見出し画像

小さなちいさな田んぼを楽しむ(12)いきなり陸稲は無理だって!

ぬくみねっと トモです!
前回は米を炊いて食べました。やはり自分で作ったものは美味しいですね。
今回は、稲作に関して昔を少しふりかえります。



2016/5/29 いきなり陸稲(おかぼ)は無謀

湿り気のある畑地

稲作は仲間うちではこれ以前にもやっていたのだと思いますが、イナゴだったか病気だったか水だったかでうまくいってなかったのだと思われます。
それまでは稲作は私の担当外だったので写真もありません。

ともあれ水稲は水を引く作業も大変だろうということで、
特に研究もなしに、陸上に稲を植えてみました。
陸稲(おかぼ)というやつですね。
湿度をキープ出来ればサイズはともかく稲は陸でも育ちます。
とはいえ炊飯用というよりはもち米用に適しているらしく、茨城県・栃木県の畑で実際に専用品種が栽培されているようです。


ボケボケ

で、写真の中央にピンボケした苗があります。知り合いの農家さんから譲り受けたのでしょう。
耕しもしていない、雑草もきちんととれていない畑で果たして稲は採れるのでしょうか。


6/26 草取りをがんばる

先は長い

稲も雑草も判別つかさそうな所で一生懸命草取りしていますね。絶望的な写真です。

7/7 なんとか継続していた模様

事前知識がないとただの荒地

一見ただの荒地のようですが稲が規則的に植わっているようにも見えますね。稲はなんとか生きておりました。
あまり育ってもいなさそう。
そして土地は乾いてますね。


2016/8/9 稲は伸びたが雑草も伸びた

比較的綺麗な只の野っ原のように見える

稲の背丈が結構伸びましたね。雑草も負けずに伸びているようです。

8/21 出穂

こっそり出穂

こんな稲ですが稲穂が少し出てきました。水を張っていないのにすごい!

10/16 稲穂は実ったが田んぼは荒い

やはり雑草多め

おお、収穫出来る良い色になった。でも雑草も多くてなにか田んぼの美しさに欠けますね。

はざがけの遠景

そしてせっかく収穫してはざがけしたというのに、残っている写真は遠くから、帰りがけに思い出して撮影したこの1枚。もう暗くなりつつあります。

量は面積に対して少な目だったでしょう。

10/23 乾燥してきた

遠景

だから、何で遠景なんだよ。。
1週間経ち乾燥が進んだように見えます。

11/20 かなり遅い脱穀・風選別・精米

いろいろと懐かしい

10/16に干してから11/20に脱穀・風選別とはずいぶんと遅いです。
2週間で良いのですが知識もなく、なんとなく1か月置いてしまったのでしょう。
脱穀機で脱穀をやったと思いますが藁はぼろぼろだったと思います。
写真はおそらく初代の唐箕です。
資料館行きにふさわしい古い農業道具でした。
そのうち使いすぎで傷んで捨ててしまったような。

循環式精米機

これが小型の精米機です。籾から精米までしてくれる便利な装置です。
その後私も試してみたのですが、使い方が直観的にわからなかったです。


量は4kgくらいか

綺麗に精米できました。

11/27 土鍋で炊いていただく

土鍋とこんろ

収穫祭的な集まりで米もいただくことになりました。
この時は土鍋を用意したようです。
土鍋も簡単で美味しく炊けて良いですね。


これは自宅の鍋とこんろ

見たことのある鍋とコンロで、そのあたりで買った野菜で鍋を作っていました。野菜が好きな人ばかりだったので豆腐野菜鍋に仕上がったのかも。



そして白米。やわらかめに見えますが美味しそうですね。
実際美味しく頂けたと思います。


振り返って

以前陸稲に挑戦したことだけは記憶に残っていました。
しかし食べるまでにこぎつけたということは全く覚えておらず、
こうやって振り返ってみてまがりなりにも写真が残っていることに驚いております。

白米を食べながら驚くAI謎イラスト

結果的に、一般的な苗でも陸稲での栽培は出来ました。
とはいえ、水稲に勝るとも劣らない作業量(主に雑草刈り)だったと思います。
そして田んぼが水田ほど美しく仕上がらず、作業していて全くロマンがありませんでした。
綺麗に畑を管理して雑草をうまく抑制できるような状態になっていれば陸稲も思ったより安定して作れそうです。何なら水の届かない別の畑地で今後陸稲も栽培しても良いのではと思います。

でも、美しく仕上がりやすい水田、水を張って虫などの生物が住み着く水田には他に替えられないロマンがあります。
やはりそちらをメインにしていきたいところです。

今回はここまで。
次回はこの陸稲と並行して作っていたとても小さな田んぼについて。

(続く)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?