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40代独女こどおば、ぼっちになる

 先日、唯一残っていた友人にどうやら切られたことが発覚しました。お陰様で完全にぼっちです。在宅勤務こどおば、今年は「老母」と「お店屋さん」、「ご近所さん」以外の誰とも話しませんでした。
 昔は友人も何人かいましたし、趣味を通じて知り合ったネット上の方と仲良くさせてもらったりもしてました。でも主に私の性格が原因で1人減り、2人減り。気付くとぼっちになってました。

 性格、すごく悪いです。自覚はあります。私ならこんな人間と友達になりたくないです。

 めちゃくちゃ嫉妬深いです。
 人の成功や幸せを喜べません。
 自分の不幸を自分以外の何かのせいにします。失敗を恐れて行動せず、現状維持を選び続けて悪い方へ悪い方へと流されて行ったのは完全に私自身の選択なのに。
 めちゃくちゃプライド高いです。
 出身大学は偏差値42です。でもなぜか「自分は頭がいいはず」と思いこんでいます。え、なんで?
 世間の人間は基本的にバカだと思っています。自分だけが偉いと思っています。だからそういう人達が成功するのを見ていられません。「こんなはずじゃなかった、なんであんなヤツが」という真っ黒の気持ちがドロドロに膨れて溢れて気が狂いそうになるから。
 常に褒められていたい、ちやほやされたい、すごいねって言われたい。でも当然そんなことにはなりません。だから一層、「いつも褒められててちやほやされててすごいねって言われてるように見える人達」に嫉妬することになります。
 在宅勤務しかしてこなかったので、社会経験が絶望的にありません。外に出る機会、色んな人と会う機会、色んなことを学んで人として成長する機会、全部スルーしてきました。
 社会的な常識が全くありません。なのに、心のどこかで他人を見下すクセが抜けません。「自分は高尚なもの」だと思いたがってます。
 カッとなると爆発的な、猛烈な怒りが込み上がって抑えられません。幼稚園児みたいです。何度反省しても直りません。同じことの繰り返し。

 なんでこんな人間になっちゃったんだろうなあ、と最近よく思います。私だっていい人になりたい。人の幸せや成功を心から喜べる人間になりたい。自分を受け入れたい。穏やかに生きたい。自分はこれでいいんだ、こうやって生きていくんだ、と思いたい。せめてまともになりたい。普通になりたい。
「こんなはずじゃなかった」という思いだけを後生大事に抱え込んで、「まだ私は『何か』になれるはずだ」という淡い惨めな期待にすがりついて、でも結局何も行動しないまま、全部のことから目を背けてその日その日をやり過ごすことで精一杯の40代のこどおばなんかになりたくなかった。
 でも、だったらどうすればいいんでしょう。今更、こんな気持ち悪い中年がほんのちょっぴりでも「まとも」とか「普通」とかに近付くには、まず何から始めたらいいんでしょう?
「40代」のイメージと自分の内面が乖離しすぎていてゾッとします。10代か、せいぜい20代前半くらいまでしか許されない幼稚さ、幼さが43歳の中年の体に入っているわけです。客観的に想像するともう吐き気しかしません。気持ち悪い。本当に気持ち悪い。

 母もいつまでも元気でいてくれるわけではありません。母は来年75、私は来年44になります。弟(※まとも)は東京で結婚してるので、基本的には介護は私の仕事になります。そうなった時、自分がどんな追い詰められ方をするのか想像もつきません。

 いわゆる「無敵の人」や「ジョーカー」が起こした事件が報道されるたび、「あれは未来の私かもしれない」と思い怖くなります。あの人たちももしかしたら、一番の根っこには「こんなはずじゃなかった、なんであんなヤツが」があったかもしれない。「自分は頭がいいはず」だと思い込んでいたり、「まだ自分は『何か』になれるはずだ」と思ってたのかもしれない。

 今の自分があるのは、自分がそうなるように選択し続けてきたからです。でも、だったら、「そうじゃない自分」に舵を切ることも、自分の選択で出来るんでしょうか。今からでも。

 思えば43年、ずーっと「こんなはずじゃなかった」と思い続けてきた気がします。ずーっと自分が大嫌いでした。
 だからせめて、自分を認めたい、受け入れたい。「大嫌い」を「まあ嫌いというほどではない」くらいには引き上げたい。
 多分、自己肯定感の本でよく見る「私はこれでいい」という境地はかなりハードルが高いです。私には。だからせめて、「まあ色々残念だけどしょうがないね」くらいの気持ちは抱きたい。最後の最後まで自分を嫌い続けたまま死にたくはない。
 この先の人生に何事もなければ、私、孤独死すると思うんですよね。そうなると「一番嫌いなヤツと差し向かいで死ぬ」わけじゃないですか。最後の最後まで「あーあ、こんなはずじゃなかった」「なんでこんなことになっちゃったんだろう」「あー私って最悪の人間だったよなー」って思いながら死んでいくわけじゃないですか。それはあんまりにもあんまりだと思うんですよね。

 無駄にだらだら長くなっちゃいましたけど。「で、結局どうすればいいのかなあ?」というところに立っているんです。今。
 このままただただこれまで通り、モヤモヤをアウトプットしないままでいると酷いことになる一方のような気がしたので、とりあえずは色々なことを少しずつ考えながら、色々なことを少しずつ書いていこうかなあ、と思ってます。
 続くかどうか分かりません。色んなことを投げ出してきましたから。でも続けられるといいなとは思ってます。
 やる気がある内は過剰なくらいやるんですよね。で、スイッチがオフになった途端何もかもどうでも良くなって投げ出すわけですよ。
 一旦オフになっても、そのせいでしばらく間は空いても、また戻ってこられるといいなあ。

 このイヤなイヤなイヤな奴についての不愉快な長文を、もし最後まで読んでくださった方がいらっしゃるならすごく嬉しい……というか、ありがたいです。お疲れ様です。
 サボったり後戻りしたり停滞したりグズグズ弱音を吐いたりひがんだり妬んだり、そういうことを繰り返しながらでも、少しでも前進していけたらなと思ってます。

 まあ、探り探りいきましょう。


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