おもわずキュンとしてしまうワイン
歌手や芸能人、俳優、スポーツ選手。ドキッとする人物を見た時、やっぱり自分はこういうタイプが好きなんだな〜、という。
女性も男性も誰しもが、異性の好きなタイプというものを漠然と持っていますよね。
ワインの味わいの違いについても、この好きなタイプという感覚を当てはめてみるとちょっと面白い事になります。
最終的には複雑でむずかしそうなワインの世界が、あっという間にかんたんで身近なものに早変わりします。
ぜひお付き合いください😊
1. 居酒屋さんで
自宅の近所の居酒屋さんに、とても面白いワインリストがあります。
白ワインや赤ワインなど全部ふくめると40種類近くが掲載されているのですが、各ワインの説明の箇所に、
「このワインは芸能人に例えるならマツコ・デラックスです!」とか、
「小栗旬です!」など、
全てのワインの説明に、様々な芸能人の名前が書きそえられているんです。
かなり強めのジョークが効いているコメントなのですが、これを読むとそのワインが飲む前でもなんとなくどんな感じなのか伝わってきますし、また飲んだ後もなるほどね〜と納得してしまうという、きわめて有効性のある説明だった事にとても驚いたんです。
2. ソース顔とショーユ顔
なぜワインの味わいを芸能人で例えると妙に納得してしまうのでしょうか。
これについてちょっと考察をしてみると、そもそも各人物がかもしだす雰囲気や印象というものが、どこか漠然としているワインの個性と非常に相性が良いのでは、という事に思い当たりました。
昔から彫りが深くて濃いイメージの人物の顔をソース顔といったり、切れ長でさっぱりした印象の顔は醤油顔と言ったりする事があります。
実際にソースの味も醤油の味もしないけども、その印象はなぜか共有できてしまいますよね。
3. 体格と体型
「体格」というものもその人の雰囲気を構成するのに深く関係をしています。
そしてこの体格については、ワインの重たさを示す表現でそのままストレートに使用されています。
フルボディやライトボディという、あれですね。
あのボディという言葉はそのまま「ワインの体格」という意味で使われており、スリムな体格なのか、マッチョな体格なのかという分け方をします。
ちなみに先述したマツコデラックスさんのワインは、お察しの通りかなり重たかったですねw
4. ソムリエに伝える
漠然としたワインのイメージをソムリエやスタッフに伝える際に、ちょっと気後れするかもしれませんが、
「あの人みたいな感じのワインください!」
と、伝えてみるのも面白いかもしれません。
一瞬「は?」となるスタッフもいるかもしれませんが、瞬時にどういう意味かはわかってもらえるはずです。
何より、スタッフとのやりとりのツカミとしてはうってつけなフリじゃないでしょうか。話も弾むと思いますよw
5. イメージするという事がつかめれば
雰囲気や印象というもののイメージが何となく掴めてくると、色んなものへの応用ができるようになります。
たとえば料理とワインの良い合わせ方の基本の一つに、お互いの味わいの強さをそろえるというものがあります。
この味わいの強さというものもイメージでとらえてみましょう。
・マッチョ or 筋肉質なタイプ = 強いイメージ
・スリム or 華奢なタイプ = 弱いイメージ
味付けの濃い料理には強いイメージを持つワインを、さっぱりとした料理には弱いイメージをもつものを合わせます。
内容がいまいちわからない料理でも、どんな味なのかスタッフに聞いてみた感じで同様のイメージのワインを合わせてみましょう。
6. ワインにドキッとする
ワインの特徴というものはとても感覚的な要素が強いです。
ですからこれを頭で考えようとすればするほど、どんどんわからなくなっていってしまう危険性をはらんでいます。
なので、冗談のようなのですが「このワインってなんか木村拓哉っぽいね」と感じてみたりとか、誰かとその感想を共有したりする事が、じつは難しそうな「ワインの特徴(イメージ)を掴む」という事につながるのではないでしょうか。
自分の好みのタイプを伝えたり説明したりする時の様に、自分が好きなワインのタイプというものを探ってみるのも面白いかもしれません。
いつかどこかで、自分のタイプの芸能人のようなイメージのワインに出会えるかもしれないと想像をしてみると、ちょっとワクワクしてきませんか?
そんなワインの楽しみ方だって全然有りなんですよ😊
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