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輝石ウェルカモの研究レポート~ポケモンSVの野良レイドにて~


2/19追記
立ち回りや役割等の最新版はポケモン徹底攻略様にて掲載させて頂いてます。
https://yakkun.com/sv/theory/n1581
当記事も近日加筆修正を加えます。
それができるまでの経緯及び下書きのようなものとお考えください。

【前略、ハッコウシティより】



『誰も使ってないポケモンを活躍させたい!』


男の子なら。
いや、ポケモントレーナーなら多分誰でも一度は見る

対人戦ならマスカーニャヘイラッシャサーフゴー、ガブリアス、ジバコイル
レイドバトルならコノヨザル、ブラッキー、テツノカイナポットデス

そんな超強力で一線級なポケモン達からはるか掛け離れた、まだ日の目を見ぬポケモンをステージに立たせたいという願い

愛情、承認欲求、勝利、探究心、偶然───
はじまりは何であれ、九割九分が一度は思い
一割が動き、一分が続け、叩きつけられる現実の前に残るは一厘。


2007年全国大会決勝で名を馳せたレベル1ドーブルのように
2014年世界大会決勝で観客を沸き立たせたパチリスのように───


いい。
こんな大きな舞台じゃなくてもいい。

1世代限りの小さなステージでもいい、一瞬でもいい。

願いが叶うのならば!
流れ星のように儚くたって!!


夢を掴み、輝くことが出来るのならば!!!


2007年全国大会 中学生以上の部決勝。
おそらく、世界で最もドーブルが輝いた瞬間のひとつ。



WCS2014決勝。セジュン選手率いたパチリスは後日限定配布。
そして今作、このWバトルのメンバーは全員解禁。さぁ君も使おう。






「あンのクソうさぎ、マ〜ジでどうにかなんねぇの???」


時と場所は変わり、ナンジャモハッコウシティ。
年末に開催された★7レイド、最強エースバーンの惨憺たる結果に不貞腐れた男が一人。

ポットデスの紅茶中毒で物理的社会的共にエンドコンテンツなこの男、あらゆる対策ポケモンを前もって作っておきながら、野良レイドでの最強エースバーンの勝率はなんとギリギリ4割
紅白歌合戦も、出来たての年越し蕎麦も心半分になってまで打ち込んだ結果がこの有様なのだ。思い出すだに吐き気がする。
新年明けた実感は皆無にして心置き去り。憑いてきたのは怨念と腹の肉だけ。

先駆者の努力もあり、エースバーン対策のサポーター用の優秀なポケモンは、もうすでにいる。
炎無効のバウッツェル、あめふらしのペリッパーアシッドボムひやみず連打の要塞ドヒドイデ、ヤドラン特化型のハリーセン
彼らは間違いなくエースバーンに対する答えであり、週末開催のエースバーン相手に諸葛亮や司馬懿の如き活躍をもって君主に仕えるであろう。

しかし、そんな彼らにも、一つだけ共通する欠点があった。───遅いのだ。

サポーターのくせに遅い。
つまり仲間を支えようにも後手に回る。
相手を遅くする手段もない。あっても入れる枠がない。

ヤドランのような手遅れな鈍足は仕方ないにしても、せめてグレンアルマクエスパトラくらいは、何とか先手を取らせてあげたい。

「あぁ、エースバーン相手に、安心できる先手を皆にプレゼントしたい。」
「欲を言うなら、ポットデスが不利な★6レイドでも一泡吹かせたいなぁ。」

TwitterやNoteの情報商材にハマる人ですら引くような浅はかかつ手遅れな業突く張り。
大黒天から土足でけたぐり回されるような強欲、この世の誰も叶えてくれるはずもなく───






!?



!!!!!!!



いた! いたぞ!!!

こうげきを下げるひやみず、そしてすばやさを下げるローキックを覚え
エースバーンの技をすべて等倍かそれ以下で受け切ることができる。
かつ、ポットデスが苦手な★6レイドでも弱点を一切突かれない夢のような解答が!!!



