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映画の感想『アントマン&ワスプ︓クアントマニア』

(ネタバレあります)

アントマンの世界観や設定は量子力学という一般的な人には馴染みが無いテーマで制作していのでそのへんは面白い。理系でそっち系の人生に歩んでる人には身近だろうが大衆的には程遠い

他では見たことないキャラクターやギミック文化などは非常に面白い。

それなのに

それなのにである。

シナリオの全体像を振り返ってみると

・主人公が普通の世界から特異な世界へ何らかの理由で冒険

・そこにいる人たちは征服者に抑圧されて困ってる

・反乱を起こして征服者を倒し主役も現実の世界へ戻る

このシナリオパッケージやめませんか?

せっかくどこでも見たことない世界観をせっかく作ってるのに脚本の筋がこれではもったいない。

これが1作目ならまぁ分かるでもクアントマニアはアントマンの3作品目
もっと違う筋の作り方をしてもよかったのでは

量子力学という設定が特異な分、ストーリー展開は分かりやすくしようというマーケティングも分かる
だけど何回も言うけど3作品目
もっと冒険してもよかったと思う。

あとサブアトミカ(今回の世界)の科学力はすごいんだけ
それで上の世界を行き来するみたいな科学はないの?と思う。

例えば、量子力学科学というテーマだからアクションで物事を解決するのではなく科学の知識を使って対象を倒すみたいな設定とか

世界を救って物事を解決するのではなく今回の本質は間違ってこの世界に来たので帰ることが最大のテーマなので帰るを最優先にしてもよかったのかな。でもそれだけどヒーロー映画の精神に反するか。

征服者が居て反乱軍がいてそれらを倒して解決するのではなく
征服者も無いし、反乱軍もなし、困ってる人もなしで迷路のような世界からどうにかして帰る方法を探すみたいなのはどうだろう
途中で危険な目にあったり誘拐されたり妨害されたりして出口を見つけてとにかく元の世界に帰るという話はどうだろう。

でもやっぱりベタなヒーロー話がみんな求めてるのかな


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