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【外国語学習①】先導回:なぜ「グローバルコミュニケーション」?

こんにちは!名古屋大学附属図書館サポートデスクの院生スタッフです。

グローバル化が進んでいる今現在では、国際コミュニケーションの場面が著しく増えており、大学や研究機関などで学術研究を行おうと、企業で研究開発や営業をしようと、グローバルコミュニケーション力はますます問われるようになっています。グローバルコミュニケーションの最も基本的な道具として、英語は今までプラスアルファとなる存在として認識されていましたが、今後は社会で生き残るための基本素養として不可欠な能力になるでしょう。

今回の記事では、「グローバルコミュニケーション」をテーマに選んだきっかけをお伝えします。


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東アジア国の日本や中国では英語教育が文法に重点が置かれており、小学校から大学まで英語を勉強していても、実際に外国の方を相手にして話すと、誤解や失礼な言葉遣いをしてしまうことがしばしばあります。

筆者は3年前にイギリス・ロンドンのセント・ポール大聖堂 (St Paul's Cathedral) に観光に行ったことがあります。

玄関には大聖堂の歴史や特色を紹介するデバイスを配っているやさしいおじいさんがいました。一人ひとりの観光客に "Which language do you need?” (どの言語が必要ですか)と尋ねると、ほとんどの観光客が "Could you please give me English?” (英語のデバイスを渡していただけますか)や "Could I have English?” (英語のデバイスをいただけますか) のように完全な一文で、丁寧に答えていました。

その中で、一人の若い観光客が "Japanese” と、ただ一語で答えたのです。

これはやさしく、にこにこしていた (歳上の) おじいさんへの言葉遣いに対して残念だと、筆者は感じました。というのも、日本語の敬語が文末に「〜していただけますでしょうか」や「〜させていただきます」といった表現を付けるのと同じように、英語も "would / could you please~” などの表現を付けることで敬意を表すことが多いのです。母国語では敬語の意識が高い人でも、とっさに出た言葉で誤解が生じるかもしれません。

この経験をきっかけに、「グローバルコミュニケーション」のテーマで英語を使う時に、間違えやすいことばや、誤解をうける表現について記事を書きたいと思いました。必要な場合には、関連する論文や本を紹介する予定です。

私たちも学習支援スタッフとしては、皆さんと同様にまだ勉強中ですが、グローバルコミュニケーションにおける言葉の表現の壁を、皆さんと一緒に壊したいと思います。

これから一緒に頑張りましょう!

(中国語スタッフ)


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#英語学習  #グローバルコミュニケーション

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