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物書き。アートに関するブログもやってます。http://artinspirations.hatenablog.com/ twitterもフォロー大歓迎です!
  • 短編集。シュルレアリスム絵画に着想を得て。 まるで夢を見ているように、不思議で不可解で幻想的で、時々ちょっと不気味な、そ
  • 旅先では、そのとき・その場所でしか書けない文章が生まれます。 五感が鋭くなって心が開いていくような、あの独特の感触は、何
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  • 日々考えたこと・感じたことのエッセイ集。

水銀の男

その男には、顔がなかった。鉄のようにつるりとしたのっぺらぼうで、灰色のコートに身を包み、私が帰る夜道の街灯の下に、ただじっと立っていた。 少し俯いて、どこか寂し…

情景の群れ

初めての一人旅は、関西から九州へ、ひたすら鈍行列車に揺られて、車窓から外を眺める旅だった。 朝早く起きてこの時間に乗る、この時間に乗り換える、と計画していた電車…

あけましておめでとうございます。
もう長いことnote沈黙していましたが、今年はちゃんとこまめに書き物していこうと思います。文学賞に応募した落選作品も今後はどんどんあげていきたい。
本年も、再びよろしくおねがいします

仕事のパートナーも、心のパートナーも、人生のパートナーも、この世界の絆は、本当はもっとゆるやかなものなんじゃないだろうか。男女とか夫婦とか、枠にとらわれず、ただ点々をつなぐ線だけがあって、その線に種類なんて概念はない。ただ、ひとを大事にして、自由に生きていきたい。それだけ。

残像のゆくえ(2/2)

中学を卒業すると、村を出て町の進学校へ通った。高校を出てからは、さらに都心にある大学へ進学した。就職を機に上京し、いつしか村へはほとんど帰らなくなった。 大人に…

残像のゆくえ (1/2)

幼い頃、私は生き物の残した残滓が見えた。 たとえば、ふと宙を見上げると、鳥が飛んでいった跡が飛行機雲のように見えたり、切られてしまった大木の切り株の口を、名残惜…