って、検証してゲームを進めていくのが当たり前でした。
その私が手にした攻略本の一冊に「ファイナルファンタジータクティクス大全(俗称:黒本)」がありました。
「実際は小数点以下の確率で盗める。」の伝説の嘘記述を鵜呑みにして、エルムドアから源氏シリーズを盗もうと粘りに粘った方もいるのではないでしょうか。私もその一人です。
多くのFFTプレイヤーを憤怒と混乱のどん底に陥れたこの攻略本、実はゲームデザイナーの一人が、嘘が混じった資料を出版社に渡した事が原因だと判明しています。
時は流れて2023年
ゲーム攻略本は、ゲーム内アイテム等の付加価値や、設定資料集としての側面を強めるようになりました。公式ガイドブックに載っていたナンジャモのインナーは予想以上にsexyでした。
ただのストーリー攻略情報なんかは、ネット上に無料で流れるようになり、お小遣いが足りない子や設定資料とかどうでもいい方にとってはとても便利な世の中になりました。
なりましたが、相変わらず(下手したら本中心の時代より)間違いや嘘の情報はゴロゴロ転がっています。
攻略本主流の時代なら、それは具体物として永続的に残るものでした(だからこそ黒本はネタとして昇華された一面もあります)。その点、ネット上に挙げた誤ってあげた攻略情報はさっさと書き直すことができます───例えその履歴を表に残さなくても、謝りもしなくてもです。それを見ていた人からの批判も、時間が経てば消えていきます。
でもそんな立ち振る舞いでは、黒本のようなネタとしての昇華もできないままズルズルと信用を失うだけかと思いますが、それでいいのでしょうか。
もしその間違いやうそが「まるっと検証もせず」拾った情報を鵜呑みにする考えなしのプレイヤーを弾くための手段であったとしたなら、それに巻き込まれた、本当に考える材料すらまだ選べないライトユーザー達はどう思い、またヘビーユーザー達はどんな角度で首を傾げるでしょうか。私としては、もっとマシな手段なかったの?って思ってしまいます。
もしその間違いやうそが、「まるっと検証もせず」拾った情報を鵜呑みにしたりした攻略サイト運営によるものだとしたら、これ以上かける擁護の言葉はありません。今すぐコンパネとブラウザと特定のアプリを開き、粗悪なキュレーションサイト同様、検索候補から除外する他ありません。
堅実に、ゆっくりでいいから、やるべき検証をまず自分達でやり、それを適切に噛み砕いてユーザーに還元し、間違った時はごめんなさいして次に繋ぐことができる。
そんな攻略サイトがGoogle検索の上位に登り詰めることを心の底から祈り
末尾とさせていただきます。
〜参考・引用〜
引用画像
鬼滅の刃 吾峠呼世晴 集英社
チェンソーマン 藤本タツキ 集英社
ニコニ・コモンズ(爆発画像) https://commons.nicovideo.jp/material/nc278082
参考URL
ポケモン徹底攻略 https://yakkun.com
[冠の雪原対応] ダメージ計算機 for ソード/シールド (剣盾, Sw/Sh, 第八世代) https://pokemon-trainer.net/swsh/damage/
ニコニコ大百科 https://dic.nicovideo.jp/t/
ピクシブ百科事典 https://dic.pixiv.net
ポケモンwiki https://wiki.xn--rckteqa2e.com/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8
ダメージ計算SV for ポケモン スカーレット・バイオレット https://itunes.apple.com/jp/app/itunes-u/id1644347579
“FFT黒本”「小数点以下の確率で盗める」21年目にして驚愕の事実発覚か 「スクウェアが資料にうそを入れた」https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1805/20/news024.html
がむ https://note.com/rayngum/n/nfba4953cb098
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