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自由に生きること。その上で必要なコミュニケーションの取り方


最近読んだ本からためになりそうな情報を抜粋しました。
参考になれば幸いです。



・集団の組織において内部の人間が考える代表者と外部から見た代表者は異なる。その集団のもっとも極端なものの見方をする人間が外部からみた代表者となる
(オウム心理教なら人殺しの教団といった感じ)


・人間関係は2本の線で考える。1本はその人との関係がいかにプラスなものか。2本目はいかにマイナスなものか。この両方の性質を持った相手を「フレネミー」な関係という。応援してくれたり、ときには邪魔してくる存在のことだ。態度が一貫しない人間との付き合いは、感情的なエネルギーを消耗し、うまく対処するための方策がより多く必要となる。


・最高の味方になってくれるのは、はじめは反対していたけれど次第に味方になってくれた人達だ。心理学者エリオットアロンソン曰く「人は尊敬の度合いより、尊敬を得ることや失うことに敏感」らしい。敵が味方になる過程では、敵自身がこちらを肯定的に見てくれるように努力しなくてはいけなくなる。それは自動的に、相手への認知が変わらないようポジティブイメージを維持しようと努力することに繋がる。
元アンチこそ「どうやったら肯定的に見れるのか」をよく理解してるから他者を上手く説得できる。その容量で、当時アメリカで婦人参政権運動を起こしたストーンは、あらゆる敵を説得し味方にしていった。


・スタンフォード大学で創造性の研究を行なってるジャスティンバーグ曰く
「発想の出発点は画家で言うところの一筆目。出発点でその先の結果が制限される。」とのこと。独創的な作品や独創的な人間になりたいのなら、奇抜な物から出発し、それに親しみやすさを加えたものがもっとも確実なアイデアになる。他社の価値観を変えるのは難しい。だから相手を変えようとするんではなく、こちらと相手が持ってる価値観の共通項を見つけて結びつける方がずっと楽だ。バリバリ独創的な自分の個性の鋭利な部分を押し付けるんではなくて、仲間に引きこみたい相手に対してはアイデアを聴衆ウケするように構成し直す必要がある。



・家庭において何番目に生まれたのかで独創的な人物になる確立が変わってくる。弟(妹)であればあるほどリスクを冒す。兄は一人っ子として育てられ、弟が生まれると自分立場を守るために大人の真似事をする(周りからもそれを望まれる)。ただ、本当に大人な訳ではないから弟からの反発を生み、その流れが人生の選択に影響を及ぼしてると推測できる。あと生まれの子ほど反抗する気質がある。
科学者においても、あと生まれの方が反逆的な考えに柔軟であることがわかっている。


・常に現状に異議を唱えるような人は、「結果の論理」ではなく「妥当性の論理」を使う。つまり「私のような人間は、こういう状況でどうするべきか。どういう人間になりたいか。どういう人間であるべきか」と、自分のアイデンティティと向き合う。よって、理屈抜きの感覚で行動することが多くなる。

結果の論理で人生の選択をする→リスクを負うべきでない理由が見つかる
妥当性の論理で人生の選択をする→自由になれる

独創的な人(特に甘やかされた末っ子はその傾向が高い)がリスクテイカーなのは、その育てられ方によって周囲が自主性を尊重してくれたり守ってくれた結果。独創的な人たちは、そうでない人たちが「親が定めるルール」に従うよう躾けられるところを、「自分の行動が周りに及ぼす影響」を考えるようにしつけられる。


◎今回の呟き
「個性的な人間になりたいなら奇抜なところから出発しろ。」
確かになぁ〜と思いました。頭に浮かんできたのは江頭2:50さんとか、お盆で股間を隠す芸をしてる人だったり、最近だとYOUTUBEで知ったアーティストの藤井風さんですね。
昔から周りが真似しない(できない)ようなところから出発してるから表舞台に立った時にライバルがいない。むしろライバルいたらモノマネだと思われるだけで、まさに「オリジナルには勝てない」となりそう。
結果の論理と妥当性の論理も凄く感心しました。
うちは三人男兄弟で私は次男なので中途半端に育ったんですが(笑)、弟はいろんなことにアグレッシブで、兄は…本書のとおり小さい頃から大人のふりしてました。そして本書のとおり、その偉そうな態度に私は不満を抱いていました。
さすがにその頃の恨みを今も持ってるかと言われたらそんなことありませんし、本書を読んだことであの頃のマウントとってくる態度があったからこそ、安定した自衛官を辞めてやってみたいことに色々挑戦してこれたのかなぁと反対に感謝の気持ちをもててる自分がいます。
妥当性の論理で進んでいけば独創的な人間になれることはわかりました。
ただ気をつけるべきは「じゃあ妥当性の論理でこれから人生歩んでいこう!」と思ってもまだ成人してない子供の場合、周りの大人からそれ(自由)を許されなかったり、末っ子は末っ子で末っ子特有の「甘え方」を体得してるからこそ上手く行ってるケースもあるかもなので、もし取り入れるならその辺も勉強した方が良いかもしれませんね。
ぜひ、生まれ順においての独創性の差については、兄弟がおられる方は自分の兄弟がどんな生き方をしているか照らし合わせてみると面白いと思います。

(※ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代/アダム・グラント著 参照)

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