着たい服を着るけども

今日の私の服装。エイチアンドエムのメンズの長袖Tシャツに、ジーンズを合わせて着ている。長袖Tシャツは、セサミストリートのエルモの全身が胸元に一体と、袖にエルモの顔面が大きく三つプリントされているもの。ジーンズはデプチオーで、股上の両側には、花や葉っぱのかわいい刺繍がたくさん施されているものだ。
無論、自分の趣味でエルモがたくさんプリントされた服を着ている訳ではない。下の子どもはセサミストリート、その中でも特にエルモのことが好きなので、私がそのTシャツを着ていたら、エルモのことが好きな子どもはきっと楽しんでくれるだろうという自分の勝手な考えで購入し、着用している。自分の趣味ではない上に、他人に対する自分の勝手な気持ちで服を着るというのはいかがなものだろうかとは思うが、そのTシャツを着ていると予想通りに子どもはすごく喜んでいるので、嬉しい。そして子どもは花や葉っぱも好きなので、ジーンズの刺繍の部分も、指を差しては楽しんでいる。これもまた、嬉しいものだ。
エルモや花に指を向けて「あぁーー。ああ？」、「あ！あっ！」などと、こちらに言葉を投げかけてくれる。その様子は、かわいく、そして愛おしい。ニットのカーディガンの胸元に、白色の方にはスキポール空港で買ったミッフィーを、桃色の方にはデプチオーのコアラの刺繍のピンバッジをつけているのだけど、これもまたエルモと同じように指差しで反応をしてくれて、嬉しい。ミッフィーもコアラも、買っておいてよかったというものだ。誰かが楽しんでくれるために、自分の着る服を決めることも、悪くはないだろう。子どもの好きなものを組み合わせた服装ではあるけれど、単純に自分のその服装を見て、別に悪くはないし結構かわいいかもしれないなと思った。自分が着れない服は、そもそも買わないしね。