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ファシリテーターとして今年よく尋ねられた質問にこたえてみます

普段ひとり会社の沼野組で仕事をしているときも、Goodpatch anywhereでチームの仕事をしているときも、ベースに通貫しているのはファシリテーターとしてのふるまいです。

今回はファシリテーションについてよく尋ねられる2つのことについて書いていきます。

この記事は Goodpatch Anywhere アドベントカレンダー 7日目の記事です

https://adventar.org/calendars/9265

ファシリテーターにはどうやってなるの?

Adobe firefly先生によるファシリテーターのイメージ😋

なろう!と決めたよりも、どんなものか?模索しながらトライしているうちに、ファシリテーターとしてやれているなと思えることが増えました。

たとえば会議をするときに、今日決めたかったことは決め終えたのか? 意見を聞けていない人・話せていない人はいないか? など、目を全体に行き渡らせるふるまいがあれば、きっとそれはファシリテーターの素質が芽生えているのだと感じます。

もちろん、ワークショップで前に立ち全体像を示しながら参加者を後押ししていく人もファシリテーターです。

ちょっとややこしいことに”ファシリテーター”というと進行役、牽引役、司会役……など、などいろんなイメージがくっついています。ワークショップのファシリテーターというと、開かれる場によってどれも当てはまることがあります。

ミニ定義として、わたしはその場の人たち・関わる人たちが行くべきところへ着実にたどりつくようにしていくのがファシリテーターだと感じています。各の具体的な成果物を生み出すのは全員。この本にあった例えを用いると、関係する主体となる人たちは妊婦さん、ファシリテーターは助産師さんみたいなものです。
(👩🍼助産師さんは直接👶産まないですね)

たとえば会社員の方で、自分が所属しているチームがあるとします。全体が何をどう達成できるといいのか? チームでディスカッションをするときに、達成条件やゴールを全員で把握して考え、作業ができるようにすることはファシリテーションの一環です。

ワークショップをしていなかったとしても、全員に関与しながら推し進めるような行動をしていたら、あなたはきっとファシリテーターです。
(気付いたらなってるものなのかも)

ファシリテーションってどうやって練習するの?

Adobe firefly先生によるデザインシンキングのワークショップのイメージ😋😋

これはとくに、ワークショップのファシリテーションが上手くなるには?という点で尋ねられます。

おすすめは、ファシリテーションをチーム制にして、第三者を観察者として加えることです。メインのファシリテーションをする人、サブファシリテーターとしてグループを回ったり、グループに入ったりする人という複数人のファシリテーション体制にします。

そして観察者の1名は、ファシリテーターの言動や、参加者のリアクションや言動をワークショップのタイムラインに沿ってじっくり観察して、メモをとります。

▶️この説明のとき、スライドがすぐ流れてしまって何をすればいいのかわからなくなっていたように見えた
▶️ホワイトボードに例を書き出したことで参加者が納得した表情を見せて、すぐ作業に取り掛かっていた
▶️一番後ろのグループには声が届きにくかった
▶️この説明がちょっとわかりづらかった、○○を◻︎◻︎すると補足していたので次回はその説明ではどうか?
▶️プロジェクターの方だけを向いていたので、もう少し参加者の方に向いた方がよさそう

ワークショップのタイムラインを補助線として、出来事や反応をずっと記録していきます。できるだけ忌憚なく、ありのままに。

ただ、せっかく頑張ってファシリテーションをしている中で、色々改善点を聞くのはしんどいものでもあります。緊張しながら頑張ったのに!!

でも大丈夫です。3人ぐらいでチームを組んで、交代で観察役になると、取り組んでいる真っ最中の自分には見えないものがたくさん見えてきます。この3人組はチャレンジングなことですが、終わったあとの収穫は大きいものになります。

数回ではこなれないことも、何度も実施していくことで身体も慣れていきます。緊張でこわばっていた身体の力を抜いて場に臨めるようになったら、何段もステップアップしている証拠✨✨✨

注意点として、このチームの信頼関係だけは先に築いておくことを強くお勧めします。わたしは関係性と相手の本気度を見誤り、一方的に強いフィードバックをしてしまったことがあります……。もうしないよぅ。

よきチーム、あります

チームで活動しているときには、お互いがよき実行者・観察者となって、相互に励まし合えるようなフィードバックをしたいもんです。普段は自社でひとり親方をやっていますが、Goodpatch anywhereにはいろんな背景を持ったプロの仲間がいます。いいチームで前進していきたい方、ともに働きかけ合っていいものをつくっていきたい方、ぜひノックをしてみてくださいね。

ではまた!

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