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子供を育てることと親の教養

※マインドセット「やればできる」の研究(キャロル・S・ドゥエック著書)より

子供が失敗した時には建設的な意見を言おう。
『きちんとやり遂げることもできないのか?頭が悪いのか?無責任なやつだな!』ではなく、
『分からないところがあるんじゃないか?』
『せっかくの勉強のチャンスだよ』
『つまらないければ、面白くやる方法はないかな?』などの言葉をかけよう。
失敗した時に、自分で自分を『またやっちゃった。僕はダメなやつだ』と
発言し、自分を低く値踏みしてるのならそれは否定してあげよう。
調査によると一般的な幼児は3回に1回は何かしら悪い事をしているという。それを品定めの場にしてしまうか、大事な事を学ばせるチャンスにするか。
優劣や善意の判断を下すのは辞めて、教え導いていこう。今、正に学んでいる最中なのだから。
我が子に罰を与える親の多くは、それをしつけだと思っている。親の決めた規則や価値観に背いた子は悪い子だから罰を与えようということである。自分の力で考え抜いて分別ある決定を下す方法を教えているわけではない。あと、含めてコミュニケーションの経路は開かれているということも教えていないことになる。
しなやかマインドセットの親はただ単に甘やかしているわけではない。高い基準を設け、そこに到達するにはどうすれば良いか教えようとする


ここでいう高い基準とは何を意味しているのだろうか。
国や地域が違えば良しとされる習慣も変わってくる。
経済的な問題や、親がそのまた親に縛り付けられてるケースもある(自分で考えず生みの親の言いなりに子育てをするタイプ)
そうなれば、今この時代に必要な子供の指導方法など学ぶ機会もなくなる。
高い基準がゆがんでいればゆがんだ方向に子供は育つ。
親の教養が子供に伝染するのはこういったところの影響もあるのかもしれない。
昭和の考えで子育てしてしまってたらしなやかマインドセットは育たない。
あと、理想論では本書の通り諭すのが正解だろうが、改めて考えてみると今の日本に私も含めて平均年収以下の人間がどれだけいることか。
そういった人達が子供を育てる上でかかってくるストレスは相当なものだと思う。
子供の為にも、できるかぎり環境の整った学校や塾に通わせるにもお金が必要だしそうなると共働きが基本になるだろう。
それに本を読んだだけで考え方が変わるなら皆変わっている。
だから大事なのは、5分でもいいから1日を振り返り硬直マインドセットな考え方を持ってた自分はいなかったか振り返るのが良いかもしれない。
私はそうしようと思う。

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