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扶養家族の人権は?

こんにちは。ぬくぬくママSUN'Sのかなちゃんこと中村香菜子です。
夏休み真っ最中。いかがお過ごしですか?

みなさんは、自分で雇用されたり働いたりして、経済的に自立していますか?もしくは、配偶者の扶養家族に入って専業主婦やパートのお仕事をしていますか?

私は、15年以上、夫の扶養家族に入って生きています。
独身時や、子どものいない時代は、女性も働いて自立した状態で婚姻関係にある方が理想と思っていました。
ところが、子どもが生まれてみると身体も心も大きく変化し、仕事どころではなくなりました。いろいろな事情もありましたが、この子のそばでもっと子育てがしたい、そう願った私は、念願の夢だった仕事の保育士を退職し、専業主婦になるという道を選びました。



保育士の仕事を退職した16年ほど前から、一生懸命子育てをしてきたつもりです。家事はそんなに得意なほうではないけれど、なんとかできる範囲でしてきました。

主婦になって初期のころは、夫も私もまだまだ未熟な夫婦でした。
妊婦や、乳幼児子育て時代は、一日家にいても家事がままならないのが当たり前ではありますが、
夫に、
「一日中家にいたのに、何してたの?」
と言われたことは何度もあります。
そして、自分自身も一日中家にいて何もできていない自分にものすごくがっかりしていました。

「家事もちゃんとできないのに、子育て支援するの?」
と言われた時も、自分自身が本当にそうだと思いました。なので、家事ももっとできるようになって、子育てをしっかりしながら自分のやりたいことも文句を言われないようにやろうと、ずっと歯をくいしばって活動をしてきました。



つわりで調子が悪い時も、なかなか夫にはそのだるさがわかってもらえず、期待に応えられない主婦だったかもしれません。
昭和50年代生まれ夫婦のあるあるかもしれません。

昭和60年代~平成時代生まれ夫婦になると、その様子が変わってきたなと感じます。主婦であっても子育てしていても、「おつかれさま」とねぎらい合い、互いをリスペクトしている夫婦や、男女ともにしっかり働き、同じように半々で家事も育児もする夫婦も多くなったと思います。

もちろん、年代だけでもないとは思いますが、夫婦関係も100組いたら100通りだなと感じます。

「平等」というのは、おなじことをおなじように取り組むことではないと思います。夫が外に働きに行き、妻が家で家事育児をしていても平等は実現します。
それは、互いのやっていることをどれだけリスペクトしているかということだと思います。
「給料もらってきてくれてありがとう」と、伝えたら、
「あなたのおかげで給料がもらえてるよ。いつもありがとう」
と、返してくれたら、きっと働いていないほうの人も自尊心が保たれるのではないかなと思います。

ここ最近、「扶養家族って人権ないよね」という話題を、私とよく似た境遇のスタッフとしていました。決して、夫に虐げられているわけでも、何かを規制されているわけでもありません。
妻のほう自ら(私自身)が、「私は働いていなくて、好きなことをさせてもらっているから、文句を言ってはいけないんだ。」
と、思い込んでいるということです。

「人権がない」と、自分で思い込んでいる。
悲しいなと思います。
どうやれば、扶養家族の状態でも自信持って生きられるのかなと思います。

本当は配偶者に気遣ってもらったり、心ある言葉をかけてもらうこともしてもらいたいのですが、他者にそれを求めるばかりでも仕方ないですよね。

やっぱり、自分で自分のことを認めるしかないと思います。
そして、それだけでなく、女性(母親)も子どもを大切にしながら自分らしい働き方を見つけられるように努力することも大事だと思います。私のようにどうやっても扶養家族コンプレックスから抜け出せない場合は、どうにか工夫して、新しい生き方を見つけるしかないのです。

私が16年前に初めてNP完璧な親なんていないプログラムの中で出会った言葉


自分のことを大切にする親のほうが子供の面倒もちゃんとみることができるのです

完璧な親なんていない

まさに、これです。
令和時代は、答えは一つじゃない時代です。
誰もやってこなかったことでもどんどん正解になるはずです。
自分だけのオンリーワンの正解をつくって、私自身も、コンプレックスから抜け出していきたいです。



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