俺の求めた答えは、ハッコウシティにあったんだ!!!!!

 (見てください、この姿。かわいいですね。)


そう思い込んだ狂人は、孵化余りの夢特性クワッスをむんずと取り出し嘴を抉じ開け漏斗を突っ込み
糖尿まっしぐらの飴と過剰な薬物52万円分、それにわざマシン4つをラバーカップで押し込み、額にあて布を縫い付けながらにまたがり

───黒い結晶の洞窟へと消えた。


このレポートは、そんな強欲と偶然と衝動が生み出した産物の活路と末路を

たとえ動機は何であれ、未だ日の目を見ぬポケモンたちが活躍の場を切り拓くための礎となることを願って書き記したものです。



前文終わり。
ここでは以下の用語を用います。

HP→H
こうげき→A
とくこう→C
ぼうぎょ→B
とくぼう→D
すばやさ→S

理想個体→ ある条件の中で各ステータスの実数値が一番良いもの。レイドバトルでは基本レベル100かつ、各個体値が32段階中1番良い理想個体の話をしてるよ。

種族値→各種ポケモンが持つ隠し能力値のようなもんだと思ってね。
エースバーンの場合はH80-A116-B75-C65-D75-S119だよ。後で出るよ。

努力値→「(ステータスの)きそポイント」のこと。ポケモンを倒したりタウリン等の薬を飲むことで増やせるアレ。これと種族値が高いほど実数値は高いよ。
(ステータス)↑ or↓→ポケモンの性格により、そのステータスの実数値が1.1(0.9)倍になること。※性格についてはここを参照だよ。

実数値...H=(種族値×2+個体値+努力値÷4)×レベル÷100+レベル+10の値  
H以外={(種族値×2+個体値+努力値÷4)×レベル÷100+5}×性格補正
から計算される、ステータス表に出てくるあの数字

(ステータス)n段階上昇or下降→戦闘中にその能力値がn段階上がる(下がる)こと。例えば1段階上昇なら3/2倍、2段階上昇なら2倍といった具合。

確定 or 乱数n発→その技をn回受けたら確実、あるいはダメージ幅次第でひんしになること。急所による補正は今回略。調べたい方はこちら(iOS)

🐰→最強エースバーン。ステータス詳細はさっき貼ったリンク先のどこか。
  推定実数HP7525、A294、B218、C165、D218、S274です。


【大前提】


<そもそも野良レイドって何?>

4文で言い表します。

「テラレイドバトル『みんなで挑戦』の俗称」
「全員目立ちたがりの脳筋アタッカー」
「攻略サイトレイド募集と違って長丁場」
「連携は期待しない」

だからこそ、それを支えるサポーターが要ります。ありがたがられます。

どんな地獄やねん?さっき見せたリンク先の序文通りだよ。
脚色のみ誇張なしの大焦熱地獄だ。

でもそれが楽しいんだ。自分のためになる出会いもあるし。

<サポーターって何?>



文字通りにつき、略。
ただし、「ひとりで挑戦(ソロ)」と違い、仲間が戦闘不能になるたびに時間ゲージが大幅に削れてしまうことは留意する必要があります。
つまり、長丁場でありながら死んではなりません。
そしてそれは仲間も同様。極力死なせてはなりません。

サポーターはそういう性質上、原則として性格も努力値も耐久に全力で寄せます。

言い換えれば、殴るのは他の仲間の仕事です。


ウェルカモについて】

<ずかん・種族値>

ポケモン図鑑より

ウェルカモ
レッスンポケモン
タイプ:みず
身長1.2m
体重21.5kg
(スカーレット)
ひたすらに 浅瀬を 走り込んで 足腰を 鍛え 仲間同士で 足技の 華麗さを 競いあう。
(バイオレット)
様々な 地方の ポケモンや 人の 動きを 見て 自らの 踊りに 取り入れる 努力家。
出典:ポケモンずかん

