読書感想文⑩
皆さんが読み終わった本はボロボロになっていますか?正直私はピカピカです。なぜか綺麗に読みたいと思ってしまうのです。
しかし、これを『レバレッジ・リーディング』の著者の本田直之さんに言わせれば、読書をしている意味がないと言います。
皆さんは何のために本を読みますか?娯楽や知識をつけるため様々あると思いますが、本書では読書は自分への投資とされています。
そのためにも、多くの本を読めと筆者は言います。そして、この本では多くの本を読んでいくための方法が書かれています。
本の選び方から読み方まで、あまり本を読む習慣がない初心者向けにも読みやすい内容となっているなと感じました。
この内容で私の心に刺さったのが、本は汚れて当たり前だということと、全部読む必要はないということです。
1.本は汚れて当たり前
私はこれまで、本に書き込んだりすることはほとんどなく、読み終わった後は綺麗なままということがほとんどでした。
しかし、本の重要なところにマークをし、そのページの角を折る。また、余白には書き込みをする。そして使い倒した本が数冊たまったら、それを編集し「究極の本」を作る。
そして、それをパソコンに打ち込み印刷して、肌身離さず持ち歩き隙があれば読み込むのだと書かれていました。
私も本を読みながらメモを取ることはありましたが、メモを書くことで満足をし、それを見直すことなどあまりありませんでした。ましてや、持ち運ぶなんて考えたこともありませんでした。
しかし、これではまだまだだという事をこの本では学びました。これからはメモを手書きとはまた別にパソコンでも作り持ち運ぶようにします。
2.全部読む必要はない
本を読む前提として、目的を明確化する必要があります。そしてこの本では、本の内容について16%理解する事を目標にすると書かれています。
80:20の法則にもあるように、本の内容の20%が重要だと言われます。そのうちの8割を自分のものにできれば十分だという事です。
ここで感じたのが、本は自分の課題や目標に向け情報を得る手段であり、本を読むことが目的になってはいけないということです。
そのためにも、つまらないなと思った本は読むのをやめて、捨てても良いと書かれていました。
たしかに、ちょっとつまらないなと思いながら読み続け時間がかかり損したなと思ったこともあるので、これからはそういうのを取捨選択する勇気を持っていきたいと思います。
3.最後に
この本は、本を読むための本という感じでした。この本を読めば本を読む習慣をつけようと思うひとが沢山いるのではないか。と思います。
ですが、まず本を読まない人はこれに辿り着くことはないのかなとも思い少し残念な気にもなりました。
なので、読書にあまり興味がなさそうな人にも少し薦めてみたいなと思える一冊でした。
この記事が参加している募集
いつもありがとうございます。これからも夢をかなえるために頑張っていきます。