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15分で作る即興小説「行動力と生焼け、妄想力の力」

お腹すいた~~~
鶏肉焼いて食べるか~

じゅ~~~~~

焼けたかな~~~

モグ

生焼けだわ
まぁいっか

モグ


お腹すいた~~~
豚肉焼いて食べるか~

じゅ~~~~~

焼けたかな~~~

モグ

素手で食っちまったわ
まぁいっか

モグ


お腹すいた~~~
牛肉食べるか~

モグ

生肉を素手で食っちまったわ
まぁいっか

モグ


お腹痛いな~~~~~
病院行くか~~~

「食中毒ですね」

なんで!??!?!?!?!??
どうして!?!?!?!?!?

パニックになった僕は診療所の扉を蹴破り外に出た。

「なんてことしてるんですか!落ち着いてください!」

なんで!??!?!?!?!??
どうして!?!?!?!?!?

パニックになった僕は駐車場の扉(NULL値)を蹴破り外に出た。

蹴った感触がない!??!?!?!?!??

なんで!??!?!?!?!??
どうして!?!?!?!?!?

パニックになった扉は外の僕を蹴破り駐車場に出た。

痛あああああああああああああああああああい




ということを妄想してしまうんですよね。最近。

「なるほどですね。とりあえずいつものお薬ちょっとだけね。ちょっとだけ増やしておきますからね。忘れないで飲んでください。朝ですよ朝。朝一番に飲んでくださいね。」

なんで!??!?!?!?!??
どうして!?!?!?!?!?

「わぁ!落ち着いて!待って!」

落ち着きました。

「驚きました。お薬増やすのやめておきますから安心してくださいね。」

減薬ですか!?やったー!!!!!!!!

「入院です。」

はい。




入院生活大変だなぁ。やることがないなぁ。環境って大事だなぁ。

一人あやとりでもするか。

………………あっ、ここ取るんだったわ。僕の東京タワー……。


コンコン

はい

「調子、どうですか~?」

超指導ですか!えっ!?何を指導されるんですか!?!?生活!?!?!?性格!?!?!?人生!?!?!?!?哲学!?!?!?!?!?

「おちついておちついて。超指導は明日ですよ。」

そうでしたか

「そうでしたよ」

安心しました。

「けど、明日は超指導ですからね。よろしくおねがいしますね。」

こわいよぉ……。

「大丈夫です。生きるか死ぬかですから。」

ひぇ~……。




次の日次の日次の日次の日次の日次の日次の日次の日次の日次の日次の日次の日

あれから12日経ったけどまるで数秒のように感じるな。

コンコン

はい

「看護師です。」

わかりやすいですね。超指導です?

「まぁまぁですね。」

調子、どうです?ではなくて。
名前変えたほういいんじゃないですかね。すごい分かりづらいですよ。

「まぁまぁ落ち着いて。その包丁どこから持ってきたんですか?」

あ~なんとなくアクセサリー的に。

「安心しました。超指導の日ですので、第7航空団のところに来てください。」

はい。




超指導開始

「崖から降りて、空飛ばんか~~~い!!!!!!」

無理ですよ~~~死んじゃう~~~

「なんとかなるもんじゃ~~~い!!!飛ばんか~~~い!!!!!!」

ひぇ~~~お助け~~~


「彼、楽しそうですね。」
「なんだかんだ刺激があると変わるものだからね。良くも悪くも行動することは変化につながるよ。」


飛べ~~~~!!!

いきま~~~す。うわあぁ~~~……

「あれ、飛ぶ崖間違えてませんか?」
「そういうこともあるんだよ。」

あぁ~~~お助け~~~




ということを妄想してしまうんですよね。最近。

「入院です。」

はい。

気持ちとしてのお金は時に人の気持ちをより良くします