ひたむきで真面目な努力家ですね。眩し過ぎて目が潰れそう。

タイプ:みずというのは極めて大事です。
なぜならば大半の水ポケモンは他のタイプを兼ね備えています。それゆえに弱点が多いのです。

その点、みずタイプ単体であれば弱点はくさとでんきのみ。4倍弱点もなし。まずこの時点で合格です。

では肝心の能力値、特にBとDの値にご注目を。


H70-A85-B65-C65-D60-S65(計410)


「ダメじゃね?」と思われた方、心配ありません。
ウェルカモはウェーニバルの進化前、つまりアレが使えます。

そう、しんかのきせき!』

これを持たせることで、ウェルカモのBとDは実質1.5倍。
そうなるとこう。

H70-A85-B94-C65-D90-S65(計474)

この種族値は、あの草以外全て受け止める構築の古老、トリトドン(475)に並びます(古老の出番は特殊受け)。
ドヒドイデのような無敵要塞ザイガスじみた硬さはありませんが、弱点が少ない。ステータスとしては充分です。では次

<その役割>

一言でいうと
「ポットデスのカバー役」

は?ポットデスなんか知らんわ何言ってんだお前と言う方も多いかと思いますので、具体的に言いますと


・物理受けポットデスで受けられない高速高火力物理および、あくタイプの特殊両刀と
・常時ちょうはつを用いる種族値S70overのわざを受けた返しに

・ぎったんぎったんのけちょんけちょんにする。


となります。カッコいいだろう。


で、★6以上のレイド(概要こちら)でどれが該当するかと言いますと



サザンドラ(タイプ:あく/ドラゴン 全部該当。クソが)
オノノクス(タイプ:ドラゴン A147タイプ一致げきりんはムリ)
ガブリアス(タイプ:じめん/ドラゴン イケるけどかなりきつい)
カイリュー(タイプ:ひこう/ドラゴン 同上)
ブロロローム(タイプ:どく/はがね 高速ちょうはつがムリ)
ルガルガン(タイプ:いわ 高速ちょうはつが)
ソウブレイズ(タイプ:ほのお/ゴースト スキルスワップの意味無し)
ミミッキュ(タイプ:フェアリー/ゴースト 同上)
そして何より
素敵な御敵、最強エースバーン(タイプ:ほのお、テラス:かくとう)

このあたりです。

最低でもこれら全員の前で
生き延びながら、仲間を根強く支援するのがウェルカモの役割となります。何言ってんだこいつ。

相手のAとSに干渉可能な輝石ポケモンの代表例として、ヤルキモノハクリュー(ひやみず、こごえるかぜ、でんじは)がいます。ホスト解散の代表格である彼等は、技のレパートリーがウェルカモの比にならないほど多く、さまざまな型を作ることができます。

他にも、物理受けでメジャーになりつつある輝石ポケモンとして、アチゲータが挙げられます。B78かつ夢特性「てんねん」は、実はドオー以上の硬さを誇ります。

しかし、ヤルキモノでは最強エースバーンと致命的にタイプ相性が悪く、ハクリューでは上記★6レイドで不利な相手が複数います。
アチゲータは種族値実質B117であり、恐らく対最強エースバーンに限ってはウェルカモよりも健闘するはずです。ただ、Dは58(87)そこらとやや脆く、またいわ・じめんタイプも弱点であることからガブリアス等には到底出せません。何より前例が複数います。

一方ウェルカモは、上記レイドに登場するポケモンのわざを、ことごとく等倍以下(のろわれボディとかで出て来る5発目のわざは知らん)で受け止めることができます。前例も、シングルマッチの置物を除けばほぼいません。

ましてやそれが、ポットデスの尻拭いとなれば間違いなくこれが世界初です。
念のためGoogle,Twitter,bingで「輝石(きせき) ウェルカモ」「Eviolite Quaxwell」で検索しましたが、それらしき代物はありませんでした。


