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生きること育児すること

こんにちは。ぬくぬくママSUN'Sのかなちゃんこと中村香菜子です。

先日、子育てサークルのメンバー内研修で「うけぽんごはんのかい」を開催しました。

土鍋ごはんや、季節の野菜を使った食事を赤ちゃん連れで作る調理実習。

私自身も参加したかったのですが、スケジュールが合わずどうしても行くことができず残念。でも、料理を教えてくださる請川宏子さんとは、10年ほど前からの友人です。

私が、うけぽんと知り合ったのは、2010年頃だったと思います。私は、当時幼稚園に通う3歳の長女と、1才の長男の育児中でした。退職し、社会から切り離されたような気持ちになっていたあの頃。

はじめて子連れである自分の講師のタッチケア講座を開けることになり、育児中のママに情報を伝えたいと奔走していました。同じ町内でベビーカーを押しお散歩していたうけぽんを、ナンパしちゃい、講座に参加してもらったのがはじまりです。

その後、2011年3月に東日本大震災が起こりました。あの時、被害とは全く関係のない香川に住む私たちもひとりひとりがいろいろなことを考えていました。

それまで安心しきって国や県に頼っていれば大丈夫と思っていたことが、「本当に子供たちの命を守れるのは自分たちしかいない」と、考える人が乳幼児ママに増えてきたと思います。

福島県の原発でのこと、災害時の行政の対応、未曾有の事態に、みんな大変でした。でも、それをきっかけに、大きなものにしがみつくのではなく、自らの手で、大事にしたい価値観を決め、命や暮らしを守っていこうという考えが広まっていったのではないでしょうか。

私も、うけぽんも、自分の育児や、それを取り巻く環境の中で、子育てに対する考え方をどんどん変えてきたように思います。

うけぽんと私が全く同じ考えではないと思いますが、私はこの「うけぽんごはんのかい」を、ネット情報やさまざまな商品の宣伝文句に悩みがちなママたちに「子供の食事はシンプルでいいんだよ」と伝えるために始めました。

現在は法人スタッフのあんこちゃんにより、「キホンのごはんのかい」になり、開催を続けています。

うけぽんごはんのかいで炊く土鍋ごはんは最高の味です。炊飯器のごはんしか知らなかったママたちはいつも目をまるくしてごはんをほおばり、おかわりをします。

きちんと出汁をとったお味噌汁も、顆粒出汁をつかったお味噌汁の何倍もおいしいのです。

使うのは、季節の食材。わざわざ冬にキュウリやトマトを使ったりはしません。季節に取れるものを素材の味をしっかり引き出して味わえます。

フリージング離乳食が主流となっている昨今ですが、冷凍しなくても、毎日出汁をとり、大人のごはんと一緒におかゆを炊き、お味噌汁の中で、季節の野菜を少し煮るだけで、離乳食は簡単にできてしまいます。

大人だって全てが作り置きの冷凍ばかりは嫌じゃないですか?(たまにはいいですけどね)

手間をそんなにかけてなければ、赤ちゃんが食べてくれなくてもストレスは少ないもの。離乳食を気軽に楽しくすすめることができます。

キラキラした離乳食本、インスタでの写真、楽しんでしている分にはいいですが、それは時に、ママたちを苦しめるものにもなっているんですね。

風邪をひいたり、熱が出たりしたときの対応も、「自然療法」を教えてくれる場所は本当にありません。雑誌クーヨンには結構いろいろなことが載っているのでおすすめです。

2020年以降、感染症禍の時代となり、ますます子供たちが病気をすることへのハードルがあがり、デジタル化の推進と共に、自然に沿った人間の幸福を追うことが難しくなってきていると感じます。

赤ちゃんたちはよく熱を出し、何度も風邪をひきながら免疫をつけていきます。消毒で身の回りすべての菌を殺してしまうことは体内にいるいい菌も同時に殺すこととなり、子供たちから免疫力をどんどん失わせていくばかり。私は心配でたまりません。

熱がでると、その熱を上手に経過させてあげることによって、子供たちは熱の前より後、大きく成長します。あわてて夜間病院に駆け込んだり、解熱剤を飲ませたりすることで、風邪の経過をさまたげ、親子を疲弊させることになる場合もあります。冷静に子供の状態をみて、受診のタイミングなども見極められるママになれたら、ぐっと育児は楽になります。

子どもが鼻水が出ている時、自分の体調がよくないとき、ちょっと足湯をしてあげるだけで、免疫力が高まり、体調がよくなっていくことはよくあることです。

赤ちゃんは生まれながらに自然そのものだと思います。

泣きたいときに泣き、食べたいものを食べて、排泄し、眠りたいときに眠る。

時計を発明し、さまざまな習慣や文化の中で生きる私たちはもともとこうだったわけではありません。赤ちゃんが生まれたことで、大人の生活は翻弄されて大変な日々へと変わると思いますが、あかちゃんが思い出させてくれる大切なことはたくさんあります。

道端の一凛の花に気付けた/季節の変化に気付いた/食事に気を付けるようになった/病気の時の対応が変わった/夫婦の関係、家族の関係に変化があった

育児をすることは、生きることの根本を考えさせられる出来事だと思います。資本主義、デジタル化の波の中、経済活動中心の世界で生きる私たちは100パーセント人間主義、自然主義になることはできませんし、必要もありません。その塩梅や考え方も人によってさまざまですね。

しかし、やっぱり生きる喜びを感じられるポイントを探っていくと、「自然」にたどり着くと私は思います。

赤ちゃんは、生まれてきて、「生きるってこういうことじゃない?」と私たち親に語りかけてくれていると思います。さまざまな情報の中で、いかに自分のお気に入りのやり方、しっくりくる楽な方法を見つけられるか、人によって違うと思いますが、私も少しずつ少しずつ学びながら生活にとりいれてきました。

わたしが、「いいな」と思うあったかい自然に近い育児の方法や生き方を、活動の中で少しずつ紹介していきたいなと思います。


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新米が美味しい季節になりましたね🌾
旬の食材を囲んで家族みんなが笑顔になれる食卓を✨
食事づくりに頑張るママ(パパ)達の肩の荷が少しでも軽くなるように✨
そんな思いで、ぬくぬくママSUN’Sは食育の活動にも力を入れています💪

・子どもがごはん(お米)を食べてくれない
・せっかく作ったのに食べ残す、遊び食べする
・和食って難しい...めんどう...

毎日の食事づくりにモヤモヤしていることは、ありませんか❔

ちょっとしたコツや、選び方でモヤモヤ解消のヒントが見つかるかも🍀

◆キホンのごはんの会~実践編~◆
土鍋ごはんと旬の野菜を使った出汁のきいたお味噌汁を作りながら、誰でもできる基本のごはんについて学びましょう!野菜の切り方、出汁の取り方、分つき米のことなど素材のよさを生かしながら、大事な栄養まで全ていただくポイントをお伝えします!!作って、食べて、交流も楽しみましょう。

日時:11月4日(木)10時~12時30分
場所:池西農村環境改善センター(高松市香南町池内522-1)
対象:乳幼児子育て中の母親、妊婦さん、その他どなたでもOK
参加費:1500円
持ち物:エプロン、おはし、こども用フォークなど(必要な方)、 体温計、ハンドタオル
赤ちゃんは、おんぶひも等あると便利です。
講師:丸橋 由佳(ぬくぬくママSUN'S)

※材料の準備等がありますので、前日正午以降のキャンセルは、キャンセル料をいただくようになります。 ご了承ください。

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