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勝負脳を作る為に⑧

※勝負脳の作り方(2002年/林 成之 著書)より
※前回の続き


■心技体を科学する

勝負脳を鍛えていてもこの3つが成り立っていなければ意味がない。




□心について

日本人は明治の頃、開国されるまでは肉を食べていなかった。
そもそも草食動物に近い食事内容だったことから食べる物が性格に反映していると予測できる。海外諸国では昔から肉食が主だった。
草食動物のそれをイメージすればわかりやすい。草食動物は狩られる側だ。遺伝子レベルで肉食獣を前にすると「負ける」という意識を持ってしまう。
ただ、草食動物は群れると強い為、協調性を生かせる競技では勝つことはできる。
(当時2002年頃)日本人が団体競技に強いのはその為。反対に外国では個人競技は強いのに団体競技が弱い国があるのはお察しの通り。肉食動物の生態系に準じる

医学的に見ても脳や脊髄は腸と密接な関係があることが分かっている。
理由は不明だが、胎児は母体の体内で少しずつ育っていく過程で、脳と脊髄が腸を守るように育っていく。
腸の免疫力は脳の働きによって変化することも分かっている。



□技について

運動神経は空間認知知能と連動する。
鍛える為には第一章の脳外科医の例を参考にする。
スリを生業にしていた患者のドーパミン神経群を傷つけると細やかな手先の動きができず、スリをする事ができなくなった。
この結果から、反対に言えばこれらのドーパミン神経群(海馬回、扁桃核、尾状核、側坐核、視床下部、前頭連合野など)を発達させればより正確で細かく素早い動きができるようになると考えられる。

ドーパミン神経群を鍛える方法は以下の7つ

・性格を明るく保つ
・日常の行動では何事にも手を抜かず全力投球する。
・興味を持ってそれを好きになる。
・何に対しても勉強し、楽しむ気持ちを持つ。
・感動と悔しさは生きているからこその宝物と考え大切にする。
・集中力を高める。
・決断と実行を早くする。

モジュレーター神経群を鍛える方法として、前回noteに乗せた内容と酷似してるがそのとおり。結局は心の機能を高める事が大事ということ。



□体について

良い姿勢が勝利を呼ぶ。目をつむり、10回ほどその場ジャンプし、元の位置からずれるなら姿勢が悪い証拠。この普段姿勢でどのスポーツに取り組んだとしてもなかなか上達しない。姿勢に関しては、足を主に使う競技なのかそれとも腕を主に使う競技なのかによって重点は変わってくる。

足を使う競技の場合は左右肩甲骨の中央に位置する胸椎とそれに付着している筋肉が真っ直ぐに伸び、どのような状態からも真上に飛び上がれる姿勢が良い姿勢。この時尾骨の正しい位置が意識できたらより素晴らしい姿勢になる。実際に胸椎を前や後ろに動かしてみるといかに安定した動きになるのかがわかる。

腕を主体に使うスポーツの場合は、肛門近くの尾骨を意識して、どんな姿勢でも真上に飛び上がれるバランス姿勢を保つこと。さらに顎の向きと視線を正しい位置に保つこと。
良い姿勢になると力学的に無駄の少ない動きが可能になり、長時間のスポーツにも疲れにくくなる。


今日はここまで


◎今日の呟き
食べる物(肉食寄りなのか、菜食寄りなのか)で心持ちが変わることは実際に私が身をもって体験しているため納得できる。ただ、肉食はメリットばかりではなく、船瀬俊介さんの著書「できる男は超少食」に描かれてた情報によると攻撃性が加えられるとある。(デメリットと書いたが、スポーツにおいてはメリットかもしれない…)攻撃性が高まると普段からちょっとしたことでイライラしやすくなったり相手の事を考えず手をあげてしまうことにもつながる。

私の場合は手はでなかったが頭にきたとき我慢できず、相手を罵倒することがあった。当時はその自覚がなく、周りから指摘されても「罵倒されて当然だ」と、聞く耳を持てなかったが、今は菜食主義になり、肉を一切食さなくなって過去の自分も受け入れることができるようになった。あとは、以前より心が穏やかになり、ちょっとしたことでもイラつかなくなった。ストレスも感じにくくなってメリットだけではなく色んな欲が薄まったイメージだ。

あと消化の面で言えば肉は消化時間がかかる為、便秘を引き起こしやすく菜食であれば、そんな心配の必要はない。本人が何を1番に望むのかによって食べる物を選択するのが良いと思うが、頭を働かせるうえでは加工肉や、赤身肉の摂取はマイナスになる為、デスクワークなど頭を使い適格な判断が常に必要な仕事や目標としてる地位があるなら菜食中心とし、かつ動物性たんぱく質を摂るなら魚を推奨する。

ドーパミンを鍛える7つに関しては「ヤバイ集中力」という本を参考に集中力を高めるとともに、その本に頭に良い食事内容も記載ある為、参考にするのが良い。私が難しいと思うのは「常に明るくふるまうこと」と、「何に対しても勉強し楽しむ」ということ。あと何事にも全力となると、1日だけで相当に疲れるし傍から見たら間違いなく暑苦しい人になりそうで私は遠慮したい。特に完璧は目指さず取り入れられそうなところから取り入れるのが良さそうだ。

姿勢に関しては、普段仕事がデスクワーク(スポーツではない)だが常に背筋を伸ばすことで思考のめぐりが良くなったのを明らかに体感できた頃から継続して続けている。是非これをご覧になられてる方も初めは苦しいと思うが少しずつ正しい姿勢をとれる時間を伸ばしていく形で取り組まれることをお勧めする。疲れにくくなる為、気力・体力共にちょっとしたパワーアップ感を得ることができる。





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