同じみずタイプの超優秀サポーターにママンボウがいますが、あちらのDは種族値45です。サザンドラやヌメルゴンのように物理特殊を使い分けるタイプには歯が立ちません。

万遍無く硬い物理耐性、ある程度なら受けられる特殊耐性。
そしてバリアでも腐らないAS降下への貢献。
これこそが、ウェルカモの役割といえます。

<ステータス>

アイテムは輝石一択。
Sに4振ってますが、S90後半族を気にしないならDでいいです



画像の通りなので説明を省きます。

推奨性格:ずぶとい(B↑A↓)またはおだやか(D↑A↓)
レベル100実数値(努力値)344(252)-185-251(252)-140-156-167(4)
もちろん、BとDの実数値はこれの1.5倍。つまり
344-185-375(252)-140-234-167(4)

というのが、実質的な数値になります。
特性はげきりゅう一択。
夢特性なんて要りません。夢は素面でつかめ。



<もちもの〜偏見の根源〜>

固定:しんかのきせき
進化前のポケモンのBとDを1.5倍にする、マイナーポケモンのお供にして混乱の元。


前述したヤルキモノもハクリューも、アチゲータも。あとリングマも
適切な場で登用した時の彼等は、すごく硬くて長丁場向きなんですよ?

上記ポケモンを★6野良レイドにて、見かけだけで判断して退出・解散したことのある方、次見た時こそ受け入れてあげて、ね?


そもそも解放条件自体が小学生には厳しい★6以上のレイドで、わざわざそれらを用いる時点で、何かしらの確たる考えがあるはずですから。
中身は只者ではないはずですから。
では次。



<技構成と立ち回り①>

必須:ひやみずローキックてだすけ
選択:フェザーダンス(エースバーン、カイリュー)、あまごい(それ以外はこっちで可)

エースバーンを想定する以上、これで固定です。

(立ち回り)

まず仲間の動きを見てから(後述)ひやみず、あるいはフェザーダンスで相手のAを下げます。
それから適宜ローキックで相手のSを下げることで中速の仲間に先手をプレゼントします。

ちなみに前述したエースバーンのS実数値は274です。ローキック1発で2/3の下降補正がかかり、実質182になります。これ一発で、グレンアルマやクエスパトラは、S努力値無振りであってもエースバーンを追い抜くことができます(計算はここ)。

『いやしのエール(味方全体のH20~100%回復)』『いけいけドンドン(3ターンの間技の威力1.5倍。重ね掛け厳禁)』等もはさみつつ、機を見ててだすけ。これは味方の次のわざの威力を1.5倍にします。
ウェルカモ自体は火力がないに等しいので、これを使うことが多くなるでしょう。

あまごいとフェザーダンスの選択肢ですが、エースバーン、カイリューには後者のフェザーダンス一択です。あとは前者のほうが何かと役に立つでしょう。

バリアを張られたら変化技は腐る?それを差し引いても必要です。
それは次のダメージ計算でおわかりになるかと思います。

<ダメージ計算と立ち回り②>

全員計算してたら字数制限を超過します。
なのでここでは、ポットデスが最も苦手な

最強エースバーン(Lv.100/A116)のとびひざげり(威力130)、アクロバット(威力実質110)
サザンドラ(Lv90/A105/C125)のかみくだくとりゅうのはどう(威力80,85)
オノノクス(Lv90/A147)のげきりん(威力120)

のみ計算します。

(エースバーン)
とびひざげり…109~130 乱数3発(92.2%) or 確定4発
アクロバット…124~146 確定3発
(サザンドラ)
かみくだく…46~55 確定8発、乱数7発
あくのはどう…111~132 乱数3発(96.8%) or 確定4発
(オノノクス)
げきりん…70~84 確定5発

いける?そうですね。エースバーン以外は。

最強エースバーンは、0ターン目にビルドアップをかましてきます。
つまり、上記ダメージが単純計算で1.5倍になり、Aを下げずば確定2発になります。あの腐れ意地っ張り耳長たんパン野郎め。

