他人の敷いたレールに乗る愉しみ

「他人の敷いたレールに乗るな」とは往年のパンクで歌われたテーマである。そこには「我が道を行く」の「我が」、すなわちという強い自意識がある。

今日、ある人と話をしていたのだが、その人が言うに「教会は頭のいい、賢い人だけのものではない」と。わたしは深く頷いていた。
教会には約束事や決まり事がある。内容や程度は教会によって差があるが、外部の人から見れば規律にうるさく見えることもある。そしてしばしば上記の「頭のいい、賢い」人たちがそれを「保守的だ」「守旧的だ」「変化を恐れている」等々、さまざまに批判する。だが規則にうるさいことはそんなに悪いことばかりなのか、という話なのである。

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