夢詠4

〈四季のなかの時〉

透明なシートの向かうの売り子かな（2020.9）

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アクリルの板が隔つ客と客
（2020.9）

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店員のおばけかぼちゃの髪飾り

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けたたましき百舌鳥も何処か午後の陽や

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からころと落ち葉転がる風の路地

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黄落に踊るやうなり竹箒

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冬陽射す野焼きのけむりたなびけり

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タイヤ替へ鉛の雲や師走入り

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店員のサンタ帽子の華やぎや

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