そしてこれこそが、『まず仲間の動きを見てから』と強調した理由です。

レイドバトルにおいては、まず仲間のコマンド入力順が最優先に処理されます。早いもん勝ちです。そしてその後、相手ポケモンのすばやさによって行動順位が変わります。
すなわち、まず他の仲間がリフレクターあまえる等、物理ダメージを軽減する技を打っていないかを少し見ます。地獄の年末と違って、トレーナー達もそれなりのポケモンを用意していると思います。


預かりましょう、おこぼれに。


その恩恵次第では、初手からエースバーンのSを下げることも可能です。強敵とじわじわ削れる時間ゲージを前に焦る気持ちはわかりますが、一旦落ち着きましょう。
理想形は、アタッカー(ヤドラン、ミガルーサ等)が1~2体、ハリーセンやドヒドイデ等のサポーターが1体、そしてこのウェルカモという形になるでしょう。

あ、もちろんエースバーン以外ならそんな慎重にならなくてもいいです。
むしろ仲間のことを考え、最速で入力してやってくださいね。

【実戦レポート~★6で見た夢~】

それではお待たせ、レポートです。
()内は、レイドのテラスタイプの略称です。
戦果、戦況、感想の順に記述しています、それではどうぞ。

<オノノクス(鋼、炎、闘)>



3戦全勝。ポットデスの敵討ち1体目成功。
当然、鋼にはテツノカイナ、炎にはマリルリと、タイプ適正なアタッカーに恵まれていたのもあります。
しかし最速入力ではらだいこ後のダメージを軽減し、いやしのエールでHPを回復し、あまごいでアクアブレイクの後押しをするこの動きは、少しは足しになったのではと思います。


<サザンドラ(霊、草、悪)>

→2勝1敗。ポットデスの敵討ち2体目完了。
やはり乱数3発~確定4発というのはいい。行動に余裕ができる(※比較対象:🫖)
あと地味にローキックは効く。1発撃ち込むだけで種族値S70族が、2発打てばワンチャン、3発ならテツノカイナマリルリも確実に先制が取れる。
これこそ正統派サポーターのあるべき姿。


調子に乗ってテラス悪に挑んだら溶けて消えた。
アヒルのテリーヌ一人前、いっちょうあがり。
本当ごめんなさいご一緒にしてくださった方。

<ガブリアス(霊、水、毒)>

1勝2敗。
水に勝ち、霊と毒に負け。退場した回数は確か3回。
基本オノノクスと一緒だが、技のバリエーションはこっちが圧倒的に多い。
初戦のテラス毒ではさめはだのダメージ忘れてて、ローキックかました後の味方のすなあらしでピッタリ落ちた。
ごめん。
勝ちの要因は当然仲間の優秀なアタッカー達。あなた達いてこそ、サポーターは本領を発揮できるのです。


<ブロロローム(龍、超)>

Quaxwell stands alone(全敗).

名誉のために言っておくが、ウェルカモは一度も退場していない。
役割は果たした。ちゃんとA3段階下げたし、何ならてだすけだってしようとした。

本人が平気でも、周囲のテラスタイプに釣られたタイプ不適正なアタッカーがいてはどうしようもない。何で釣られるの、マリルリとかマリルリとかがさぁ???

どうあがいてもこいつらが釣られないテラス鋼に挑もうとしたらホストに蹴り出された。うん知ってた。むしろよくここまで蹴り出されなかったありがとう。
泣く泣く潜った★5だと余裕だったので、いけるとは思います。


<ルガルガン(草、地)>

→2戦2勝。敵討ち3回目成功。
知らなかった、アタッカーを守ってさえいればこんなにも楽にルガルガンを相手にできたなんて。
ちょうはつ1回乗り越えるだけでここまで楽に処せるなんて。
やはり新しいポケモンを使うと視野が広がる。


