Cabernet Sauvignon
【読み方】
カベルネ・ソーヴィニヨン
【色】
赤ワイン
【主産地】
世界各地で育てられるが、最も有名な産地はフランスのボルドー。最近ではアメリカ カリフォルニア産のものもしっかりした味わいで人気が上昇中。
チリ産のものは「チリカベ」と呼ばれ、コストパフォーマンスが素晴らしいと非常に長く人気があります。
【特徴】
この葡萄からは基本的に重たいフルボディなワインが作られます。
お茶を飲んだ時に感じるような、渋さ(タンニン)がこのワインに強く加わる傾向があります。
果実味が強く、味わい的にも濃くなります。
【おすすめ好相性な料理】
カベルネ・ソーヴィニヨンの豊かな渋さが、口中に残ってしまった動物性の脂を綺麗に取り去ってくれる効果がある事から、脂分を感じる肉料理全般や、味の濃い煮込み料理などに合わせると良いでしょう。
【あまりオススメできない料理】
ワイン自体の味わいが非常に強いので、繊細な味わいの料理に合わせる事は避けた方が無難です。
生の魚料理や、サラダなどの生野菜。酸っぱいものや、魚卵系の料理も避けた方が良いでしょう。
特に魚卵系の料理に関しては、魚卵そのものの臭みを増してしまうとも言われています。
【引き出しとしての使い所】
「それならカベルネソーヴィニヨンがぴったりだね」という決め手になるような使い所的キーワードをいくつかあげてみました。
ワインを選ぶ間に交わされる会話の中に、以下のようなものが出て来ればカベルネ・ソーヴィニヨンでいきましょう。
「肉に合うワイン」
「重たいフルボディなワイン」
「味が濃いほうが好き」
「渋い方が好き」
「赤ワインらしい赤ワイン」
「赤ワインを知るならまず最初に飲むべき葡萄」
このような所でしょうか。まるっきり同じでなくても、近い表現であれば十分だと思います。
【注意点】
似た名前の葡萄で、ソーヴィニヨン・ブランとカベルネ・フランというものがあるのでご注意ください。
ソーヴィニヨン・ブランはさっぱりとした白ワイン。カベルネ・フランは産地にもよりますが、酸味が強く比較的さっぱりとした赤ワインです。
名前は似てても特徴は全くと言って良いほど逆なので、惑わされないようにしてください💦
実は私は飲み始めの頃にこれが混同していまして、幾度か「あれ?」となった事があります。
少数かとは思いますが、もし同じ経験をされた方がいらっしゃたらご安心ください。ここに共感できるものがおりますのでw
この紛らわしいのにはちゃんと理由があって、カベルネ・ソーヴィニヨンはこの二つの葡萄が自然に交配をして生まれた品種だからだそうです。
もっと両親に似た特徴であれば納得がいくものの、ここまで違うかという程別物なので葡萄はややこしいですよね💦
【まとめ】
赤ワインの葡萄ではおそらく最も有名ではないでしょうか。自分のお気に入りの葡萄として、ブックマークをしている方も少なくないはずです。
世界各地で育てられていて各産地ごとに特徴の違いが現れることから、フランスのはこう、アメリカではこう、などと国ごとの特徴を楽しめる事もこの品種のポイントの一つでしょう。
ワイン愛好家の間で赤ワインとは「ボルドーに始まり、ボルドーで終わる」と語り継がれているほど、有名だからといって決して初心者のワインというわけではありません。むしろ最終関門の葡萄でもあるという事ですね。
カベルネ・ソーヴィニヨンを極める事が、つまりは赤ワインを極めるという事なのかもしれません。
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