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就活生よ、赤潮に飛び込むな!

大学4年生。就職活動に邁進する時期。
かくいう僕も633制から余分に4年飛び出した
学生の縁に立たされた就活生だ。

先に言っとくと僕自身は就活を終えあとは卒制を完成させるのみ。
※各位、多分に心の支援を頂き大感謝しています。

コロナ禍の就活を経験した上で感じた僕なりの就活の掟を後世のためにも残しておこうと思う。

タイトルに据えた「赤潮に飛び込むな!」が僕の中でのナウい就活攻略法だ。

「井の中の蛙」を笑え

就活と云えば、「リ〇ナビ」「マ〇ナビ」「D〇DA」など学校との根強いコネクティングもあり利用している人も多いだろう。

要はそういったポータルサイトだけを利用することの警鐘だ。

僕は働くことへの関心が強い人間なので3年生の5月頃から緩やかにインターンや説明会に参加していた。当時は学校経由で登録していたポータルサイトからエントリーし企業の説明会等に参加していた。

ある企業の説明会の冒頭、溌剌な採用担当者の男性が
「リクナビから応募していただいた皆さん、こんにちは!本日は御足労いただきありがとうございます!」と言った。

この瞬間、僕の心はめちゃくちゃにわだかまった。

僕は会社の理念や風土に僕自身の琴線が触れたからアプローチをかけたけど、会社から見れば大勢の中の一人。ワンオブゼムにしか過ぎないのか。と本気で悲しくなった記憶がある。

「僕という人間を見て!」なんておこがましいことは言わない。
だけど、ただただ倍率をくぐり抜ける就活でいいのか?と1度考えてみて欲しい。

この日から僕は一切大手ポータルサイトを利用しなくなり、採用担当者と双方向のコミュニケーションが取れる別のサービスを利用して接点を作っていくことになる。

自分という人間を見てもらう努力

前項では「僕という人間を見て!」と言うことをおこがましいと言ったが、おこがましい僕は自分という人間を見てもらう方法を考え始めた。

考えた末に僕が多用していた方法は、「会社に直アポをとる」と「面談の場を設けてもらう」の2つだ。

_直アポ
ポータルサイトを使わず会社のページから直接コンタクトをとった。
コンタクトを取ってみても結局集団説明会に取り継がれることもあるが、このアクションをすることが重要だなと個人的には感じている。

大企業は分からないが中小企業やベンチャー企業の担当者さんはそういった姿勢をストレートに認めてくれるし、何より思ったより優しいし人をしっかり見てくれるという印象だ。

メールやアプリのメッセージでやり取りしている中で会社のスタンスを非言語的な感覚で掴めるし、人としての温かみのあるやり取りは直接的な関係性の構築をすることもできるし何より自分のモチベーションにも繋がる。

_面談の場を設ける
僕の就活において面談は非常に重要な鍵を握っていた。
担当者の方と直にやり取りをする中でお願いして面談の機会を設けて頂いた。忙しい合間を縫ってオンラインで場を設けて頂いた担当者の方には本当に感謝している。

一般的には新卒採用の面談は就活生から煙たがられることが多い。
しかし、対個人として自分や相手のパーソナルな話や自分主導で会社について尋ねられる機会は滅多にない。非常にうまうまな時間なのである。

実際に僕が内定している企業は自分でお願いした面談の場で担当者の方と会社のことに限らず、自分のこれまでの事や他愛もない話をし、担当者の方の推薦で次のステップには社長との最終面接という超高速フローで決まった。
印象的だったのは、最終面接の際に社長ともに面談をして下さった担当者の方も同席しており、僕自身の応対に加え面談時に話していたエピソードを上乗せして援護射撃してくれたことだ。

企業という大きなものが自分という個人をしっかり見てくれるという感覚は、精神をすり減らす就職活動においてメシアにも思えるし、本当に働きたいなという気持ちにもさせてくれる。


いわゆる普通の就職は沢山の志願者を足切りしていきながらポテンシャルがある人材を探していく作業だ。
正直僕は大したスキルも経験もない素人だし、そんなレッドオーシャンで勝ち残れる気がしない。

しかし、自分をどう見せたいのかを考え、それにアプローチする方法を泥臭く模索していくことで、気づけば本当の意味での自己分析・業界研究・自己PR・志望動機を見つけることが出来る。

自己分析・業界研究・自己PR・志望動機は武器ではなく数多ある企業の中から自分が行きたいと思える会社を選定するためのフィルターだ。

会社と関わる中で業界研究も志望動機も自分がどういう人間かということも理解できる。

赤潮=レッドオーシャンに飛び込むなというのは楽してずるい方法で内定をとるという意味ではない。
ノーキャリアの人間が自分が行きたい会社を見つけるために方法から模索し地道に努力することが近道ということだ。

就活生よ、急がば回れ!

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