パートナーとの上手な関係の作り方19

「夫婦、カップルの為のアサーション」野末武義著 参照
※前回の続き

◾️パートナーの話をどう聴くか

非主張的な相手に対して聴く意思がある事を伝える。
『今日は貴方の話を聞くから。整理して話せなくても良い。思いつくままに話していいよ』など。
聞いてくれる、すぐに否定されない、怖くないなどの安心感やある程度の時間を与える必要がある。

攻撃的な傾向が強い人の場合、表面上は強気に見えるが本音に『考えや欲求を聴いてほしい』『分かって欲しい』『受け入れて欲しい』『寂しい』という感情が隠れていることがある。
こう言った相手には黙って聴くのではなく短くて良いので相槌が必要。
『なるほど』『そうか』『そういう気持ちだったんだね』など。
ただ、ここでいう『攻撃的な人への対処法』というのは手を上げない人の場合であって暴力を振るう人には当てはまらない。

非主張的な人は話の合間に余計な口出しをしないことから『聞き上手』と言われる人もいるかもしれないが、中には『私はこう思う』というフィードバックを貰うことでコミュニケーションを深める人もいる。
その為、聴くだけでなく相手へ自己開示ができる必要がある。

攻撃的な人は相手の話を黙って聴けない傾向がある。
言葉を遮って話してしまいがちなのであれば、深呼吸して3秒でも5秒でも待つ事が大事。
また、自分の考えや欲求ばかりに目が行きがちでパートナーの心の世界に関心が低い可能性もある。
『何を言ってやろうか』ではなくて、『この人はどんな気持ちなんだろう』『何を考えているんだろう』『何を伝えたいんだろう』と考えながら対峙する。

どうしても何か言いたい時は『あなたは〇〇だと思ってるんだね。なるほど。僕は…』といった具合に、一旦相手の言葉を受け取って話すようにする。


本日はここまで。

◎今日の呟き
喧嘩の最中は興奮状態にありますので、一旦話を受け取って自分の意見を返すというのはよほど冷静でないと中々難しいと思います。
勝手な思いつきですが、話し合う際のルール表を作って、言い争いが起こったらそのルール表をシートにしたものを用意して、ルール厳守で建設的な話し合いができるんじゃないかなと思いました。
(もしくは第3者が用意するなど)







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