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こんにちは。ぬくぬくママSUN'Sのかなちゃんこと中村香菜子です。
先週は、私の離婚の話をnoteやインスタライブでいろいろさせていただきました。いろいろと励ましのお言葉もいただき本当に感謝いたします。

ぬくぬくママSUN'Sは結成13年目です。
結成したのは2011年ごろです。東日本大震災が起こった年、私は、身近なママたちで集まって様々なイベントづくりをしていました。

子育て支援センターに行って、専門家の支援員さんに話を聞いてもらうという受け身の立場よりも、自分たちで企画し、自分たちが誰かの力になれた時のほうがずっと気分が上がりました。

1人目の子どもを孤独育児していた時は、子どものちょっとした課題をずっと考えこみ、悩みぬいて1日が終わっていきましたが、活動を始めることで、自分自身のことを考える時間が増え、自然と子どもの悩みが解けていくようでした。

今思えば、同じような境遇のママが多かったのかなと感じます。
どちらかと言えば、パートナーが仕事で留守がちで、母親が子育ての多くの時間や責任を負って頑張っている人が多かったと思います。
そして、母親本人も、子どもと共に時間を過ごすことを望んでいる人がたくさんいました。

時がたち、視野が広がっていくと
当たり前ですが、様々な環境で、いろいろな価値観を持って子育てしている人がいることに気付きます。
夫婦共働きで、対等な関係で子育てしている人もいますし、母親のほうが子育てや家事を多く担っていたとしても、夫に対して何も引け目に思っていない人もいます。
「子どもを持ちたい」という希望が、私にとっては。「子どもを育てたい」という希望でしたが、必ずしも全員の人が、子どもを持ちたい気持ち=子どもと一緒に過ごしたいというわけではないことも知りました。

私はずっと、自分の給料が少ないことがコンプレックスでした。
家事や子どものケアといった「無償労働」を誰からも評価してもらえない。そんな自分が本当に役立たずの、無能な人間だと思っていました。
今もまだまだ、錆のようにこびりついたその気持ちはぬぐえません。

「かなちゃんが自己肯定するためには、どうにかして収入をあげるしかないよ」
と、多くの人に言われました。
でも、本当にそうでしょうか?

どんなビジネスマンも、お金を稼いでいる人も、身の回りの世話を誰かにしてもらっているはずです。お金を出して食事をすることも、誰かのお世話になるということだと思います。

家事や子育ての無償労働している人が、(私自身w)なぜこんなにも自分を責めて、自分を認められずに生きなければならないのか。
それは日本社会が、外向きの経済活動のほうに大きな価値を見出しているからだと思います。

そもそも、子どもと共に生きるために子どもを産むのか
子どもを持つために子どもを産むのかであれば、
日本は、子どもを持つために出産する場合が多いのかもしれません。

ぬくぬくママSUN’Sが、目指したいのは、
家事やケアの無償労働をしている人たちが、報われる世の中です。
堂々と胸を張って生きてもいいという環境をつくることです。

一昔前の昭和風の一部の男性の中で、こんな発言をしている人がいます。
「専業主婦なんて、1日3食昼寝付きで、こどもとあそんでいるだけだろ。子育てなんて、誰だってできる。俺だっていますぐにやれる」

私もよく似たことを言われたことがありますし、ママ友でもこのようなことを言われたと言っていた人はけっこういます。

令和の夫婦では、こんなやりとりは、もうないのでしょうか。

一生懸命家族のために働いている女性たちにとって、
本当に辛い言葉だと思います。

私は、経済活動を主軸に生きている人も、
無償のケアの仕事を担っている人も、
一緒になって、
人の手のぬくもりのある場所で、
政治や経済、文学や芸術のこと、生き方や哲学を
皆で語り合っていきたいです。

私が、目指すのは女性が男性と同じように、仕事をし、
男性が女性と同じように子育てをする
男女平等の世の中ではありません。

私が目指すのは、男女に限らず、互いの違いを認め合い、それぞれの役割をリスペクトし合える、共生社会なのです。
子どもの笑い声や泣き声が聞こえる場所でこそ
大人が幸せになれる世界が作れると思います。

夢は大きく。
夢のために、稼ぐ非営利組織。
お金は大切だけど、愛の前にお金があるわけじゃない。
愛があるから、お金を生み出していけるのです。

子育ても、自己実現も、あきらめない。
みんなでみんなを愛し合う。

愛のために生きる団体をこれからも作りたいのです。





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