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大雪(二十四節気)・閉塞成冬(七十二候)と仙客長春

12月7日頃は二十四節気では大雪(たいせつ)です。暦便覧には『雪いよいよ降り重ねる折からなれば也』、七十二候では「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」、天地の気が塞がって冬となる頃という意味、本格的な冬の到来です。
 雪ふれば木ごとに花ぞさきにける
 いづれを梅とわきてをらまし
(古今和歌集 紀友則)
 <意訳>
 雪がふってどの木にも白い花が咲いている 
 どの木を梅と見極めて折れば良いのか
雪が降れば山も街も雪化粧で白く包まれていきますね。
写真の文人華は薔薇と水仙の球根を取り合わせた「仙客長春」です。水仙が仙人を、薔薇が長春を表し、仙人の様に長寿でいいつまでも若々しさを保てるようにという願いをこめた雅題です。ちなみに、仙客は鶴の異名でもあり、冬を感じさせる雅題です。

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