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詩です。
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#自由詩

詩:あまだれ

ねこみたいだね 手話さばきだけ しっている くびわのない迷よい子 といをつたう あまだれは …

柿沼オヘロ
4か月前
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詩:口がいっぱいだ

某誌にて選外佳作を頂いた詩です。 たんこぶがいっぱいだ 毛穴ばっかり膨らんで 口がいっぱい…

柿沼オヘロ
5か月前
36

詩/ミディアムポエム:テーブル

テーブル 夕日を洗うような 四つの滝の真ん中は いつも とおい記憶のはきだめだ 水煙は立ち上…

柿沼オヘロ
5か月前
26

詩/ミディアムポエム:拝島

島拝み はいじま よった よったと 飛脚の ぶすくれたふくらはぎ 島畳み うちの孤島のかびく…

柿沼オヘロ
5か月前
23

詩:うすみどりのとほうより

散る  目のうらの 星つぶみたいに    うすみどりの 影   それは ぼくの  まうらから…

柿沼オヘロ
5か月前
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詩:イガラ岩

喉に貼り付くイガラ岩があり それは 瞳の膜にもぐるようでもあり 空に点描を打つようでもある …

柿沼オヘロ
7か月前
25

詩/ミディアムポエム:雨戸

初夏のはじまりの 冷んやりとした夕べに もう終わりかけたパンジーの フリースを羽織ってしまおう 雨戸を閉めるときの 金と属の こすれ合う音 亀裂の音 喉の裂け目から漏れ出る この赤々としたものは くり返し現れる僕たちの初潮 それで僕たちは幾度となく 夏を始めてしまう

詩/ミディアムポエム:蟲

雑草のひき痕が 小さな星々をつれてくる 蟲という字面が 白内障の魂をつれてくる 夢路のなか …

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詩/ミディアムポエム:茜

茜でまかなえた日の くもまっ下で カエンタケの毒はまだ もせずにいた ガス抜けライターは き…

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詩:てんせん

にくたいも れいこんも なんだろう点線みたいだから ボンドでごまかすように 絲にすることが…

柿沼オヘロ
7か月前
21

詩/ミディアムポエム:花曇り

花曇りの重ね塗りで 空の下地を忘れている 名付けられたことの安寧 上目だけの遊歩道 引力の死…

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詩:よし よし

うどんこ病の おけしょうに身をひそめて かおをまっ白にした はだにの卵たちは 葉脈のなだら…

柿沼オヘロ
7か月前
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そして近づいてくる

某詩誌で落選した詩です。良かったら読んでいただけると嬉しいです。 後半は少しだけ画像のも…

柿沼オヘロ
7か月前
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詩:耳鳴り

わたしに耳鳴りを与え 静けさを奪い だれかが 静かの膨らみのなかで 窒息しかけていることだろう 夜色の窓が増えてきている せめてもの読書灯も 静かのかすを掻きあつめ ジーッ と耳鳴りの耳へ分け入ってくる ここが息をできる場所です おいで