<ソウブレイズ(草)>

問答無用の勝利。

ひやみずあまごいひやみず応援ひやみずひやみず応援あまごいひやみず
こんな美味しい勝ちはねぇ。カモはお前だ。

だから来て下さい、適正なアタッカーの皆様。

<ミミッキュ(霊)>

はっはっは、もはや敵ですらない(勝ち)
ウッドハンマー???あんなタイプ不一致技、A1段階下げるだけで確定7発の余裕のよっちゃんですなぁwwww

・・・とか思ったらローキックが通らないのを忘れていた。全てが後手。
おにびで仲間の物理アタッカーがオシャカになるのも忘れていた。
こいつのシャドークローは実質急所100%なのも忘れていた。

あやうく負けるとこだった。
ピノキオの鼻を折られるところだった。あぶないあぶない。

カイリュー(わすれた)>


Quaxwell stands alone. Not again(3戦全敗).

名誉のため言っておくが、3戦やってウェルカモは2回しか倒れていない。
また周りが、ウェルカモが倒れる前に周りが全員消し飛んでた。
大体なんだよ、ブロロロームのときといいこのフェアリーやドラゴン共は何考えてここに来てるんだよ?
いくらAを下げられても、紙っぺらの
サーナイトミライドンはどうにも

───と、ここまで口に出かかって大事な事実に気が付く。

「これ、仲間を守れてないな???」

いや、確かにミライドンやサーナイトはいた。はっきり言って不適正選出も大概だ。
実際、ミライドンはげきりん、サーナイトはしんそくでほぼ詰む。

しかし、火力はある。

ならば、序盤くらい体制を整えは出来なかったか?
そうすることでワンパンやそれに近い体制を整えてやれはしなかったか???
そういえばあの技の高島屋本店、0ターン目にビルドアップ使ってきたよな?やばくねーか?
よくよく見れば、カイリューも2ターン目までにりゅうのまいを積んでくる。いたちごっこどころかSの上昇は止められないな?

だったらせめて、A2段階下げて(ダメージ半減)やれねぇ?

それで行き着いたのがフェザーダンス。
ありがとうムーミントロール、この発想は君のおかげだ。
次会ったときが貴様の最期だ、ないも同然の首を洗え。


ファイアロー(炎)>

忘れられない先輩との出会い。そして介護役へ(勝ち)。


これが
こう。

神様のように心が広いホストの元、私はウェルカモとともにこの戦場に降り立った。
その後やってきたのは────そう、キッズネーム。

同じ青御三家使いとしてシンパシーを感じたのか、それとも単に進化前だからとナメ腐っていたからなのかは、画面越しではわからない。
ただ間違いないのは、後出ししてきたのがウェーニバルという事実。



デビュー前とデビュー後、2羽そろってのデビューである。

まず初手、最速で打ったひやみず。そして削れ飛ぶ先輩の体力ゲージ。
打たれた技は見なくてもわかる、ブレイブバードだ。
鳥の見た目なのにかくとうタイプを得てしまったが故に、1回食らうだけで大ダメージを受けてしまうのだ。
退場する先輩、もはや構わずひやみずとあまごい。そしてローキック。
先輩が磨くのは自分、後輩が支えたのは仲間全体。
再登場する先輩、それでもまだ削れ飛ぶ体力ゲージ。
応援をはさみもう一発打とうとした先に飛ぶはデバフリセット。先輩の再々退場。

「あ、これあかん。介助してるだけで負けるわ。」 

しかしそこはウェルカモを受け入れたホスト様、そして構築の古老、トリトドン
熟達した立ち回りで順調にファイアローの体力を削りきり、見事に勝利を収めた。

舐めプレイだったのか、親しみ故の選択だったのかはわからない。

ただ二つ言えたのは



「先輩、良い経験になりました。ありがとう。」
「でもやっぱ、あなたの戦場は憧れのランクマですわ。」


ケンタロス(超、あとわすれた)>


→3戦全勝。うし おいしい。
ただし筆者がほのおとみずを見間違えてあまごいをぶっ放す大戦犯を犯した。
それでも勝った、あの時は悪かったごめん。


ハッサム(鋼)>

保護欲とは偉大なり(勝ち)。

これまた度量が菩薩観音のように広いホストの元でクワッスを出させていただいた。部屋2人目の話である。そんなホストのポケモンは最強リザードン。選出としては至って的確。

