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『レディ加賀』転んでも、踏み出す!

『レディ加賀』観に行ってきました!
 加賀温泉の女将候補と有志たちが、市のPRイベントの一環でタップダンスに挑むというストーリー。

 てっきり『ウォーターボーイズ』や『フラガール』のような実話をベースにした話と思っていましたが、架空の設定だそうです。ただし、北陸新幹線開通や映画公開を受けて、去年から「本当に加賀市をタップダンスの街にするぞ!」との動きがあるようですね。

 ちなみにレディー・ガガは出演してません(笑)。


 最初に、私の個人的な総合評価を発表いたします。
 ドゥルルルル……ゥ、ダン!(笑)

じゃじゃ~ん!

 大満足! 星5つです!!
 欽ちゃんの仮装大賞なら20点! いぇい!


 あ、でも、敢えて言うならば、人間関係に関する設定が、多少大味なので、そこを重視する方には物足りないかなとは感じました。良く言うなら「伝わりやすく」、悪く言えば「定番あるある」。一つだけイチャモンを付けるのならば、ココですね。

 ただ、本映画のストーリ展開の場合、あまり人間関係を複雑繊細にしてしまうと、肝心のタップダンスへの注意が逸れてしまうようにも思いました。

 本映画は、小芝風花さん演じる、プロのタップダンサーへの夢を道半ばで諦めた旅館の娘が主人公。帰郷も久々なので、どうしても説明が長くなってしまう。人により好みの塩梅は様々でしょうが、私はこれくらいでいいかなと思っています。塩はあっさり控えめ~の梅干し♪(笑)


 ちなみに人間模様については、主人公含む女将候補陣の、それぞれの葛藤や、お互いの触れ合いの積み重ねが、素敵だなと思いました。リアルでもきっと、旅館の女将になると言っても事情は様々なんだろうと。

 脚本に当たる旅館への取材調査とか、熱心にして作ったのかなって気がします。違ったらすみません。でも、本当にこんな女将候補、いそうな気がしました。


 あと、檀れいさん演じる主人公の母(女将)が、すんごいカッコ良くて好きです。ザ・女将~!!


 しかし一番の推しポイントは、なんと言ってもタップダンス。元からなんとなく好きなダンスではあったのですが、なんなら自分も習ってみたくなりました……あまり予算がないのが痛恨(笑)。

 もしも記事を読んだ方で「これから観るよー」って方は「水」を使ったタップダンス、楽しみにしてください。どう使うのかはネタバレなので言えませんが、とにかく私はそのパフォーマンスに痺れました。


 正直に申し上げると、この映画を観たのは、違う映画のついでに観たくなったのと、タップダンス×小芝風花さん主演なのと、映画の収益が能登半島地震の支援金にされるからっていう理由で成り立っています。

 純粋に観るぞーという気持ちで選んだのではない。
 もちろん、面白かったら良いとの目論見はあり。

 今は、純粋に映画を、誰でも観て欲しいという気持ちでおります。タップダンスが好き・誰か演者が好き、そんな理由で十分。


 かっこいい映画です。
 主人公たちは、物語のあちこちで、理想と現実の違いに悩んでいます。特に序盤は、主人公はギリギリかな(笑)。いろんな挫折がある。誰もがモヤモヤ・イライラ・ムズムズした思いを抱えているのです。

 そんな頭の霧を晴らしてくれるのがタップ音であると、私は信じたい。

 少なくとも、この映画の中では。
 個人的にですが、「七転び八起き」したい人にはぜひ観て欲しい、そんな映画でした!



トップ画像はイラストACより、ポポさんというクリエイター様からお借りしたフレーム画像に文字を入れて使用いたしました。また使う気がする(笑)。

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