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さつまなる芋をちくぜんにてうゆる(7)さつまいもの出来が悪かったり敵がいたり

ぬくみねっと トモです!
さて前回は、山の畑のさつまいもがイノシシによりほぼ全滅した話でした。

出来が良くなかった、とか害虫に係る細かい話はいろいろあるのですが、
少しだけその辺りを話して、あとは今の栽培や楽しみ方について書いていこうかなと思います。

つるぼけ

つるぼけは、畑が栄養過多な状態で栽培を初めてしまった場合に、葉や茎だけよく育つものの肝心の収穫対象がしっかり育たないという現象ですね。
自分では、さつまいも、じゃがいも、枝豆
で経験があります。
枝豆は栄養過多なのか、栄養不足なのか、水やりなのか、何かが足りず豆を生らしきれない、豆が太らないことが多く、自信を無くして植えることをやめてしまいました。

さつまいもの場合は。。個人的にはあんまり発生はしないかな。
今はじゃがいも、さつまいも、オクラ、玉ねぎで畑で回しているので、このラインナップでは特別に肥料的なものを沢山施すことはないですし(そもそも化成肥料不使用)、前の作物や雑草で栄養成分が抜けたところにさつまいもを植えている感じです。

とはいえ全体的にゴボウの根っこ状態で、そこから絶対成長しないよね、という株ばかりというのを1~2度は経験しています。
そういう時はがっかりして写真も撮らないのですが、一回くらい記念に撮っておけばよかったですね。

量も少なく細いものが比較的多いシーズン ただひどい時はこんなものではない


収穫タイミングのミス

随分遅くまでさつまいもを収穫せずにおいていた場合には、巨大化しつつ、まるでカボチャのようにふくらみと筋とが交互に出来た強面のじゃがいもになります。
味はともかく、扱いづらくてあまり良くないですね。
忙しくて1か月くらい収穫が遅れたのか、あまり育ちが悪いので出来るかぎり粘ったのかのどちらかでこうなったりします。

形がわるいですね
大きくなり、ひびが入っている


別の年、11月に入っての収穫 割れもあるし形もずんぐりむっくり



害虫類

ウリ科(スイカ・カボチャ・キュウリ・ゴーヤ)を植えているとウリハムシがあっという間に寄ってくるし、オクラには2種類の芋虫(緑・黄色・黒の柄があるのと緑一色のもの)が付いているし、ジャガイモはネキリムシ類、稲にはイナゴと、各作物にはわかりやすい害虫がいて毎度それとの闘いになりますよね。c

サツマイモの場合は、畑を丸裸にするほどの害虫は今まで沸いたことがないのですが、エビガラスズメの幼虫のように大きくて立派な角を持つ芋虫がごろりと出てくることがあってびっくりします。見つけたらつまんで遠くにポイっとしますが、放っておいてもそれほど害はないのではないでしょうか。

あとはバッタ類が止まっていることがあって、葉っぱに小さな穴が点々と開けられてしまいますが、これは無視しています。

コガネムシもサツマイモ付近で見なくはないですが、危機感を感じるほどではなかったと思います。ジャガイモには彼らの食痕がたまに見られますね。ジャガイモを植えた場所のほうが彼らとしては卵を産み付けやすいのでしょう。
(もちろん、どの作物に見られても見つけ次第やっつけておくべき虫ではあります)


害獣

昔の畑にはモグラがいて、いたる所にトンネルが作られていました。プラ舟をどかしたりするとモグラのよりどころのような状態でした。

モグラの巣をネズミが二次利用していたかな?

モグラは虫やミミズを食べるため、彼らが直接サツマイモを傷めつけた、ということは経験していないのですが、栽培初~中期に根のあるあたりを掘られると被害はあるかもしれません。
実際に知り合いの畑はそれでサツマイモに影響があったようです。
自分の畑に住まれているよりは、どこか他所に行ってもらったほうがよさそうではあります。

たまに家庭菜園で見かけるモグラ忌避風車、効果あるのでしょうかね。



明らかに、イノシシはサツマイモを直接食べますね。
芋を完全に食べられた時、同時に葉やツルもなくなっていました。

地上に葉っぱのみ茂って芋の収穫時期も遠い時期は特に彼らの食欲をそそってはないようで電柵がなくても侵入することはなかったです。

イノシシ許すまじ

ただ、サツマイモでも菊芋でもそうですが、試し掘りをして芋の臭いが周囲に多少でも漏れた時は興味をそそっている傾向がみられます。
本来は収穫するときは全部を一気にやってしまうのが良いのでしょう。


ということで、サツマイモの豊作を邪魔する諸々について振り返ってみました。対策はある程度できる内容ばかりなので、最近は収穫量が安定してきて嬉しいですね。

次回は最近のさつまいも栽培について書いてみようかな。

(続く)





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