その後に立て続けにやってきた2人。
おそらく心が広く、困った人を放っておけなかったのだろう。


「あ、コレ放っておいたらホストさん負けるわ。」



1匹混じる異質感
ガンガン攻撃してくれるおかげでサポートしやすかったです。
ありがとうございます。


そんな2人が神速で選んだのもリザードン。
3匹のリザードンと、一見場違いのウェルカモ。

早期決着をつけるべく全力のリザードン、長期戦を見越してチマチマとAを下げてはてだすけ、応援してAを下げててだすけと下支えを延々繰り返すウェルカモ。
きあいだめで実質急所100%のアイアンヘッドやシザークロス、いくらタイプ不一致といえどもリザードンにとってもただでは済まない。
そんなアタッカーを延々と、延々と支えるうちに───
勝った。
1回も倒れることなく、勝った。

身を挺した最強リザードン達の力あってこそだった。
ありがとう、保護者の皆様。

<一部ブイズ>

ブースター(霊、炎、たしか草、霊)

3勝1敗。
相性からしてお得意様も大概。
最後のテラス霊は、1回解散されたレイドに無理やりねじ込み、ドヒドイデをちらつかせながら突入した。
自分を1回蹴ったホストが出したのはドラパルト
ほかの仲間はニャイキングとコノヨザル。

ひやみずしながら時々応援。
でもコノヨザルへのてだすけのタイミングを1回損ね、それが原因で負けた。

コノヨザルは立派に役割を果たして1回倒れた。
ウェルカモは果たし損ねた役割があったが、1回も倒れなかった
ニャイキングは耐性なく倒れ続けたが、序盤のコノヨザルの一撃と中盤の応援でコノヨザルが持ち応えたのはニャイキングの活躍して有り得なかった。


それでは筆者を蹴ったホスト、あなたは?
あなたの活躍は、どこにあった???

ただ「負けた」じゃなくて、何で負けたかを考えてほしいな。
あなたが最初に見せていたバウッツェル、それ出して適当にじゃれついていれば勝ってたよ?
レイドバトルはまず生きてこそだよ?経験が足りないよけい

ブラッキー(わすれた)

→戦犯、俺! 以上!!

テラスに釣られたけど、こいつのイカサマはいくらAを下げても関係なかった。戦闘後に気づいても遅かった。
はらだいこ組を守護るには、ひやみずを連続で仲間にぶっかける必要があった、頭スカスカル団だった。

言い訳はしない、受け入れてくれたのにごめんなさい。

<最強エースバーン>

30勝19敗。

序盤役割は捨て身のフェザーダンスとローキックによるグレンアルマやクエスパトラ、旅パの介護。ワンパン寸前にはてだすけ、バリア以降はひやみずによる地道なサポート。
序盤一気に2段階Aを下げ、かつ中盤以降も1段階ずつなら下げられるという仕様が環境にマッチしてました。
頑なにヤドランとか出してたら、絶対こんな良い戦績にはなってなかったはずです。

このゲームも
これも
ここでも
これも
アシパ非搭載で泥試合になろうと
諦めない限りは
全部勝ちました。
短期戦から長期戦まで耐えました。


【結論~星6の夢の終わりに~】


結論は、以下の2つです。

① 場所を選べば、相当に優秀。

② しかしその実態とは。


まず①
これは言うまでもありませんね。優秀。

大事なのは、その条件になる②についてです。

大前提で説明し損ねましたが、実はサポーターというのは、おおよそ3つのタイプに分けられます。すなわち

壱.受け幅が広く、後ひと押しを支えるタイプ(ブラッキー、ママンボウ等多数)
弐. 戦局自体ド派手にひっくり返すが、条件があるタイプ(ポットデス等)
参. 特定のポケモンに特化したタイプ(シャリタツ、ハリーセン等)

ウェルカモの場合、紛れもなく『壱.』です。
ですが



地   味   !   !   !


