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この嘘がばれないうちにの感想
「コーヒーが冷めないうちに」の続編である。
今作も心温まる話が4遍。
人は誰しも心の奥に一つや二つ後悔を抱えているのではないだろうか。
人は一度くらい死にたいと思ったことがあるのではないだろうか。
自分が死ねばすべて終わる。
そんな風に感じていた幸雄だが、それは死んだ母を悲しませるということに気づいた。
自分が妻を殺したと感じ、警察官という仕事に自分を縛りつけた清。
自分が母を殺したと感じ、
52ヘルツのクジラたちの感想
助けて
愛して
一人にしないで
届かない声を誰かに届くように祈る。
その声が届いたとき、受け取れなかったとき、受け取れたとき、人の心はどう動くのか。
人を助けることの難しさや助けられなかったときの後悔や人と人との繋がりを感じる作品だった。
人はいろんな過去を抱えていて、それを打ち明けられないときもあって、ただひたすら助けを待ってるときもあって、助けすら求められないときもある。
その届かない声