キミに生きるのを手伝ってほしい
こんにちは。ぬくぬくママSUN'Sのかなちゃんこと中村香菜子です。
今年は、夏祭りが1つもなくてさみしいですね。高校生くらいから~22歳で結婚するまでの私は8月13日の高松まつりの花火に行くことをなによりも楽しみにしていました。どんな予定も繰り上げてとにかく、浴衣を着て、花火を好きな人と一緒に見たい。それだけが生きる楽しみでした。あの頃、今年のような事態になっていたら10代の私は、さぞやパニックだったことでしょう。
中学生の娘は、ちゃっかり商店街の「浴衣の日」に出かけ、浴衣ではなくチャイナドレスを着て友達とプリクラをとって楽しんでいました。
ないなら、ないなりに、いろいろなこととの出会いがありますね。
週末、小学6年生の息子が先日テレビ放映されていた「聲の形(こえのかたち)」というアニメーション映画がとてもよかったと、私に勧めてくれました。
息子と同じ小学6年生の少年がさまざまな人間関係の中で苦悩しながら生きる高校生までの話でした。
自分の嫌な部分が許せず、自分を好きになれず、死ぬことさえも考えてしまう主人公の少年。彼は、他者とさまざまなやりとりをしながら、ずっと友達になりたかった少女にこう言います。
「キミに生きるのを手伝ってほしい」
ああ、いい言葉だな~と、映画を見ながら先週のぬくぬくママSUN'Sでの活動を思いだしていました。
私は10年活動をしてきましたが、私は自分自身が「生きるのを手伝ってほしくて」ぬくぬくママSUN'Sを築いているんだと思いました。
誰もが、一人では生きられない。ダメな部分も、たくさんある、「私、これでいいのかな?大丈夫かな?」と、いつも考えてしまう。
そんなことはありませんか?
誰かに生きるのを手伝ってもらうのは、普通のことではないでしょうか。
先日、こんな看板を見つけてしまいました。
「みんなで住みよいまちづくり」
どの言葉もいい言葉が並んでいますが、どうしてもしっくりこない言葉があります。それは、
「人の立場を大切に 迷惑をかけないまちづくり」
調べると、昭和55年。私が生まれる前に作られた標語だそうです。
古いから仕方ない部分もあるとは思いますし、私の解釈とは違う解釈があるのかもしれません。
立場を気にして、迷惑が誰にもかけられないなんて、さみしいです。
人には、迷惑をかけるから、友情も、ご近所づきあいも生まれると思います。
立場を気にしたり守ったりして、自分の本当の気持ちを言えないのも悲しい。
私だったら
立場に関わらず、みんなで支え合い、頼り合うまちづくり
と、願いたいなと、とっさに思ってしまいました。
先週は2020年前期の子育てサークルの活動の山場が一区切りし、ひとりひとりの愛をたくさん感じられる時間を共有できました。
ぬくぬくママSUN'Sでは、年齢、職業、子供の年齢関係なく、立場に関わらず、それぞれが誰かの子育てを様々な意味で手伝っています。
代表である私も、「立場」よりもいつでも「なかむらかなこ」として関わることを心掛けています。
私はぬくぬくママSUN'S子育てサークルの中で、支援者とか、先生とか立派な立場で話をしません。ただ、一緒に考えたい、一緒に幸せになりたい、一緒に豊かな暮らしを願いたいと思っているだけです。
どんな人も、そんな風に愛にあふれる関係性を築いていけたらなあと思うのは私の幻想でしょうか。ぬくぬくママSUN'Sの子育てサークルには、決して特別な人が集まっているわけではありません。
生きるのを(子育てを)誰かに手伝ってもらい、そして知らない間に、自分も誰かの力になっている。
そんな世界です。
生きづらい暮らしづらい世の中。立場やお金を優先にするのではなく、
「あほだ」と言われても、愛を追求する世界を目指したいです。
5月頃から企画し、先週公開した動画は再生数500回を超えています。
ご協力していただいたみなさま、ご覧になっていただいたみなさまに心から感謝申し上げます。
少しでも、ぬくぬくママSUN'Sの「命の輝きを守りたい」というメッセージが届きますように。
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