29年の眠りから覚めた振袖。
甥っ子の結婚式で、私の振袖を29年ぶりに、22才の次女が纏ってくれました。
次女は、成人式の時は、男の子のようなスーツを着て参加したんです。
長女の成人式は、着たい振袖が黒だったので、レンタルしました。
うちの母は着物が大好きで、私の意向は一切聞かず、金沢の展示会で一目惚れした振袖を買ってしまい、赤やピンクが全盛の時代になんとも地味な色のその振袖は、着物警察の方々から「地味ね〜」と言わる始末。
(着物警察とは...
着物を着て歩くと、あちこちで「帯が曲がってる」とか「おはしよりが長い」とか注意してくる人々のこと)
あまり良い思い出がない振袖だったので、娘たちの成人式は、自分の好きなようにと思って、私の振袖の出番は、ありませんでした。
私も23歳で結婚したので、振袖を着たのは成人式と結納の2回だけ。
この振袖、袖を切って仕立て直すと色留袖になり、私が着られるようになるので、袖を切ろうかと思っていた矢先、おめでたい結婚式で、次女が着る機会が出来て、良かった。
甥っ子、ありがとう。
母も孫の結婚式や振袖姿を見たかっただろうな。
久しぶりに着た着物にかかった費用備忘録。
半襟縫い付け2枚 1650円×2
振袖皺伸ばし 2200円
着付け
振袖 7700円
訪問着 5500円
出張費 1000円
駐車場 400円
美容院
アップ 4000円
セット 3000円
やっぱりちょいちょい、かかりますね。
私の振袖の時とは帯を変えたので、もっと地味になったけれど、色調は今季の流行りだそうで和装に詳しい友人が褒めてくれた。
金曜日の備忘録
高校の同級生男子が忘年会でうちのお店に来てくれた。
会うのは、数十年ぶり。
全然、変わってなくて、特に声が変わってない。
高校生の時に、教室で初めて話しかけられた時の事を思い出した。
自分が作ったものを食べてもらうっていうのが、なんだかとっても恥ずかしくて、こういう気持ちになったのは、お店始まって以来。
本当、お店って、色々な感情を体験できる場所。
お客様にとっても、初めての良き事が体験出来る場であるようにしたいな。
にしても、高校の同級生達は、ベビースモーカーが多い、元気にタバコ吸ってるのを見ると、タバコの香りが好きな私は、嬉しい。
明日は、定休日。
一週間早かった、師走まっしぐら。