とにかく地味、歴代サポーターの中でも屈指の地味さ。

耐久力は折り紙と言わずとも、スーパーのチラシくらいついている。
ローキックやひやみずは、バリア後だって腐ることはない。
草タイプの特殊技をつかってくるモロバレルみたいな両刀とか、そもそも特殊技しかつかってこないレイド以外は一応の出番はある。

しかし、そのひとつひとつが限りなく地味。

なにせ勝ったゲームの中で、8ターン以内に決着がついたのはたった3回(ブースター、オノノクス、ハッサム)。
あとはことごとく10ターン超え。時間切れはもっとあった。


大昔のMagic;The Gatheringで例えるなら、《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》の活躍したDelver Goがグダグダになった終盤。
いつまで経っても裏返らず、お互いの手札もブラフの土地一枚。墓地もほぼきれいになった状態で《ルーン唱えの槍/Runechunter's Pike》を装備しながら、ライブラリートップの《思案/Ponder》か熟慮《Think Twice》を待ちつつちくちくと打点を刻む。そんな盤面。

戦局をひっくり返す派手さは、ない。
アタッカーが不適正ならその時点でほぼ負けるし、その見極めができないならウェルカモは使わないほうがいい
上にあげたレポートの勝利は、ことごとく優秀なアタッカー達によって支えられたものです。
そして負けた原因の半分は、根本的にタイプ相性の悪いアタッカーが原因でした。
ウェルカモがしたことは、そのアタッカー達に迷惑をかけないように着いていき、必要そうなところを補っただけ。

そういった意味で、単に物理アタッカーを出してくれるだけで勝てるポットデスに圧倒的に劣ります。

また、味方の誰かに特化した強さも、ない。
シャリタツのように、全能力2段階上昇なんてできない。
ハリーセンのように、ヤドランのアシストパワーを直接底上げすることもできない。

出来ることは
あと一押しかふた押しで勝てそうな仲間たちを見つけて
耐えて、耐えて、耐えて、支えて。
やるべきことをやって打開を待つ。


しかし、この地味さこそがポケモン図鑑のウェルカモそのもの。
ひたむきに鍛え、競い合い、そしていつか輝かしい姿───

いや違う。カッコイイ。もうカッコイイ。
そのひたむきな今の姿こそが、すでにしてカッコイイのです
今いる一線級のサポーターとも、ランクマのウェーニバルとも違った輝きを見せているのです。




最後になりますが、このレポートは夢の跡です。どうあがいても夢。
限界寸前の狂人による、ただの記録。


でも、もしかして。

もしこのレポートが反響を呼ぶようなことがあるならば、その後にこれまで日の目を見ていなかったポケモン達が、きっといくらかは表舞台へ出てくることでしょう。

昔からいても人に知られず、攻略サイトの上っ面だけ見て、すべてを知った気になった連中に蹴り出されつづけていたポケモン達への理解が、ほんの少しは進むでしょう。

そうすればきっと、このレポートはもう用済み
地道な活躍の記録は、はるか過去の産物になり、誰の記憶にも残ることはないでしょう。

でも、それでいいのです。


もしこんな些末な書きなぐりがきっかけで、未だ見ぬ、表舞台で見ぬポケモンたちの呼び水になってくれるのであれば。

この記録がきっかけでウェルカモをはじめとしたポケモン達の議論が進み、新たなポケモンが輝くきっかけになるのであれば。


そんな夢のまた夢の夢の先を願って、このレポートの末文とさせていただきたいとおもいます。

それでは皆様、よきポケモンライフを。


~引用・参考文献等~

ポケモン徹底攻略 https://yakkun.com
[冠の雪原対応] ダメージ計算機 for ソード/シールド (剣盾, Sw/Sh, 第八世代) https://pokemon-trainer.net/swsh/damage/

ダメージ計算SV for ポケモン スカーレット・バイオレット https://itunes.apple.com/jp/app/itunes-u/id1644347579


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