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畑の水やりは力業に限る?(2)水はけと井戸ほり

ぬくみねっと トモです!

前回は畑にソーラーで水を貯めて給水するシステムを作ったものの心折れたまでの話でした。

梅雨前の話ですが、
傷心の私含むぬくみねっと団員3名は、懇親旅行ということで鹿児島の池田湖の南 綺麗な湧水を求めて多くの鹿児島県人が集うという「唐船峡」に行きました。

鹿児島なのになぜか涼しい

目的は有名なそうめん流しです。廻ってます!場合によっては中央にもう一段水槽を足して逆側にも廻ります!

水を得たそうめん

水の恩恵を受け、そして水を予想もしないほど軽快に操っているところに感銘を受けて帰福しました。他には煙を吐く山や尖った山を見たような気がするなあ。

さて現実に戻ってきました。

水たまりよ さようなら

早生タマネギの収穫!

砂漠のようだった畑にはさらに畝を立てまして、ジャガイモも結構植えました。ジャガイモとタマネギを収穫した場所の一部には水に弱いサツマイモを植えます。ということで排水確保は必須なのでした。

辛抱ならぬ!

一番雨がたまりやすいテント倉庫近くの排水溝を深くして、排水用のコルゲート管を埋めまして

プラ舟よさようなら

プラ舟を外した場所に雨水ますを設置
(ここが一番低いので雨水ますの上面からも水を入れられる)
そして塩ビ管で道路の側溝側に導きました。


導いて


埋める

簡単な仕組みなのですが、これが排水能力抜群で、大量に長期間雨水がたまることがほぼなくなりました!

もう一つの断念

排水はとてもよくなったのですが、水が無くなった際の散水をどうしようという問題は残っています。母親がペットボトルに水を詰めて畑に持っていくのをみて、これはあかんなあ、あかんなあ、と思いました。
事前に、「水が使えないから、水を沢山まかないといけない植物は植えないでね」と念押しはしていたのですが、やはり開いているところには何か植えたいし、いつもの作物は毎年植えたいようです。

家を建てる時に地質調査が入ったんですよ。その際に検査用のボーリングを行うのですが、その器具が、特に重しなしでもすーっと地面に吸い込まれていくのを横で見ていたのを思い出します。そして軟弱地盤の評価となりました。
昔棚田でもあったのか、近くの山からの水脈が通っているのかわかりませんが、基礎を打つ前に杭で地盤強化しないといけないことになって、住宅ローンにプラス100万強が追加されることになったのです(泣)。

この地盤やわらかいなあ

その自宅から100mくらいのところなので、掘るだけ掘れば水は出るのは確かです。
ただしっかりとした井戸も掘れませんし、そのお金もありません。

ということで、
「手動で掘れる程度の穴を掘って、そこに水が溜まったら水中ポンプで汲みだす」ことを考えました。この程度であればまあ退去する場合も復旧できる範囲ではと思いますし。

去年山で井戸を掘ろうとして断念した、塩ビ製の井戸掘りキットを持ってきまして、

穴掘りショベルは役に立つ これで10m掘れたらなあ
このヘッドだけネット購入できます。

穴掘りショベルで出来る限り掘り進めた後、ネット購入した穴掘り用のヘッドにホームセンターの塩ビ管を接続して、穴に水を入れた後このヘッドを差し込んで上下し、水で柔らかくなった土をヘッドに受けて地上で排出する、そういう方法で掘り進めました。

そして3mほど掘り進めました。しかし掘れども掘れども真砂土っぽい土が出てくるばかりです。さらさらで掘りやすいものの、水のありかを示す砂利や粘土が出てこない。
塩ビ管を延長してさらに掘り進めれば水も出たでしょうが、さすがに作業も大がかりになってくるので、この簡易井戸も結果的に断念することにしました。

この畑は山裾にあり、特にここから傾斜がきつくなってくるので、他の土地を崩した分をこの土地に盛っているのでしょう。そうなると自宅の土地よりかなりの深さをほらないといけないわけです。
全長5~10mを掘って、補強の塩ビ管を埋めたら、のちのちここを退去する際にそれを撤去出来る自信が全くありません。

井戸掘りについては自宅でそのうち挑戦しようと思います。三度目の正直なるか?

水、水をくれ

ということで水の確保がさらに遠のきました。
有効な手段がない中梅雨が明けていきました。

自分で育てている分はカボチャの水まき程度なので水も少なくてよいですが、
母のゴーヤ・キュウリ その他の給水需要は高く、待ったなし状態でした。


(続く)

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