見出し画像

『サウスバウンド』奥田英朗

🌺🌴あらすじ🌺🌴
小学校六年生になった長男の僕の名前は二郎。父の名前は一郎。誰が聞いても「変わってる」と言う。父が会社員だったことはない。物心ついたときからたいてい家にいる。父親とはそういうものだと思っていたら、小学生になって級友ができ、ほかの家はそうではないらしいことを知った。父はどうやら国が嫌いらしい。むかし、過激派とかいうのをやっていて、税金なんか払わない、無理して学校に行く必要などないとかよく言っている。家族でどこかの南の島に移住する計画を立てているようなのだが…。型破りな父に翻弄される家族を、少年の視点から描いた、長編大傑作。直木賞受賞作。2006年本屋大賞第2位─「BOOK」データベースより


🌺🌴感想🌺🌴
面白かったです!!
主人公は小学6年生の二郎。
私の短い読書歴の中で一番若い主人公です🙂
若いですが、本書の中では一番精神年齢が高く、小学6年生とはとても思えませんでした🙄
それとは打って変わって、父親がかなりのアウトローなのです😅
ちなみに母親も訳ありです🙄
やっとこさ、半分ほど読み終えてようやく沖縄に舞台は移ります(待ってました!👏🏻)
沖縄の欲はなく助け合う精神、大自然、御嶽の神秘…また沖縄に行きたいなぁ😆
素敵すぎる!!✨
そして父親と母親が本領発揮!!
国家権力VS自称どこにも属さない人間
これを読むと、いつの間に日本国民になったのだろう?とか
日本国民辞めたいなとか
それでも健康保険等で助けられているなとか
いろいろ考えます🙄
そして、ラスト9ページにこの長い長い655ページの物語が凝縮されていて、そういうことだったのかと感動しました!!
そして、少年は成長していく😊
読後、読み応えが欲しい方、少年時代に戻りたい方、沖縄の風土を感じたい方にオススメです😊

『サウスバウンド』奥田英郎


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?